あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
年明けから見て頂く話題や映像ではありませんが、昨年末に隣国で信じられないような航空機事故が発生しました。
その事故に関して日本のマスゴミのとんでもなく的外れな記事が溢れていますので、飛行機嫌い、飛行機恐怖症で航空機事故報告書マニアの私が記事を書いてみたいと思います。
**正月に相応しくない映像や画像、話題ですので、ご注意ください。
**この記事は、B737などの旅客パイロット
Youtuberの動画を参考に書いています。
個人的にいままで公開された航空機事故の映像の中で最もショックなものだと思います。
滑走路終端の200mm先にコンクリートバリアがある空港なんて、世界でこの空港だけだと思います。
韓国当局は「規則に沿って建設されたので何ら問題はなかった。」という公式見解を出しているようですが(^^;;
この事故は韓国のLCCである済州航空が韓国の務安国際空港に着陸する際に、鳥がエンジンに吸い込まれたことで発生しました。
写真を見ると右エンジンに吸い込まれたようです。
務安国際空港は鳥の楽園のど真ん中に作られているようです。
バードストライクは空港の着陸直前に発生したようです。
本来、機体に何らかの問題があってゴーアラウンドするなら、左上空のエリアで円を書きながら、30分以上チェックリストを精査してから再着陸するべきですが、該当機は約3分ですぐに再着陸しています。なぜでしょうか?
そもそもバードストライクはこの図の最終着陸段階で発生しており、通常ならば何の問題もなくそのまま着陸すべき状態でした。
しかし該当機は最終着陸段階から、する必要のないゴーアラウンド(着陸復航、GA)を行っています。
ボーイングのマニュアルでもたとえエンジンの1つに不具合があっても着陸は可能と書かれています。
最終着陸状態で片方のエンジンにバードストライクしただけで、すぐにMayday(緊急事態宣言)をしてゴーアラウンドをしています。
このYoutuberパイロットによると、普通はこの程度のバードストライクで直ちに緊急事態宣言なんてしないとのこと。
そのまま着陸していれば170名以上の命を無駄にしななくてもよかったのに・・
未熟なパイロットが全く大したこともないバードストライクにパニックになって緊急着陸復航、十分な準備もせずに混乱のうちに胴体着陸を行った可能性があります。その件については次回。
0.該当空港は鳥の楽園のど真ん中に建設された。
1.最終進入状態でバードストライクしてもそのまま着陸するだけで問題がなかった。にもかかわらず全く不必要な着陸復航をしてしまった。
2.(機体に何らかの問題があって)着陸復航するのなら30分以上旋回してチェックリストを確認して、十分準備してから着陸するべきだったのに、該当機は何の準備もなしにすぐに反対側の侵入で高速で胴体着陸した。
つづく・・
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Posted at
2025/01/02 09:09:48