呑兵衛で知らない人はいないという立石の鳥房。下戸の私には敷居が高いので、いつも横目に見ながら蘭州の餃子を愉しんでおりました。
今日もいつものように、呑べえ横丁を通り抜け鳥房を横目に蘭州に向かうと、寒空の下10名以上の行列待ち!うーむ。
踵を返して街を変えるつもりで駐車場に向かうと、折りよく鳥房から4-5名の客が出てきたので、えいやっと入店。
カミさんと2名、カウンターに通され。
私:えっと、唐揚を…
店A:まず飲み物!
私:じゃあウーロン茶を2つ
店A:ウーロン茶? ( と、ソッポ向かれた、気がした )
怖え。だから飲み屋は嫌なんだよ。
と思ったら、少し品の良いおばさまが庇うように近寄ってくれた。
店B:ご注文は唐揚ね?今日は600円、630円、650円、680円。量が違うだけだから。
私:じゃあ600円を。
店B:2つね。さしポンも美味しいわよ。
私:あ、じゃあ、それも。それとお新香。
店B:一番早く出て来るからね。(^^)
ふー、助かった。とりあえず注文はできた。
お新香に続いて出てきたのは、鳥さしポン酢。鷹の爪が効いていて歯応えも良い。
唐揚を待つ間も、店内は接客のおばさまたちで賑やかだ。
店C:声が大きい。少しは考えなさい。酔っ払いは帰って!
客A:すみません。唐揚を頼んじゃったけど…。
店C:大丈夫キャンセルよ。今度は酔ってない時に来てね。
店D:はい、お待ちの3人入れるわよ。座敷は皆んな食べてるから、まずコートを脱いで上がって。
そんな接客劇場を背中で楽しみながら待つこと30分。ようやく若鶏唐揚( 半身 )が登場。
店B:はい、じゃあお姉さんのを捌くからよく見ててね。
半紙3枚で片方を掴み、ポキポキと骨を外すようにしてなんとか捌きおわると、まず肋骨を熱いうちに食べろという。高熱で揚げているから、薄い骨も食べられるらしい。へー。
塩胡椒の味つけもほとんど感じないあっさりとした味ながら、皮はパリッとしていて、なにより脂っぽく無いのにびっくり。こんな唐揚は初めて。
骨と骨の間の軟骨まで綺麗に平らげ、店Bに上手に食べられたわねと褒められておあいそ。
ふー、美味かった。思い切って入ってみて良かったな、という話。(^^)
Posted at 2018/11/24 23:50:06 | |
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