年の瀬の間伸びした時間に、近所の東洋文庫に行ったら、モリソン文庫がそのまま展示されていました。ロンドンタイムズ記者が北京駐在中に集めた東洋に関する書籍、2万4千冊は圧巻。
大きな本屋に行く機会もほとんどなくなりましたが、たくさんの本を見ると「こんなにも知らないことがある、こんなにも人に伝えたいと思っている人がいる」と感じて叫びたくなるのは自分だけ?
老眼のせいもあってか、最近は本をめっきり読まなくなっていますが、年末年始の休みに読もうと思っている本を重ねてみたら、写真と俳句の本ばかり。
目に映るものごとに反応し、自分なりに咀嚼して表現するという点では、写真も俳句も、そして絵も似てますね。
表現者の創作にかける想いとか、その歴史とかに興味があって、伝記や回顧展、ドキュメンタリー映画が好きですが、今日Netflixで観たのは森山大道さん。
中平卓馬さんとの濃密な時間があってこそと本人が語るのを聞くと、その中でどんなやり取りがあったのか、そんな2人が広い世界の中で交わりを持ったことの運命のようなものを感じます。
昨日NHKドキュメント72hoursの視聴者投票ランキング上位の放送を再放送していましたが、一つの場所に3日間密着することで見えてくる市井の人々の数奇な生活模様も興味深いですね。
テレビ東京の家ついていってイイですか?はこの番組から発想されたのかしら?
こういう番組を見ると、ふだん自分以外の人々に全く興味を持たずに生きている自分が歯痒くなります。
今日はいつもの年越し蕎麦を買いに大塚に行きましたが、昨日も大塚でラーメンを食べたのでした。
千駄ヶ谷のホープ軒はこちらのホープ軒本舗の屋台時代に生まれたらしく、本舗の方が歴史が古いと初めて知りました。
大塚もちょっとずつ新しくなってますが、歴史ある店は残って欲しいですね。
大塚と巣鴨の間にある子安天満宮はいつも通り過ぎるだけでしたが、室町時代のこの地域の開墾者によって勧請された社だとか。
土地の守り神も大切にしたいですね。
蕎麦とのし餅と餡子を買って帰宅したら、部屋の模様替え。
遮光性重視のロールスクリーンを取り外し、猪熊さんのクロスを吊るしたらちょっと明るい気分。
家もろくに片付けぬままの平温の年越しですが、こういう性分ですから。(^^)
Posted at 2021/12/31 18:22:10 | |
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