横浜に来て10年。以前から行ってみたかった場所がありました。
TVロケなどに使われる「昭和の風景」、としてTV番組やWebサイトなどで取り上げられていました。
横浜市の国道15号線にかかる古い陸橋と駅の入り口。
現在の国道15号線は、東京オリンピック前に現在の国道1号線が整備される前までは、国道1号線でした。
明治に国道制度が整備された時の最初の国道。東京日本橋から大阪梅田まで続いています。
現在の国道15号線は第1京浜道路(一国)、国道1号線は第2京浜道路(二国)、そして第三京浜道路は三国と呼ばれています。
横浜に越してきた当初は、国道1号線が二国(にこく)、国道15号線が一国(いちこく)と呼ばれるのがよく分かりませんでした(^^;;
横浜市のJR鶴見線国道駅。
JR鶴見駅から京浜工業地帯に向かう通勤路線です。
昭和の初めに埋め立てられた京浜工業地帯に向かう日本で最初のコンビナートへの通勤路線です。
この路線の終着駅の一つの海芝浦駅は海の横にある終点駅として鉄道マニアに有名なようです。
横浜に来て10年。何時か乗ってみたいと思いながらこの路線に乗ったことはありません。
この国道駅、この前の国道15号線は何度か走ったことがあるのですが、このエリアには全く縁がなく、今回所用で近くに来たので初めて立ち寄ってみました。
この横浜の国道駅のことを聞くたびに、関西人の私は、西宮の国道2号線沿いにある、同じような名前の「
阪神国道駅」を思い出します。
阪神国道駅の路線は、阪急今津線にあります。
「阪急」の駅なのに「阪神」というの名前の理由は、大阪から神戸までの国道2号線を「阪神国道」と呼んでいたからです。
そんなJR鶴見線国道駅の高架下に初めて入ってみます。
古そうな不動産屋の看板。
この不動産屋さんは営業しているのでしょうが、もはやここが店ではないような気がします。
昭和初期からある鉄道高架下の商店街。
この2年のコロナのせいなのか、その前からなのか、もう営業している店は殆どないような気がします。
JRの路線図。
京浜東北線の鶴見駅から鶴見線で一駅。京浜工業地帯に行く通勤路線です。
無人駅で自販機が一台。
ホームにはスイカをタッチして階段を上ります。
ホームは階段の上のようですが、電車に乗らないので上りませんでした。
平日の朝夕の通勤時間帯は1時間に10本以上の通勤路線。
それ以外の閑散期は1時間に3本。
飲食店は現在も1件現役で営業しているようです。
夜になったら開店するのかな?
それ以外の店舗跡は殆ど板が貼られた状態になっています。
釣り船屋さんは現役のようですね。
入ってきた国道15号線方面を振り返ってみても閑散としています。
「昭和のレトロな雰囲気」ももはやなく半分廃墟状態となっています。
国道15号線の反対側に出ました。
振り返ってみると、すでに商店の雰囲気はすでに終了しています。
この状態はコロナの2年間で急激に衰退したのでしょうか?
むしろもっと前からこんな状態ではなかったかと思います。
ここをTVで取り上げている番組はちゃんと取材をしていないのではないかと思います。遠くから鉄道マニアや観光客が来る価値はないですね。
ちょっとつづく・・
ブログ一覧 |
世界の車窓まで | 日記
Posted at
2021/12/08 00:00:14