先週末に2日間で25kmも写真散歩した、その相棒は光学ファインダーを持つX-Pro2と、マニュアルフォーカスレンズのPergear25mmF1.8。
久しぶりに光学ファインダーで被写体を見ると、スマホやPCの液晶ディスプレイに見慣れた眼の好奇心を覚醒させ、解放するという重要な役割を担っていることを再認識しました。
またレンズはAFの方が速くて正確に合焦できるけれど、ピントと被写界深度を考えながら左指を動かす作業を眼の興味に追随させることで、自分で撮っているという感覚やリズムが生まれ、更にPro2の淑やかなシャッター音がその感覚を増幅させてくれることを確認しました。
写真やカメラの趣味もさまざまでしょうが、少なくとも自分の場合、眼の好奇心と指先やシャッター音とを連系させてカメラを操作する時間や所作が好きなんだな、と。マニュアルシフトのクルマと同じですね。
光学ファインダーを持ちレンズ交換可能なPro2を手離すと後悔しそうだから、いま俄然興味が湧いているX100シリーズ(23mmレンズ一体型)は、Pro2と交換ではなく、買い足しできるまではお預けです。(^^)
富士フイルムのXシリーズが誕生して10年、Pro2が誕生して5年。デジタルの世界は変化が激しくて目移りしますが、自分の眼と手にフィットするモノは安易に手離しちゃダメという教訓でした。
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この週末は蒸し暑くて散歩する気分にもなれなかったので、豚骨を注入しようとカングーで水天宮へ。
帰りは梅ヶ枝餅の代わりに柳屋の鯛焼き。
食だけで「エア博多帰省」の気分になって帰宅すると、20年来壁に掛かっている時計が止まっていたので、ムーブメントをチェック。
クオーツのムーブメント自体は動くようなので、中の歯車と針をはめ直したら再稼働。
時計が遅れた時に、横着して針を直接触って調整したりしてたから、歯車の噛み合わせが悪くなっていたのかな?
この古いムーブメント(時計はイタリアのメーカーだけどムーブメントは東欧系?)は全く同じタイプのものは手に入らないみたいで、そうすると針も入れ替えなきゃいけないので、とりあえず延命出来てよかった。
20年以上同じ壁に掛かっているから、この時計が止まると部屋全体の時間が止まったようで調子が狂っちゃいますからね。
Posted at 2021/08/29 19:18:01 | |
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