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2021年05月26日

第30回東京モーターショーで配布されたマツダのカタログ

第30回東京モーターショーで配布されたマツダのカタログ カタログの整理をしていた時に、今から28年前の1993年に開催された第30回東京モーターショーのカタログが何冊か見つかりました。

1993年と言えば、世はバブル景気の終盤に差し掛かった頃だったでしょうか。

その直前のバブル期となる1987年から1991年頃にかけては、NSXやR32GT-R、Z33フェアレディZ、セルシオなどの高額車が飛ぶように売れた時代。今振り返ると、とんでもない凄い時代でしたね。

今回取り上げるのはその中からマツダブースで配布されたカタログ。(冒頭は表紙)表紙を飾るのは後ほどご紹介するHR-X2というコンセプトカー。

解説はほとんど省略でご紹介(^_^;)

このページに登場するHR-X2というコンセプトカーは水素自動車なんですね。今やトヨタが市販化していますが、マツダは30年も前から先を見据えて取り組んでいたのですね。


世界初ミラーサイクルエンジン搭載のユーノス800。ユーノスチャネルのフラッグシップモデル。「キーワードは、十年基準」というキャッチフレーズがそれほど遠い将来を感じないのが気になるなぁ。


ランティス、好きだったなぁ。ハッチバックのデザインが何とも言えずカッコ良かったなぁ。


ラクジュアリーセダンとして紹介されているのが、センティアとアンフィ二MS-8。うろ覚えですが、センティアと兄弟車ってMS-9でしたっけ。何せ販売チャネルが増えてそれぞれに兄弟車をラインナップに揃えたので、当時も今もわけがわかりません(苦笑


ミディアムセダンとして紹介されている、クロノス、アンフィニMS-6、ユーノス500、オートザム クレフ。これらはまさに兄弟車でしたね。あと、フォードテルスターもでしたっけ。ランティスは加わらないのでしょうかね。

販売チャネルごとに兄弟車をラインナップに揃えて、特にこのクラスはそれぞれ特徴と個性があって面白かったです。と同時に、マツダ大丈夫なのか?と心配に思ったのも事実。


コンパクトビークルとして紹介されているのは、マツダを代表するファミリア。オートザムのレビューとキャロル。レビューのキャンバストップは頭上フロントからリアまで開放となるタイプ。キャロルのキャラクターは可愛いですね♪


スポーツ&スペシャリティとして、アンフィニRX-7、ユーノスコスモ、ロードスター、MX-6。ロードスターはM/C版の1.8L搭載版。排気量が大きくなっても人馬一体の精神は宿っていますよね! 名車です。


こちらのページはライトスポーツ。ユーノスプレッソとオートザムAZ-3は兄弟の関係にありましたね。V6の1.8Lを搭載したモデルもありました。AZ-1はガルウィングドアを採用した、凝ったKカー。バブル期だからこそ市販化できたモデルでしたね。

こちらは最後のページ。

当時のマツダが取り扱っていた輸入車が取り上げられています。ユーノスはシトロエンで、オートザムはランチアとアウトビアンキ。

同じページにさまざまな名門ブランドが載るなんて、今となっては絶対にあり得ないことですね。マツダがシトロエンを取扱うとは大丈夫なんだろうかと当時は思ったものです。もちろん、ランチアも然り。

最後に、当時の各販売チャネルのラインナップを拡大。

これを眺めていると、当時のマツダはトヨタや日産に右に倣えで同じ方向を向いたので、むやみやたらに販売チャネルを増やして兄弟モデルも増やしてしまったのでしょうね。すべてはバブル期がそのようにさせたのかもしれません。

バブルの崩壊と共に、この販売戦略は失敗に終わり、軌道修正を迫られたのは周知の事実。この反省から現代の”Be a driver”の販売戦略が生かされているのかもしれませんね。
ブログ一覧 | 日本車カタログ | 日記
Posted at 2021/05/26 21:43:44

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この記事へのコメント

2021年5月27日 0:55
こんにちは!
コスモの20B、プレッソのV6など当時はなかなか強力かつユニークなクルマがいっぱいありましたねぇ!
当時どちらも代車で何度かお借りしましたが個性豊かなクルマ達を思い出せました。
コメントへの返答
2021年5月27日 20:16
こんにちは。
ロータリーエンジン、最小V6エンジンなど、商業的な成否は別として、当時のマツダは拘りを持っていましたし、個性が豊かで面白かったですね。

