武漢コロナが世界中に蔓延して1年6か月以上経過しました。
海外出張をやめて1年6か月。会社にフルで行かなくなって1年と5か月経ちました。
中国生物兵器のおかげで飲食、交通、宿泊、観光業の方は大変ですが、一過性のものとはいえ、コロナ後の今後の世の中にも大きな影響を及ぼすでしょうし、業態変更などを考慮した方がいいのではないかと思います。
私自身も日本、英国、欧米でいろいろな職種を経験しましたし、10年少し前には、民主党円高大不況で勤務先が廃業したり、その後に東北大震災に罹災したり、その場に合わせて仕事や生活を変えて生き延びてきました。
コロナで出張がなくなり、外出もしなくなりましたので、土日や連休などの休みの日に過去の写真を整理していました。
この業界に来て24年、デジカメを使い始めて15年ほど、デジカメ初期の頃の写真は、前勤務先倒産と失業、震災と引っ越しのどさくさに紛れてしまいSDカードをかなり紛失してしまいました。
この業界の仕事を始めて最初の頃から泊まっていたParisのホテル。
エッフェル塔の近くのセーヌ河沿いにあります。
写真はホテルの窓から撮ったセーヌ河の向かいの
シャイヨー宮。
1990年代後半にフランスでの最初の顧客を開拓した時に見つけたホテル。
お客さんはParisの南側の郊外にあるのですが、その時はレンタカーでなくタクシーでの顧客訪問でしたので、CDG空港からタクシーや電車で到着しやすいこと、セーヌ川の南側で治安が悪くないこと、ホテルの料金が高くないこと、徒歩圏内に安価なレストランや水やサンドイッチなどを買える店があること、顧客訪問の際にタクシーを呼びやすいことを条件に選びました。
あれから20数年。いまはもうこのホテルに宿泊することはありません。
この20年余りで西欧の物価は2倍になり、ホテルの料金は3倍になりました。
2003年の通貨統一でユーロになり、西欧での物価やホテル価格も統一化され、他と比較して安いホテルも減少しました。
このホテルの価格も当初の3倍になり、また建物の老朽化により、別のホテルブランドのFCになり、サービスの質も低下しました。
この仕事に就いて20数年。日本のビジネスホテルの価格は20年前より安くなっています。コロナ前の価格でです。(震災需要のある東北、熊本は20年前と同じ価格です)
ここに載せている写真は、ホテルの玄関先から撮った一番下の夜景写真を除いて、すべてホテルの部屋から撮れる写真でした。
欧州(大陸)に仕事に来て最初に泊まったホテルの1つ。
10年余りの間、何十回も泊まったホテルの窓辺の風景を懐かしく思い返しています。
ホテルの部屋から見るセーヌ川の向かいの住宅群。
掛かっている橋は下は道路橋で上はメトロ、地下鉄です。
ホテルの前の運動場とアパルトマン。
この辺の住宅は、1区画が日本円で数億円します。1区画というのは1居住区のことです。東京の「超一等地」と同じレベルか高いです。
日本のバブルが弾けた1990年代からの30年で欧州とアメリカの都市近郊の不動産価格は3倍以上になっています。
ホテルの部屋のベランダから見上げるとエッフェル塔がてっ辺まで見えます。
このホテルから見る風景は、私の人生の100日以上を過ごした風景でした。
公園の反対側の奥の部屋から見えるエッフェル塔。
ホテルの玄関前から撮ったエッフェル塔の夜景。
今はレンタカーを借りて、Paris郊外南側のチェーン店のビジネスホテルに泊まっています。
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ホテルの窓辺から | 日記
Posted at
2021/08/04 20:22:56