今日は毎度の事ながら栃木県へと日帰りの出張となった。
意外に早く仕事も終わり、会社へ戻らず、家へ直帰した。
帰る早々、PCを立ち上げると一通のメールが・・・
差出人は、広島市の個人タクシーのNというドライヴァーさんからだった。
平成12年に購入されたU14ブルーバード、しかも40周年記念車という非常に珍しい限定車をタクシーに使われていたというのだが、この春、27万キロを走破した段階で手放されたという事だった。
送られてきた画像の一枚一枚、どの画像からもブルーバードへの愛着がひしひしと伝わって来た。
そういえば、意外に思われる方も多いかと思うが、U14ブルーバードは、タクシーとして全国で、特に東日本を中心に活躍しているのだ。
その活躍する姿を、ぜひ紹介して欲しいと、たくさんの画像が僕の元へと送られて来ている。
札幌
新潟
奈良
その他にも、小樽、青森、京都、岡山などなどからも送られてきているのだ・・・・。
こうして多くのドライヴァーに愛されてきたU14ブルーバードも、もうそろそろ現役を引退する時期を迎えようとしている。
この広島の個人タクシーのドライヴァーの方も、さすがに27万キロという距離によるガタによって、修理代もかさむ様になってしまって手放す事になったそうだ。
そういえば、山口県内には910のブルーバードが現役で働いているが、これは法人で、なんと数台の910の廃車がストックしてあって、自前でパーツを保管している・・というのだ。
これは、まったくレアなパターンで、個人でタクシー業を営むドライヴァーにとっては、修理代などの出費がかさむ事は死活問題であり、代替も止む得ない選択だろう。。
僕は早速、このドライヴァーへメールを送り、ここへの掲載への許可を得ることにした。
程なく返信がやって来て、掲載を許可していただいたのだが、そこにブルーバードへの愛情をまた感じる事となったのだ。。
「新型シルフィが出たので購入を決意し、日産で見積もりをとっている段階で小型車(タクシーの)の長さの基準に2cmオーバーが発覚!
アリオン、プレミオはちゃんと基準値内で作っているのに・・・・
日産はタクシー仕様にすることなど考えてくれてないのですねえ。」
日産さん・・・あなた方は、こうしてまでファンの期待を裏切ってしまうのですか?
いやいや、G11シルフィはあくまでオーナーカーとしての・・なんていう言い訳が聞えてきそうだが、「ブルーバード」というブランドに愛着を覚えて、それを生業にしようとする人たちがまだまだたくさん居るのだ。
コストコストで、さらに絶対数が出ない・・という理由で、意図も簡単に潜在的なユーザーを切り捨てるその姿勢こそが、今の日産不振の要因のひとつ・・だと僕は思っている。。。
実際に広島や新潟では「アリオン」や「プレミオ」の個人タクシーが活躍している事を、メーカーは知っているのだろうか。。
画像を送って頂いたNさん。
同じ「ブルーバード」乗りとして、画像の数々を拝見させて頂いて、嬉しくもまた頼もしくも感じました。
今は「ブルーバード」として、後継の小型車としてのクルマがありませんが、また、小型のタクシーとして「ブルーバード」というブランドが復活する事を私も願って止みません。
本当にありがとうございました。
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レアタクシー | クルマ
Posted at
2006/05/23 23:43:52