大好きな小石川植物園が中心となり、街のショップやギャラリー、クリエイターや学生などを巻き込んだ「祭」をするというので(企画は地元の建築事務所KASA)、自転車で出かけました。
行く途中にたまたま通りかかったギャラリーが祭に参加しているらしく、草木から糸をつくる作家の作品を展示販売していました。
ならば、まずはその作家の実演を見に行きましょう。【gallery KEIAN+みちくさあん】
実演を見ながら話を伺うと、気の遠くなるような工程を根気強くされている営みに感心しきり。その辺に生えていそうな草木から糸や縄を作れることに驚き、作家がコツコツと作成している、くさ縄標本を購入。
秋の陽射しに輝く紅い実はなんだろ?
次に気になったのは本屋と調香師とのコラボ?
【東京建築 + plateau books + かほりとともに、】
特に気に入った香りは、日本固有の香木・黒文字と柑橘類のキッシム。本との取り合せの意味するところはよくわからなかったけれども、いずれも小石川植物園で採取できるのだとか。
香水は高くて買えなかったけど(というか香水を買ったことがないから?)、植物観察家の本を買ってみました。
近くにはカリンの実がたくさん成っていました。
喉が渇いたけど、美味そうな珈琲やレモネードは行列が出来ていたので、隣の松葉茶のテイスティングにチャレンジ。【鬼丸食堂+鎌倉珈琲】
赤松、黒松に中国のなんとかいう山の松の3種を順にテイスティング。淹れ方はハーブティーと同じだそう。ちゃんとそれぞれに味わいがあって、見慣れた松葉ももっと触って利用して欲しいそうな。
植物と人間や街とのつながりを感じて欲しいという、この祭のメッセージはたしかに受け取れましたよ。
他に子どもたちが参加できそうなゲームなどもあり、10月21日~23日だけの祭は大盛況。
ふだんから来ている人も、初めて来た近所の親子連れも、文学作品に登場する小石川植物園を確かめに来た人も、遠方から企画者や展示者に会いに来た人も、それぞれに楽しめたんじゃないかな?
こんな植物祭ならば、春、秋と年に2回くらいあっても良さそうですね。
Posted at 2022/10/25 21:59:19 | |
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山野草 | 日記