代車でお乗りになられたのは貴重な経験だったでしょうね。私は一度も触れたことがないモデルばかりなので興味があります(^_^;)
2021年5月27日 9:19
おはようございます。私もこのパンフレットを所有しています。マツダの多チャンネル路線に破綻の兆しが見え始めたタイミングを反映したかのような内容で、貴重な歴史考証物として捨てるに捨てられません(笑

日本フォード車がマツダ車と基本は同一なことを表立っては言えなかったから、オートラマチャンネルがここには一切含まれていないことも、本来ならばすべてのチャンネルを一同に示すことが重要なブランド戦略の観点で見ても、当時の苦しい対応ぶりがうかがえますよね。

そして、やはり最後に出てくるシトロエンとランチァの違和感っぷりといったらない(^_^)確か、これより2年前の東モのパンフレットだと、もっと自信満々にこれらブランドについても語っていたはずが、すっかり無言となってしまい、すでに腰が引け始めていることが伝わってきます(^^;
コメントへの返答
2021年5月27日 20:34
こんにちは。やはりお持ちでしたか! 
おっしゃるように、バブル期終盤の頃のカタログですので、内容として見る限りでは多チャネル化に対する自信が窺い知れます。しかし、実情は経営が苦しかったのだろうと容易に推察されますね。その意味でも史料的な価値があるカタログと言えるでしょうか。

本来ならばマツダ5チャネル体制でしたが、このカタログにオートラマが載っていないのは、表立って言えなかった理由があったのですね。たしかに、フォードのカタログに日本フォードのモデルが載っていましたね。

シトロエンとランチアは当時のマツダがチャレンジ精神があって取り扱ったのだと信じたいですが、ファンとしてはマツダが取り扱うこと自体に違和感を覚えましたね。特にランチアはシトロエン以上に感じたものです。バブル期が崩壊したことで取り扱いは解消されましたが、結果としてそれで良かったのかもしれませんね。
2021年5月27日 23:17
お久しぶりです!
今考えるとありえないことが当時は起きていましたね

かなり前にブログに乗っけたか乗っけてないか忘れましたが、マツダディーラーにシトロエンの看板が残ってて、思わず写真を取りに行きました
しばらくして撤去されました。

個人的にはユーノス系のオーラ、好きでした 薄いボデーにたれケツが国産離れしてて。。。センティアなんかはリバイバルしたらいいのにと思います
コメントへの返答
2021年5月28日 22:26
こんにちは。ご無沙汰しております。
企業規模からしてもマツダが当時取り組んだことはかなり挑戦的だったことは周知の事実ですよね。この取り組みは永くは続かず、結局は成功に終わることなく、販売チャネルやモデルの統廃合が一気に進みました。無謀と言っても良いほどだったと思います。

ユーノス店が閉鎖となって以降はマツダ店やアンフィニ店に吸収されたようですね。その名残として看板が残されているわけですね。

私もユーノス店はイメージや取り扱うモデル含めて好きでしたね。

センティアはルーチェの後継モデルとしてデビューしていますが、今やフラッグシップは6(アテンザ)です。ラージクラスのモデルはぜひラインナップに揃えて欲しいですよね。復活期待したいところです。
2021年5月31日 20:34
懐かしく、貴重な資料ありがとうございます!
今のマツダ車のデザインや内外・走りの質感はとても好印象です。しかしレクサスばりの黒マツダ店舗、センスは良いのですが、ディラーの接客や対人スキルのソフト面が追いついていない気がします(全てではないですよ!)
ブランディングは一朝一夕にできるものではないですが、過去の黒歴史を繰り返さないことを祈るばかりです。
コメントへの返答
2021年5月31日 22:27
こんにちは。
当時のマツダはロータリーエンジンや最小V6エンジンなど、メカニズムに拘りを持って取り組んでいたように思います。と言うかマニアックに拘り過ぎていたかもしれませんね(^_^;)

現代のマツダは最新のCIに基づいてショールームは統一感を打ち出し、それに合わせてソウルレッドクリスタルメタリックを全モデルにラインナップしていますね。それに飽き足らず、マシーングレープレミアムメタリックもラインナップに加えたりしています。販売戦略を少しずつ変えているのも期待感を持たせてくれて良いですよね。

おっしゃるように、バブル期の多チャネル化の失敗から現代の販売戦略に生かされているものと思われるので、繰り返さないことを祈りたいですよね。

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「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
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