自転車にはクルマと同じく警音器を装着することが義務づけられていますが、無闇に鳴らしてはいけないのもクルマと同じ。
自転車に乗り始めた頃はコレがうまく理解出来ませんでしたが、なるほどなと思ったのがVIVAの気づきベル。
サドルにぶら下げると自転車の振動で鳴るので、前を行く歩行者などに自転車が近づいていることにそれとなく気づかせる、という考え方が奥ゆかしい。
けれど、鳴って欲しい時にうまく鳴らずに、お尻を左右に振って鳴らしたりして。(^^)
振動で鳴らすならば、打ち子で叩くベルよりも鈴の方が鳴りやすいのかも。
ただ、いずれも義務づけられている警音器にはなりません。普通のベルも幾つか試しましたが、気づきベルも含めてその音色がどうにも気に入らない。というか、音色によってオラオラ感が出て五月蝿く感じてしまうと思ったわけです。
※私が実際にベルを鳴らすのは、見通しの悪い交差点で一旦停止を無視して突っ込んでくる自転車への警告の為のみです。(もちろん車道通行)
クルマのホーン(私らの世代はクラクションと呼ぶ(^^))も欧州車の音色に慣れていると、国産車のホーンは鳴ればいいだろ的なものが多かった気がします。
※カングーの音色はあまりにチープだったのでklaxonのホーンに替えました。
で、自転車のベルで最初にオッと思ったのは、デンマークSOGRENIのベル。真鍮、鋼鉄、亜鉛、銅の4種の音色から選べるというので、最も深い音色という銅を選びました。
これは抹茶号に付けてますが、バネで弾く打ち子も操作しやすく、仏具のおりんのような余韻がきれいです。
ポケロケにはSPURCYCLEの真鍮削り出しのベル。削り出しだと材質の内重心に偏りが最も出ないので音響が良くなる理屈だとか。
グースネックに取り付けているので操作はしにくいですが、どうしても必要な時だけ澄んだ音色を響かせるのが粋だなと。(^^)
一方、こちらはカングーのバンパーに装着している鹿笛。人間の耳には聞こえませんが、時速40キロ以上で鹿や猪などの耳には聞こえる音を発するらしいです。
まぁ鹿にはオラオラ感が感じられているかもしれませんが、轢きたくないので許してね。(^^)
最近は少しずつ山歩きを始めたので、熊よけのベルがあった方がいいかしら?と思い、自転車やクルマと同じく音色の良さそうなものを探してみました。
富山のブラスワンのカノン(神音)。
ブラスワンは一つ一つ音色の周波数や音量をテストして検査証を出している熊鈴の専門メーカー(!)。
因みにカノンは、音量93db、音程4000kHzで品質管理されています。カノンは一般用のモデルですが、山林事業者用やコレクター用などもあるようです。
ベル本体はハンドベルと同じ砂型鋳造という方法で手づくり、振り子はソリッドクラッパーという削り出し、ベルトは栃木レザーの本ナメシ革を使用。
もう一生物というか、世代を越えて使えそうですね。たかがベル、されどベル。
おまけ)
こちらは鹿の角で作られた笛。
鹿角はお守りにもなるらしいので、エマージェンシー用としてキーホルダーに付けてます。(^^)
Posted at 2023/08/28 21:13:01 | |
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