1990年代の始めから4年ほど英国に住んでいました。
その時に最初に買った車・・
MG Metro Turbo・・
1959年から2000年まで作られ続けた
MINI・・
そのMINIの後継車として開発され1980年に発売されたAustin Metro。
そのターボバージョンとして1983年に発売されたMG Metro Turbo。
近代的なコンパクトカーのスタイル。
フロントとリアにエアロパーツが付いて、アルミホイールも標準装備。
1983年発売のMGメトロターボのエンジンは、1951年開発のA型エンジン。
32年前のOHVエンジン+キャブ+ターボ・・
1970年代のBritish Laylandは英国病の経営難で技術力も開発資金も底をついていました・・(^^;;
コンパクトなボディーながらMINIと比べたら十分な広さの室内。
シックなヘリンボーンツイード生地のシート。ドアトリムも同じ生地です。
十分な厚さのスポンジのクッション性もあり座り心地もいいシートでした。
ハンドルはMINIみたいな垂直気味なバス風味ハンドル・・(^^;;
1.3L OHVキャブターボにMINIの4速MT。
その前に乗っていたシャレードターボ 1L OHCキャブターボ+5速MTに比べると、ふた時代ほど昔の古いエンジニアリング・・
大した加速もしないうちに4MTで吹け切ってしまいます・・orz
子供っぽくないスポーティーなインパネデザイン。
メーターは200㎞hまでありますが、4MTでせいぜい130㎞h程度でしょうか。
この車は英国で発見された奇跡の36年落ち7000マイル車のようです。
足周りはハイドロで古くなると液体が漏れて車が傾きます・・(^^;;
エンジンは32年前のOHVエンジンにターボにMINIの古い4速ですぐに吹け切ってしまいます。
ボディーは錆びやすく、湿気の多い英国ではすぐにグサグサになってしまいます。
私の車はエンジンブロー、ハイドロ漏れで車体傾き、シートのリアアクセスのヒンジ壊れ、エンジンマウント折れでエンジン&ミッション落下、、
、、など決して退屈させない車でした、、(^^;;
・・・・
MG Metro Turbo。終焉に向かっていた英国自動車産業の最後の足掻き、、
当時の英国の状態を象徴していたような車でした・・
でもシートの出来とヘリンボーン柄のツイードのシートとドア内張の生地は上品な英国風で好きでした。
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街角の名車たち | 日記
Posted at
2020/07/10 23:17:37