2020年、コロナで自宅勤務になってから5年。
2022年から2023年に1年以上かけて引越し。
2024年からコロナ後も自宅勤務メインのご隠居さんになりました。
自宅メインの生活も5年目になって、ようやく色んな緊急でないことを考える余裕ができました。
15歳以降のいままでの人生、何の計画性もなく行き当たりばったりで生きてきた私ですが、よく考えたら整理しなければならない無駄なことが色々ありました。
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今から40年近く前の昭和後期。
職場のデスクの上には灰皿があり、誰しもデスクでタバコを吸っていました。
昼休みにはオフィスに見知らぬおばさんがデスクの間をうろうろ。
年末には、なぜか、
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「LINEヤフー株式会社 自動車本部」から、
胸が出ていたわけではないヌードカレンダーの部分写真について警告および削除依頼を受けましたので削除しました。
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こんな若い白人女性のヌードが載ったカレンダーや、
*こんなカレンダーを貰って自分の机の上に置くのはさすがに恥ずかしいので、私は断っていました(><) (それが結果的に職場の女性に私の受けが良かったのですが)
月末には、
こんな腕時計のベルトにつけるアルミのカレンダーを配っていました。
職場の若い女子社員は多くがコネ採用でいいご家庭のお嬢さん。
30歳までに寿退職し、独身の男女にはおせっかい上司が早く結婚をけしかける。会社の社員食堂やオフィス街のエレベーターに乗ったら女子社員は若い女性が大半・・
そんなコンプライアンスやセクハラ、パワハラと言った言葉すらなかった時代。
そんな時代に昼休みにオフィスにやってくるおばさんが売っていたのは、
生命保険。
20代で結婚して女性の大半は専業主婦、男は一家の大黒柱、そんな時代でした。
新入社員は将来の奥さんや子供たちのために、いざという時のために、職場にやってくるおばさんの勧める生命保険に入るのが普通、の時代でした。
そんな時代の社会人として、普通に加入した当時のごく平均的な生命保険。
住友系企業と主な取引のあった会社でしたので、私の入ったのはこの会社の保険でした。
当時の平均的な保険内容で、中身も詳しくも比較検討せず、そのまま何十年も給与や預金通帳(会社を辞めた場合)から引き落としをされていました。
そして55歳になった時、生命保険の引き落としがなくなりました。
満期になったのです。
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昭和末期に新入社員で加入した私は当時の人生推定で55歳で保険金が要らない身分になったのです。
20代中頃で結婚し、子供が2人とも成人するのが大黒柱のお父さんが50歳までの時。昭和の時代はそんな平均的な人生モデルだったのですね。
万一子育て中にお父さんが死亡したら家族は路頭に迷うので、50歳までは死亡保険金は手厚く、50歳をすぎたら子供も独立して、55歳で退職金をたんまりもらい、60歳で死亡。と言うモデルだったのでしょう。
自分の死亡保険金が50歳から減っていき、保険自体が55歳で終わったのを知って、時代の違いをしみじみと感じました。
そして当時の平均的な人生モデルに全くそぐわない人生を歩いてしまった自分についても。
結局私が死んでも保険金を必要とする人は誰もいない人生でしたw
実際に、45歳で夜中の2時に心筋梗塞で孤独死寸前になったりしました。
48歳で以前の会社は円高倒産するし、
48歳から今の仕事についてからはボーナスも退職金もありませんw
そんな昭和モデルとは全く違う人生の私。
ローンも組んだこともなかったし、家も48歳で失業するまで買わなかった。
48歳で家(マンション)を買ったのは、これからは不安定な職に就いている独り者の老人が賃貸を借りるのは難しくなるだろうな、という思いでした。
この保険は、保険期間が満了しても次の保険には入らず、わずかな満期金は預けたままにしています。数十年掛けても安いグレードの軽自動車も買えないような金額ですw
昭和の終わり、平成の初めごろから日本で人気になってきた保険。
