• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2009年11月04日

提議 モーターショウ終了。僕たちに残したものは?

提議 モーターショウ終了。僕たちに残したものは? 2009年東京モーターショウが終わった。

100万人の入場者を目指すと言っていたが、実際には61万人余り、入場者で言えば正直、成功とはいえない数字だった。

これを単純にツマラナイとか華が無かった、参加メーカーが少なかったというひと言で済ませるのは如何なものだろうか。

この結果は従来の祭り気分で、深い思慮が無かったからではないだろうか?

東京モーターショウは世界三大モーターショウで、招待状を出せば、間違いなくやって来るという安易な考え方は無かったか?モーターショウを開催する事で、何かを発信するではなく、然したるコンセプトもなく、これまでの延長線上でやってきたツケが回ってきただけではないだろうか?

正直、参加メーカーが激減する最中、付け焼刃的であったが、入場者参加型のイヴェントもチラホラと行われ、実はまずまずの参加者が集まっていたのは見逃せない事実ではないだろうか。


「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」の開催意義は大きかった。双方向コミニケーションの試金石だ。

東京と違って、同時期に行われた亜細亜地域でのモーターショウは活気を呈していたが、それらは、これまでのお祭りで良いのだ。
これから、モータリゼーションが発展して、どんどんクルマが売れる市場だから、売れる、売上げが伸びると分っていれば、どこのメーカーだって力を入れて出品、参加するのは当たり前だ。


モーターショウの開催そのものも見送られるのか!?画像は日産ブースでのエンディングの様子

正直、東京、いや日本に、これから販売台数が伸びる要素は少ないのが現実だ。

じゃぁ、東京でモーターショウを開催する意義はなくなったしまったのか?

いや、僕はそうは思わない。

ただ、以前もブログしたが、

真価 今年のモーターショウは、その意味を問われている。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/15465557/

これまでの様な、お祭り騒ぎでは人は集まらないだろう。かつての様にクルマを見るだけで夢が得られた時代は終わったのだ。
これからは、それを見る事によって「何」かを得られなくては入場料を払ってまで人は集まらないと思うのだ。

さらに、今回多くの人を集めた「試乗会」も大きなキーワードだろう。一度に多くのメーカーのクルマに乗れる。つまり体験型だ。

この二つを顧みれば、きっと次回へ繋がる何かを得られると思うのだ。

東京モーターショウに行けば何かを得られるという、確たるコンセプトな無ければ、成熟した日本市場での拡販の実感の無い集まりに世界中から人が集まるとは思えないのだ。


COTY30周年記念は懐かしさと共に、短時間で進化する日本車の凄さを見せ付けた

参加型で大切なのは、一般の人にも分かりやすいシュミレーターの導入や、コンパニオンもただ笑顔を振りまくだけでは済まないだろう。

ショウ同様に派手さが無くなったと言われるコンパニオン。でも説明できるコンパニオンが増えたのも事実。

事実、今年のモーターショウではかなり専門的な解説ができるコンパニオンが結構居て、見るだけでなく受け答えが出来る事で、これまでとは違った楽しさがあった。

次回は白紙、もしくは「中止」という便りも聞かれるが、ここで止めてしまっては、ますます日本のクルマ文化の地盤沈下は避けられないだろう。
他所とは違った、上辺だけのテーマではなく、これから日本だけでなく世界へクルマ文化のありようを発信できるモーターショウへ脱却への、今年は試練の年だったと、ショウの関係者を初め、ジャーナリストや、我々クルマが大好きな連中が、考えなくてはならない良いきっかけとなった考えられないだろうか?

工作機械にも、モーターショウに似た大きなイヴェントがあるが、クルマに比べて一般的でないのに、今年のモーターショウ以上の活気が溢れている。

そこでは、メーカー主体の勉強会やシンポジウム、発表会が毎日無数に開かれ、それだけでも多くの参加者を集めている。
メーカーが最新技術や、市場動向、機械加工にまつわる色々な問題などを投げ掛け参加者が集まってくる。

第25回日本国際工作機械見本市
http://www.jimtof.org/jap/index.aspx

中には有料の講習会、シンポジウムがあるが、それとて結構な人が集まる。

まぁ見本市という性格上、展示された機械の売り買いも、これだけ人が集まる要因だろうが、それだけでない何かが集客力に繋がっているとは思えないだろうか。

ぜひ、モーターショウ関係者やカージャーナリストの皆さんにも、こうした盛況を呈しているショウを見て頂いて何かを感じて頂ければと思うのだが。。。。

ジリ貧となるのか?新しい価値観を見出して、世界に新しいクルマ文化を発信できるか?クルマ好きの我々も単純に「面白くない」「ツマラナイ」というのではなく、じゃあこうしたら・・という双方向的な発想で盛上げに一役買われなければいけないとも思うのだが、皆さんはどう感じただろうか?

