ペルセウス座流星群は自分では撮らず終いでしたが、久しぶりに三脚のことを考えているうちに、これからの写真生活を共に出来る三脚と雲台を買い直したくなって来ました。(^^)
というのも、20年前に買ったマンフロットは重たい、雲台操作がピタッと決まらない、脚を伸ばすのが面倒(ネジ式)、という欠点ゆえに次第に使わなくなったから。
三脚・雲台はもちろん道具ではあるけれど、むしろその道具を愛着をもって使いたくなるような、使うこと自体が手に気持ちいい、写欲を損なわない三脚・雲台はないものか?
(ここから思考実験)
三脚というものは本来重たい方がブレない理屈なので、まずは軽くて剛性が高いカーボン製のトラベル三脚から選んだらどうだろう? と考え、条件を書き出してみます。
■三脚(サイズは雲台込み)
・素材:カーボン(軽くて硬い)
・収納長:50cm以下(バッグに入る)
・伸長:145cm以上(エレベーター無しでファインダーが覗きやすい)
・重量:1.5kg未満(持ち歩いて負担に感じない)
■雲台
・自由雲台:正確な水平出しよりも直感的操作性を重視
・クイックシュー:アルカスイス互換(カメラのハンドグリップに対応)
・フリクションコントロール:ヌメッと動いてピタッと固定できるもの
まず三脚については、カーボン製のトラベル三脚が最近増えてきているようで、着目したのはコンパクト性へのアプローチが異なる3つのブランド/モデル。
①脚を反転させ雲台が隠れて短くなる、
マンフロットelement(ツイストロック)
②脚や雲台の形状を「収納」に最適化した、
PeakDesign(レバーロック)
③センターポールを着脱式にした、
Leofotoレンジャー(ナットロック)
で、これらが先の条件に叶うかどうか、スペック比較表を作って色分けしてみます。優は黄色、劣は青色。
ここでの気づきは、多くのトラベル三脚は①のタイプだが、③センターポールを使わない三脚、が自分の好みということ。
センターポールがあるから収納周囲径が大きくなり、エレベーターを伸ばすからブレ易くなる。ならば、センターポール無しで必要な伸長があればいいじゃんという引き算。ローアングルにも好都合。
価格の違いは、おそらくカーボンの素材や加工の違いで、新興のPDはあまりにお高く、Leofotoは中国メーカーながら真面目に東レの10層カーボンを使っているもよう。マンフロットは中国生産ゆえのバーゲンで、今年イタリア生産に切り替えた新モデルに移行。
メーカーが主張する耐荷重能力は鵜呑みにできないにしても、同じパイプ径のカーボンならば造りの違いがブレに影響しそうなことは想像がつきます。
思考実験の結論としては、ただ用を足すだけなら①マンフロットelement一択ですが、いつも使いたくなる三脚を選ぶならば、パイプ径と段数が異なる豊富なラインナップを持ち、分解清掃もしやすいというLeofotoの中から選ぶのがコスパが良くて現実的。デザインもシンプルだからプアマンズ・ジッツォ? →いまココ
中でも、マンフロットelementと同スペックのLS225c、ちょっと重たくちょっと大きいが十分な伸長があるLS285c、その中間的存在であるLS255c、の3つが候補(ピンク)です。いずれも5段になってしまうのは止む無し。さて、写欲や機動性を損わない為に、軽さを取るか伸長を取るか?
因みにLeofotoの機種名は、数字の最初2つがパイプ最大径、最後が段数、とわかりやすいネーミングですね。
ただ、Leofotoの雲台は条件を満たしていない可能性があるから、雲台は別のメーカーから選ぶかも。これがまた脚以上に深そう。(^^)
つづく
Posted at 2020/08/31 21:42:27 | |
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