僕たちが日頃何気なく乗っているクルマというのは、本当に「税金漬け」だと言われているが、それではどのくらい?と言われても正直ピンと来ないのが実情だ。
それでは・・・と色々なサイトを眺めて見たのだが、詳細に出ていたのが
JAMA(日本自動車工業会) のHPだった。
そこでクルマに関わる税金が列記されていたのだが、大きく大別して
1).取得段階
2).保有段階
3).走行段階
の三つに分けられると言うのだ。
1).取得段階と言うのはクルマを買う時に関わる税金
①:消費税(国税)5%
②:自動車取得税(都道府県税)自家用5%営業・軽3%
2).保有段階、クルマを持つだけで掛かる税金
①:自動車重量税(国税)
②:自動車税(都道府県税)
軽自動車税(市町村税)
3).走行段階、主に燃料に関わる税金
①:揮発油税(国税)ガソリンに課税
道路特定財源(国)
②:地方道路税(都道府県税)ガソリンに課税
道路特定財源(地方)
③:軽油取引税(都道府県税)軽油に課税
道路特定財源(地方)
④:石油ガス税(国税)LPガスに課税
道路特定財源(国1/2、地方1/2)
⑤;消費税(国税)燃料価格に課税
一般財源
と、よくもまぁこれだけの税金を我々は払っているもんだと感心する。
しかも、国税に都道府県税にと複雑怪奇に絡み合い、良く見ると、例の「道路特定財源」が殆どを占めている事に驚きを隠せない。
確かに、道路特定財源のお陰で、急ピッチに道路が良くなった事は事実だが、その使い道に疑問を呈する場面も多々ある事は事実。
何より国や都道府県の「租税収入」の中で、クルマに関する税収は、何と!!「固定資産税」より大きいと言うのだから末恐ろしい。
JAMA(日本自動車工業会)の試算では、
1.8L のクルマを買って9年間乗ると
・1年目:約28万円
・9年間総額:約119万円
となり、さらにこの他に「有料道路通行料」、「自動車保険料」、「車検点検費用」と、振り返りたくない!!と思わせる負担を背負っている事に愕然とするのであった。
お金(税収)が足りない・・・もっと消費税を上げようなんて、どっかの宰相が言っているみたいだが、正直言って、自分たちの懐なんて一切手を付けないで、その他大勢の国民から取れるものは取ってしまえ!という考え方には大いに疑問を持たざる得ないのが偽わらざる心境で、だからと言って単純に「減税」「減税」と後先も無く「馬鹿の一つ覚え」みたいに連呼する政党政治家達にも、簡単に同調できないジレンマを感じている人が多いのではないのだろうか。
「軽油」の税金について前日にブログしたが、まぁ本音は集票が見込める運送業界への「リップサーヴィス」だろうが、それでも我々の生命線である「運送業」の負担を減らしたと言う事実は評価されるだろう。
そろそろ、造る道路を取捨選択して、さらに政治家や霞ヶ関、公務員のムダを極限まで廃して、「道路特定財源」などいう取れるモノから取ってしまえ!税金が早く無くならないか?と思うのは僕だけでは無いと思うのだが・・・・
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Posted at
2008/11/30 00:45:10