ぜひ、考えて、行動できればと僕は思うのだが。。。
ブログ一覧 | クルマ | クルマ
Posted at 2009/11/07 22:48:48

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

My Favorite Place.
ヒロ桜井さん

ランチミーティングに参加してきまし ...
hivaryやすさん

こんばんは、
138タワー観光さん

写真編集用自作PC組み立てました
灰色さび猫さん

早朝、洗車・・・(^_-)-☆!?。
hiko333さん

祝・みんカラ歴5年!
shinD5さん

この記事へのコメント

2009年11月7日 23:36
以前から思っていたのが
モーターショーって初詣みたいな感じだということ
混んでる中、お金払って、お車拝ませてもらって
高くてまずい食事して帰ってくる感じ。
まぁご利益が無ければ行かなくなるわけです。

別に他社との比較が出来るからって理由も
少ないようですから。
各メーカー各地の大型ショールームで
各自行ったほうがユーザーには有益な気がする。
まぁ各メーカーでよくやっている
工場開放祭みたいなのが理想かな。
コメントへの返答
2009年11月8日 0:35
僕の回りでも、たくさん同じハナシ出てましたねぇ。。。
新車見るだけなら、なにも幕張まで行かなくとも、ディーラーでタダで見れるし、試乗もできる・・・てね。
主催者もメーカーも、需要が飽和状態になり、クルマ以外にも趣味を謳歌できる現代にあって、何を伝えたいのか、何を言いたいのかを明確にしなければ意味が無いかって、突きつけられた感じでしょうか。
夢物語のクルマが多かった、これまでとは違って、今、もうすぐ、皆さんに提供できるこんな技術があるんですよ。これからのクルマはこんな風になってゆくのですよ・・という意義が無ければ価値が無いと思うんですね。
あわせて、日頃、コミニケーションが出来ない造り手と買い手が、丁々発止できれば、お互いに刺激になるし、一方通行的な、押し付けがましいクルマが、どんどん出てくる事もなくなると思うのですがねぇ。。。
2009年11月8日 1:07
今回のモーターショウに行って、正直に思った事は「夢が無い」です。
 地球の温暖化やCO2削減等の話の延長線から「では、自動車で環境に優しくするには、EVやHVが有ります」と言う点までは判ったのですが、「じゃ、その次は?EVとかが普及したらどんな未来になるの?」の辺りがサッパリでした。
 「未来像が判らない」ので、今回の主役だった電気自動車なんかも「環境問題で自動車の排ガスが槍玉に上がっているので、自動車業界が生き延びる為に苦肉の策でやりました」のような閉塞感漂うイメージで見えてしまい、余計に面白く感じられなかった所だったかもしれません。

ぜひとも参加した企業には、その製品やコンセプトカーで「夢」を見せていただきたいものです。
コメントへの返答
2009年11月8日 8:08
まったく言われる通りだと思います。
「夢」にもふたとおりあって、将来、確実にこうなって行くんだという期待を持たせるものと、完全にこうなれば良いのに、この様なモノがあったらいいなぁというモノがあると思うのです。
いままでのモーターショウは後者が主体で、今回のモーターショウでは前者の「夢」があってしかるべきでした。
確かに、三菱も日産も、ホンダも展示の中で、生活の中でクルマだけでなく、総合的に電気を作って、有効に使ってゆく・・・というコンセプトを示したいましたが、そんな事は、もう何年も前から電力会社やガス会社が提示している旧知の事実です。
そこから、カーメーカーとして環境も大切だけど、クルマとしての楽しみをどう提案するのか?クルマとしての便利さをどう発揮してゆくのかを見せて欲しかったですね。
そうした、電気自動車の「次ぎ」が何かを早くカーメーカーも模索しなければ、いけないと僕も感じましたねぇ

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

      12
3456789
101112131415 16
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

読取 楽々精算 苺 が読めず!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/16 22:07:23
おもしろ塗装工房 プロ仕様の耐熱塗料 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/08 13:49:11
アニキの春うらら~( ̄▽ ̄) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/04/18 13:27:15

愛車一覧

日産 NV350キャラバン NV White Base (日産 NV350キャラバン)
子供の病気の進行により、C26 チェアキャブ を所有していたが、大型で重量級のクルマ椅子 ...
日産 セレナ LCV E STAR (日産 セレナ)
BX-Car をどこまでも乗りつぶす気でしたが、子供の病気の進行が予想以上に早く、歩行困 ...
BMW 3シリーズ セダン BX-Car (BMW 3シリーズ セダン)
日産から、これぞというクルマが出ないまま時間はどんどん経過し、X-Carも我が家に来て4 ...
BMW 3シリーズ セダン X-Car (BMW 3シリーズ セダン)
免許を取って以来・・・いえいえ生まれてこの方の「大」の日産ファンでしたが、昨今の日産車の ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation