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2011年01月16日

典雅 ベントレー ミュルザンヌを見るに付け。

典雅 ベントレー ミュルザンヌを見るに付け。 80年代のベントリーと言えば、見た目も傘下となってしまったロールス・ロイスの亜流の様な雰囲気だった。
それが近年、まぁ、例のBMWとVWの争奪戦によって、最終的にVWへと靡いた後は、実に個性的なルックスで世の中をアッと言わせ続けてきた。

僕も、その個性的なスタイルは大好きで、新しいモデルが出るたびに溜息交じりで、プレスリリースや本国のジャーナリストのリポートを食い入るように読むのが常であった。
正直、どんなに頑張っても買えはしないし、触る事も無いだろうが、見る分には「タダ」と街で実車を見かけると、視界から消えるまで眺めていたりもする。

今回も、ようやく日本にベントリーの新しいモデル、「ミュルザンヌ」が入ってきたが、相変らずその個性的さには驚きを禁じえない。

ヘッドランプの造詣からして、尋常ではなく、あの最終型シーマのバルカン・ヘッドランプにも驚いたが、コイツのヘッドランプの造詣は、さらに上を行く個性と優美さを兼ね備えていると言えるだろう。


一度見たら忘れられない・・「ミュルザンヌ」ならでは個性的な造形。

5575ミリメートルの全長は、我が家の車庫を1m近くオーヴァーハングしてしまうし、1926ミリメートルという、ほぼ2mの全幅は、我が家の庭を大きく占拠してしまい、カミさんと子供に猛烈にクレームを付けられてしまうに違いないのだが・・・どだい間違っても我が家にはやって来る訳も無いのだが、二階のベランダから、思わず、その巨体ぶりを想像する姿は、我ながら可笑しいやらで・・・

そんな、新しいベントリーなんだが、室内の装飾だって美しいの一言に尽きる。

特にメーターフェチの僕としては、大昔のベントリーの流儀に習った真上が「0」で、左回りに回るメーターも大いに感心を持ったが、なんたって、センターパネルにはめ込まれた「ガス」、「時計」、「水温計」の小さなメーターたちのクオリティには、敬服を抱かざる得ない。
最近のクルマには、不届きにも、水温計を止めて、無粋なブルーとレッドのインジケーター・ランプで済ませているモノが多いが、かつてケンメリや、三菱のGTOなどなどの「多眼式メーター」

多眼 メーターの数が多い事はエライ事だ!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5267790/

に慣れ親しんだ世代としては、絶対に許されない不躾な行為の他にならない。

ミュルザンヌの、これらのメーターの凄い所は、昔からの美点であるが、メーターの指針のトラベルが長いことだ。


ロールスとは違ってドライヴァーズカーであることが分かる。メーターの作動角が大きいのが特徴。(クリックで拡大)

ガスメーターも水温計も細かく目盛りが切られ、あたかも社外メーターの様に自車の体調を管理できるだろう。

文字のフォントも至極シンプルなもので、艶消しのブラックパネルに、文字も艶消しのホワイトが奢られており、もっとも人間が見やすく誤読の少ない仕様となっているの「ツウ」好みだ。

確かにトヨタが量産車として始めたオプティロン・メーターも、視認性の向上と商品価値を上げるという点では異論は無いが、

到達 レクサスのメーターの謎を解剖!!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5393069/

液晶やLEDを駆使しなくとも、視認性や商品性を上げる事ができる事を、ベントリーは語りかけている様に思うのだが。。。。

さて、ベントリー・ミュルザンヌの、職人芸にも似た物言わぬ迫力のメーターの後は、その対極とも言えるクルマをご紹介したい。そのクルマとは、米国GMの「Chevrolet-Sonic」だ。

今年、北米でリリースされるクルマなんだが、これまでの米国車にあった、間延びした雰囲気とは打って変わって欧州車チックなデザインは、もしかしたら小型車の世界に何かを投げ掛けるかもしれない。
よくよく調べて見ると・・・何と韓国の大宇との共同開発で、排気量は1.4L過給機付きと、1.8LNAの二種類。

まさか北米だけ売るなんていう事なんて、今時考えられないから、まず北米で売り始めて、東南亜細亜辺りで次ぎに・・と思うのだが、さて日本には・・・

確かにエクステリアに関しては、僕の琴線にも触れたが、残念ながら室内は・・・どっかで見たぞという造詣もそうなんだが、メーターがいけない。


どうも、この手の アナログ と デヂタル のコンビネーションメーターのデザインはイマひとつだ。

デヂタルとアナログを組み合わせた造詣なんだが、デザインもまとまり感や逆に狙ったであろう先進性を微塵も感じないのは僕だけだろうか?

改めて、ミュルザンヌのメーターと並べて見比べてみると・・・

メーターひとつで、危険だが、そのクルマの善し悪しさえイメージしてしまう。

ミュルザンヌは、その存在感と、アルナージに代わって間違いなくこれからは、ある意味で王道を行くのだろうが、ソニックはどうなのか?
思惑通り世界戦略車となるのか?実物のメーターを見てみたいと言う誘惑と、その行く末を大いに注目したいと思うのだ。


ブログ一覧 | メーター | クルマ
Posted at 2011/01/16 17:37:51

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この記事へのコメント

2011年1月18日 20:01
内燃機関は水温計と回転計と電圧計は
大切だと思います。
削られている今の車って?って思いますね。
コメントへの返答
2011年1月20日 19:46
そう!僕も確かに純正品は精度を甘くしていますが、それでもクルマの健康状態を見るのは十二分ですよね。
水温計は最低限必要だと思うんですがねぇ・・・

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