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イイね!
2011年09月24日

F1 イタリアGP モンツァ7 / Monza, Italy

F1 イタリアGP モンツァ7 / Monza, Italy  決勝当日、FS(イタリア国鉄)専用ホームから出てすぐの所にサーキットゲートがあります。
 ゲート係員に昨日おじさんから買ってチケットを見せると、、、私だけダメだと言われた。見た目は同じで本物だと思うのだが私だけ駄目。英語が通いないけどどうやら今日入場したければあと50ユーロ払えと言う。このチケットは今日のではなく昨日だけのだと言う。イタリア語が読めないので確認しようがないが、経験から言っても普通は日曜日だけの当日券はあっても土曜日しか見れない券はないはず。指定席ではないチケットだから席の問題はないはず。しかも3人同じチケットで私だけ駄目だと。。。
50ユーロはそれほど高くない(当時1万円弱)し、これ以上粘って同行者に迷惑を掛けるのも申し訳ないと思い納得いかないながら現金で私だけ50ユーロを払って入場。イタリア、手ごわい国です。(^^;;

 レースは佐藤琢磨選手全盛期でしたがちょっと残念な結果に、、。レースが終わるとみんなが出口や柵の低いところをよじ登ってコースに侵入します(笑) ほんの数分前までF1マシンが疾走していたコース。コーナー外側の路面にはタイヤカスがごろごろ落ちています。
 かつて読んだ日本人F1メカニックの津川哲夫さんの本の、「モンツァなどのイタリアではレース後に観客がピットまで乱入してきてパーツを強奪しようとする、メカニックも防戦に必死!」という記述を思い出してピットを覗いていましたが、警備員がちゃんとガードしていて一般人は誰も入っていない。観客も別に暴動を起こすようなこともなく、他の欧州サーキットと同じおとなしいものでした。まあこういうのは本当に行って見てみないと(ネタかどうかは)分からないものですね(笑)

 レースが終わってコースを歩く観客は先ほどまでの息を呑む興奮と緊張から開放されてみんな穏やかで朗らかな表情をしています。本当にみんな楽しそうな幸せそうな顔をして歩いています。
 じつは私はこの瞬間がレースを見てる時間と同じくらい好きだったりします。。 鈴鹿もレース終了後に観客にコースを開放することを考えるべきだと思います。警備やコース整備(清掃)が少し大変になるかもしれませんが、それだけの価値はあります。レース観戦を終了した観客たちが楽しそうにコースを散歩する風景はヨーロッパのF1での欠かすことの出来ない文化になっています。きっとレース好きのお父さんに連れられてきた奥さんや子供さんもサーキットを好きになるでしょう。こういうことを続けるのがモータースポーツへの理解を深め、文化を継承することになると思うのですが、如何でしょう? ホンダさん。(↓下記後日訂正追記参照)



 コースを歩いてレスモコーナーの近くまで行くと、そのままサーキット専用列車停車場に着きます。
 その前に、できれば見ておきたいのもがあります。モンツァのコースレイアウトを見て頂くとお気づきのように、モンツァにはかつてオーバルコースがあったのです。TVのF1中継でいつも映るアスカリの手前ブレーキングポイント、高架下をくぐってくる場所があります。その高架は実は昔のオーバルコースのバンク跡だったのです。私も実際にモンツァのコースを歩くまで気がつきませんでした。オーバルコースとそのバンクは1961の事故により使用禁止になり50年近く経っていますが、その遺構は、ほぼ原形をとどめたまま、サーキットのある公園に残されています。実際に45度以上あるのではないかと思わせる壁のようなバンク。森の中の近くのコースからは直接入れませんので注意してください。





 サポーターの幸せな熱気を載せた専用列車は20分ほどでミラノ中央駅に到着します。到着後にホームに待っていたのは、、、きれいなキャンペンガールの配る程よく冷えたRedBullでした!(笑顔)

