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土曜の深夜に義父の訃報を聞きました。年末から入院していたので、みなそれぞれに覚悟はしていましたが、明日の親族代表の挨拶を考えていると様々な思い出が蘇り、棒読みでもしないと涙が止まりません。

歳を重ねれば自ずと訪れることではありますが、そうならばもっとこうしておけば良かったと後悔することが少なからずあるわけで。

写真は最愛の孫娘のウェディングドレス姿。授かり婚で式を挙げていなかったので、義父の入院が長引き慌てて前撮りをしたわけですが、正にその日の夜に写真を見ることなく旅立ってしまいました。なので、この写真は献花の代わりです。

双子の曽孫に会うと生きる力をもらうようだ、と言って貰えたのが救いですね。

合掌

いつものアンティークショップで、以前から気になっていたフランスの鍋敷きを購入。花柄の陶板が素朴でいいし、写真では見えないけど脚に滑車が付いているのも面白い。

ついでに買ったキャニスターは、この黄土色の陶製とポップな文字フォントが気に入りました。このフォントは、60年代のレコードジャケットやポスターでよく見かけたような。トムとジェリーにも出てきたかな？

このトムとジェリーからは、当時のアメリカのライフスタイルを知らぬ間に学んでいた気がします。クリスマスツリーの飾り付けとか、食卓の風景とか、お手伝いさんのファッションとか。美意識みたいなものは意外に幼少期に見たもので方向づけられているのかもしれませんね。

老舗の広東料理屋、亜細亜で初めての再食はワンタンメン。

そろそろ初ネタが切れてきたせいもあるものの、それ以上に寒の戻りで無性に食べたくなったのでした。

はぁ〜、しみじみ美味いなぁ。


それはそうと、風邪が治りきれない内に、どうやら息子に移してしまったみたい。免許合宿直前というのに、すまぬ。

節分が過ぎ一陽来復を感じる間もないまま、例年の期末の忙しさに突入。

と思ったら、週半ばに喉風邪でダウン。38度以上の熱は久しぶりでしたがインフルエンザではなく、ひたすら寝てうどんか雑炊という生活を丸3日。新陳代謝が悪くなっているせいか、若い時ほどにはガッと汗かいて熱を出しきる力がないので時間がかかりますね。

今日は南風で部屋の空気を入れ替え、気分も一新。カミさんが作ってくれたうどんも美味しく感じられました。

昔読んだ「風邪の効用」という本には、未だに原因がわからない風邪には体調を整える自浄作用がある、と書いてあった気がします。七草粥みたいな食べ物も、一陽来復に合わせて体内の毒を出す為にあったんでしょうね。

さ、自転車に乗って散髪に行こうっと。

漫画が原作で橋本愛が主役という、岩手の農村を舞台にした映画。夏秋と冬春の2編をWOWOWでやっていたので、何気なく見始めたらすごく引き込まれました。

自分が食べる分は自分で育てるという農生活は、都会育ちにとっては想像以上に、自然の恵みを活かす知識と工夫と手間が求められる。
けれども、その営みがあるからこそ野菜が調理される姿が美しい。その営みを通じて、自然と共にある人間本来の姿を取り戻す。
NHK「猫のしっぽカエルの手」で紹介される、京都のベニシアさんのような生活。

目先の便利ばかりを追求してきた私（の世代）には手遅れでも、子供や孫（の世代）にはそういう素敵な道を遺し、むしろ再興する支援ができたらいいなと思うのでした。里山資本主義というのはそういうことなのかな。

四季を通して半ば移住するような撮影で演じてきた橋本愛の演技は、あまちゃんで見せた魅力とは角度が異なりますが、田舎と都会の間で自分を成長させてゆく部分で共通するところもあり、そのリアリティが増したように見える分だけ役者としても成長していたと感じられました。