これからはみんなガンにかかる時代、ガンで死ぬ時代。だからがん保険に入っておけば安心。
という不安症の母親の勧めで、当時多くの人が加入していたスーパーガン保険に加入しました。
その後、海外に住んで、帰国して日本のサラリーマンになってから、時代に応じて、高度先進医療対応、特殊な治療対応など特約を増やしていきました。
そしてがん保険とは別にこの会社の医療保険にも入りました。
心配性の母の勧めにより。
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そして、サラリーマンの年末調整の提出に際して、保険内容を確認してみると、がんと診断されて入院し、退院後の通院給付金や退院後の他の給付金は、「連続して20日以上入院した後の」場合に支払われる、とのこと。
ご存じのように、現在の医療では、手術入院はせいぜい5日までです。
と言うことは、がんと診断されたときに一時金や、手術、入院した時の一時金は給付されるけど、本当の意味で長期に必要になる退院後の通院治療の補助などは今の条件の契約では受けられなくなっているのです。
これも時代の流れ、医学の進歩のおかげです。
昔は、ガンになったら長期に入院し、退院しても、大抵は治療の甲斐なくそのまま亡くなってしまう。
いまは短期入院で手術し、通院治療で長寿命、寛解、治癒で寿命が延びています。
それで最近流行りの入院1日目から給付金が出て、最低入院日数がなく、1日でも入院したらその後のガン治療に給付金が出る最近の事情に合った保険、に切り替えることができます。
それはいいね、と検討してみると、今までかけてきた保険の解約払戻金を全額使い、それプラス毎月それなりの掛け金を支払わなければなりません。
死ぬまで。またはガンになるまで。
ただでさえ引退で収入がなくなるのに、死ぬまで追加の保険掛け金を支払うのか、、
ものすごくざっくり計算しました。
これから20年で、このまま特約を変更せずに保険を掛け続けると、今すぐ解約した場合と比較して、
1.ガンになった場合、約70万円の得。
2.ガンにならなかった場合、約70万円の損。
逆に言うと、今やめればその反対です。
今やめてガンにならなかった場合、70万円の得。(解約返戻金は中古の安い軽自動車の買えるかどうかの金額です)
よってガン保険は解約することにしました(^^)
そして、平成中期に加入した医療保険は??
60歳払い済みにしたので、もう支払い終わっていました・・
入院、通院で1日5000円の給付金です。
日本生命は、私が20代後半で会社を辞めて単身英国に自費留学して住んでいた時、日本の真っ当な人生から外れて碌な経済状態の人生を歩めるかどうかも分からない、そんな状態の私を気遣って私が在英中に知らずに母が加入してくれていました。
バブルがはじけてまだ金利が高かった時代の年金型積立保険。
数年後に帰国した後は私自身が自分で掛け金を支払っていましたし、在英中の親への借金も返却しました。
そんな金利の良かった時代に設定された積み立て年金保険。
60歳になったら10年間年金が受け取れます(税金源泉徴取)。
それに付帯する「医療保険」の金額が毎月引かれていました。
この保険の給付金は、入院、手術入院後の通院で毎日5000円。
毎年1週間以上入院、入院手術後通院しないと元が取れません。
毎年1週間以上入院通院をする病気になる可能性は・・?
この保険会社の酷い所は、この毎月引かれている金額を、この会社のホームページで確認すると、「加入している保証なし」と表示されるのです。
え? 毎月あたり何千円も支払っているのに??
年払いで支払われている年金から1年分まとめて引かれているのに、「加入保険なし」「加入保証なし」と表示させています。
この会社は、私が過去2度心筋梗塞の手術で入院した際に、保険金支払い申し込み書を送付していただくのに、電話請求窓口の女性は、他の生命保険会社では、「お大事にしてください」「すぐに申込書を送りますね」という返答なのに、日本生命の窓口は、毎回「請求しても保険金が出るとは限りませんよ」と言うのです。絶対に保険金が出る三大疾病だと説明しても「出ないかもしれません」と返答します。何度掛けてもそうなので、会社の方針として請求を断念させようとしているのでしょう。
という訳で、こちらの医療保険も解約。
本当にすっきりしました(^^)
まだまだ人生で無駄なことが色々ありそうだな・・