*後日訂正追記) 鈴鹿でのF1レース終了後のコース開放はずいぶん以前から行われていたようです。私が知らなかっただけか・・・orz
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Posted at 2020/12/29 21:23:34

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この記事へのコメント

2011年9月24日 14:03
富士にペンペン草が生えているバンクが残っていますが・・・、当時のシャシー性能でよーくこんな所を旋回して行ったと感心させられます。

弱い時代、全く勝てなかった時代でも撤退なんかせず常に出走し続けたFerrari・・・、続けるからこそ分かる事もあり、続けるからこそ強くなれる事もある。

損得勘定も企業としては大切なのでしょうが、時勢を見て直ぐに撤退を決め込む日の丸メーカー・・・、それじゃモータースポーツが何年たってもマイナースポーツのまま埋もれてしまいます。

もともと欧州の文化とはいえ、モータースポーツを楽しむ文化を根付かせるべく、ドンドン関わって行って欲しいです。
コメントへの返答
2011年9月24日 14:17
コメント有難う御座います。

このバンク、実際に見たら驚きますよ。写真では分かりにくいですが45%超えてるんじゃないかと思います。古きよき時代(おっさんの私ですらまだ生まれてなかったけど 笑)の遺跡ですね。

日本メーカーのF1撤退、残念だったです。
勝てなかったのもあるけど、直接の原因はリーマンショックの世界不況、そしてなにより民主党政権による円高だったと思います。
この戦後最高の円高で世界的大企業、輸出メーカーが被った損失は数千億円。F1チームの1つや2つ、十分に運営できる金額です。

この異常円高を直さない限り日本の企業は金のかかるモーターレーシングに出て行くことはないでしょうね。
その頃に日本のメーカーがまだ残っているかどうか。。。
2011年9月25日 0:25
こんばんは。お世話様です。

モンツァのバンク。ありがとうございます。あの頃の時代と今が最大に違うのは、情熱だと思います。
こんな、ご時世に何をいうか・・・!と叱られますが、ユーロが危機でも現にヨーロッパはモータースポーツ文化は姿形を変え、着実に育っています。
いいかげん、ビジネス損得勘定だけでの会社運営はやめて、目を覚ましていただきたいです。

残念ながら、今の「シンガポールグランプリに」昔のデトロイトGPや、ロングビーチGPや、ダラスGP、フェニックスGP、のワクワク感は感じられませんでした。

私は、時代遅れのレースファンでしょうか???
コメントへの返答
2011年9月25日 7:23
おはよう御座います。

そうですね。時代の情熱?があったような気がします。私もリアルでは80年代からしか知りませんが、昔に比べて自動車に対する「夢」が消えている気がしますね。
我々が子供のころ、当時の大人にとって、自家用車とは子供の頃に憧れだったものが、ようやく自分たちにも手が届いた、というような自動車に対しての熱気、憧れがあった気がします。

我々の年代もその時代に熱気を受け継ぎながら育ち、自動車好きになりました。
今の子供たちにとって、自動車は、お母さんが使う生まれた時からある便利な道具、洗濯機や冷蔵庫、みたいなものになってしまったからでしょうか。

欧州にとって、自動車は文化です。大半の地域では毎日乗らないと生活できないし、まさに愛馬みたいなものです。
日本は交通事情が悪すぎるのと、行政の考え方が基本的に、自動車は金持ちの持ち物、なるべく増やさずに規制を掛けるべきもの、ですからこうなってしまったのでしょう。
自動車産業立国、国の基幹産業なのに。

シンガポール、セパン、仕事で何度も行く機会があったのに結局見に行きませんでした。
バーニーが整備した徹底したF1の商業主義。欧州の生TV放映時間に合わせての夜の開催です。
これも時代の流れかもしれませんが、寂しいものですね。

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「こんなところに2週間ほど行っていました(^^)」
何シテル?   05/20 20:28
年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。ここ34年独仏伊英米で運転しています。 44loveという名前はみんカラ...
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