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2025年03月06日

【306の日特別企画】プジョー306ブレークの存在意義を考える

【306の日特別企画】プジョー306ブレークの存在意義を考える 今年もついにこの日がやってきました、306の日!

最早「306ファンの306ファンによる306ファンのための特別な日」と言っても言い過ぎではないでしょう(苦笑

309の後継モデルとして1993年に発売開始。日本には翌1993年に発売となりました。

3/5ドアハッチバックを基本とし、セダン、カブリオレ、そしてブレークと幅広いラインナップ。用途に応じて選ぶ意義はありましたね。

1996年にはマイナーチェンジが行われ、後期型(N5)へ移行。主に安全性の向上という名目でフロント周りが変更されました。

306の最大のアドバンテージは何と言っても5ナンバーサイズの取り回しのしやすさでしょう。現代プジョーはBセグメントの208ですら3ナンバーサイズとなったことを考慮すると、やはり306のサイズ感は美点です。

発売から30数年が経つというのに、美しいデザインは今もってしても普遍的と言えるでしょうね。

ところで、3月6日はほぼ毎年のようにプジョー306をブログに取り上げてきました。調べてみたら、2012年の第1回から昨年2024年まで計11回も取り上げていました。(2回だけサボってました、、、)

今回は第12回となります。まぁ飽きもせず続けていることに我ながら感心しています(苦笑

何をテーマに取り上げようかと考えて、過去ブログを眺めていたらブレークを完全スルーしていたことに気づきました。306ブレークに関するあまり情報もない中で、今回は306ブレークにフィーチャーしてみることに(^。^)

さて、今回取り上げる306ブレーク。あまり目立った存在ではないためなのか(失礼!)、詳しいことは正直知り得ていません。

  《画像は拝借しました。》
調べてみたら、発売開始となったのは306がマイナーチェンジした後期型発売のタイミングに合わせてのようです。これは初めて知りました。前期型の世代ですでに存在していたのかと思っていました。

そこで、どういったいきさつで306ブレークが後発ながら世に送り出されたのかということが気になります。しかし、もう30年ほど前のことですし、残念ながら調べがつきませんでした。

ここからは推察に過ぎませんが考えられることを記してみたいと思います。

同じグループPSA(当時)にはシトロエンZXが同じCセグメントでラインナップにありました。ZXにもブレークは存在し、こちらは1994年発売開始。

  《画像は拝借しました。》
つまり、306ブレークよりも遡ること3年前ということです。

ZXにブレークがあるなら、306にも当然用意すべきだろう・・・と当時のプジョー社上層部は口を出したか否かはまったく不明ですが、少なからず影響は及ぼしたに違いありません。

1990年代半ば当時は現代とは違ってSUVなんてまだまだ存在しなかった時代。長期休暇のために大活躍するステーションワゴンはラインナップに揃えておくべきマストアイテムだったことでしょう。

当時のヨーロッパBセグメントライバルたち。
▪️オペルアストラワゴン

  《画像は拝借しました。》

▪️VWゴルフMk3 バリアント

  《画像は拝借しました。》

当時のプジョー上層部としてもZXに限らず、ドイツ勢にも同じCセグメントにステーションワゴンには必ずと言って良いほどラインナップにあるわけですし、306に追加設定させるのは必然だったのかもしれません。

実は1999年に開催されたジュネーブショウの場でプジョーは306のコンセプトカーを発表していました。

  《画像は拝借しました。》
306HDi Break de Chasse

見てのとおりシューティングブレークのスタイルの2ドア(サイド)ボディ。1985年発売のホンダアコードエアロデッキを彷彿とさせるデザインなのは気のせいかも(汗

306ブレークとは別立てで、プジョーは遊びゴコロを盛り込みながら、このコンセプトカーを作り上げたのかもしれませんね。実際に市販化されていたら面白いことになっていたかもしれませんが、却って306ブレークの存在が危ういことになっていたかも^^

さて、同グループZXブレークはラゲッジスペースに荷物をたくさん積むことができそうな、言ってみればスクエアなデザインを取り入れています。

ZXカタログには荷室容量が488Lと誇らしげに記載があります。引き換え、306ブレークの場合はカタログには残念ながら荷室容量の記載が一切見当たりません。

そんなところにも306ブレークはデザインを優先させたことが窺い知れます。とは言っても、十分すぎるほどの荷室容量を誇りますが。(ちなみに調べてみたら442Lとのこと。)

306ブレークはハッチバックやカブリオレといったモデルに比べると控えめな存在だったように思いますが、ライバルたちがひしめき合うステーションワゴンモデルたちの中にあってプジョーらしい個性があり、また存在意義があったと言えるでしょうね^^
ブログ一覧 | プジョー | 日記
Posted at 2025/03/06 00:03:51

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この記事へのコメント

2025年3月8日 12:06
このサイズのステーションワゴンボディーは、今まさに欲しい車です。そして現代車とは違い、プレーンな印象がなおのこと乗りたい気持ちを助長させます。

望めないものを望んでいることは承知なのですが、自分が受ける感覚として現代の車はかなりきついものを発しているので、付き合っていくのが辛いです。とはいえ、古い車を維持して乗っていく気力もないのが辛いところです。
コメントへの返答
2025年3月8日 17:28
かつてCセグメントのステーションワゴンは隆盛を誇っていました。大きすぎず小さすぎず、適度に取り回しのしやすさは美点ですね。それが今やSUVが主力を完全に奪ってしまい、ステーションワゴンの存在意義が薄れつつあるように感じます。

この世代のステーションワゴンはプレーンかつシンプルなところがメリットがあり、気負うことなく乗れるところも良さと思います。
個人的にはSUVはどうも好みではなくていつもステーションワゴンに目が向きます。(SUVを所有しながら説得力がありませんが、、、)この世代のステーションワゴンはなお一層好みです。30年前後はすでに経過してしていますし、維持にはそれなりの気力、労力、そして何より懐にゆとりがなければ難しいですよね。

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何シテル?   03/09 10:57
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