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2013年10月26日

革張 レザートップを知っている世代が減ってますねぇ。

革張 レザートップを知っている世代が減ってますねぇ。








 昭和40年代~60年代前半までは、高いクルマや、それこそサニーやブルーバード辺りにまで、ルーフに合成皮革やビニールを貼りつける 「レザートップ」 が当然の様に用意されていた。

 まぁ、この 「レザートップ」 というのは、馬車などの幌を上げた状態、コンバーチブルの幌を上げた状態を模したモノで、亜米利加車に多く見られた手法であった。


1968年ころの 「Dodge Charger」 のレザー・トップ。威風堂々としていてフルサイズ・アメ車の代表格だ。

 それが日本車の世界にも広がって、高級車を中心に設定があったのだが、正直耐候性の悪さ、レザー表面に施された「シボ」に汚れが入ったら、取り難いという事もあって、廃れてしまったボディタイプだ。

そんな、耐候性や手入れの大変な 「レザー・トップ」 でも、ニーズがあれば作らなければならない…言う代表格が、カーマニアの間でも、ちょくちょく話題になる 「ケンメリ」 こと、C110 スカイライン、それも ハードトップ のレザー・トップは、何もそこまでしなくても・・・・というくらい違和感があったモノだ。

(TOP 画像に、ルーフから撮影したカタログの画像があるが、そんな一部分の切り取り画像でも違和感がある事がよく分かるだろう。)

 メーカーがリリースした車両で、大々的にレザートップである事を宣伝し、標準で採用したのが、おそらく 1977年の コスモL で、(クラウンの6代目の2DR HT が年代的に新しいが、オプションだった。)


「L」は、ランドゥトップの頭文字の「L」から来ている。

コスモ L のLは「ランドゥトップ」の頭文字から命名されたのだが、もともと、ランドゥトップとは、運転席が通常の屋根で、ボディ後半がオープンの形状である landaulet (ランドーレット) から派生した、固定式なんだけど、見た目は ランドーレット の屋根を閉めた形という意味合いの言葉だ。



欧州の高級車に多い、特注の「ランドーレット」。現在も首長向けの特装車として造り続けられている。

 この コスモL は、ファーストバックの標準車に比べ、後席の頭上空間が高く居住性が良かった記憶がある。

 馬車から進化していったクルマ。

進化するに従って、回顧指向と言うか、レトロな風合いを求めるのは今も昔も変わりないようなんだが、流石に、前記の理由で、「レザー・トップ」 は廃れてしまったのだった。

 「レザー・トップ」 。もう何年かすると、そのボディ形状すら知らない世代ばかりになって、完全に忘れ去られてしまうボディ形状なのかもしれない。
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Posted at 2013/10/27 14:42:09

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この記事へのコメント

2013年10月29日 1:42
 某損害保険会社のCM動画で910ブルーバードのレザートップが出てきて、驚いたことがあります。国産車では初代マークⅡのHTなどがよく似合いますが、ブルーバードUともなるとちょっと違うような印象です。1960年代末期の流行だと思っていますが、実際はどうだったのでしょうか??
コメントへの返答
2013年10月31日 23:21
レザートップは、1965年頃から大々的になる事は無く、密かにと言うか、数は出ないけど、ポツポツという感じで意外に80年代後半までオプションで良く見かけました。

僕的に言えば、なんであんなモンがと思っていましたが、細々と売れ続けていて、まったく不思議なモノでしたね。
2013年10月29日 18:32
こんばんは、ご無沙汰しております。
レザートップ、やはり60年代後半に大流行したものかと私は認識しております。
私が小学校低学年だった70年代後半位まではかろうじて見掛けたものでしたが、初代マーク2や初代ローレル、3代目クラウンHTなどが多かったように思いますが、手入れの難しさと経年劣化のせいか見るクルマ見るクルマどれもボロボロでしてその光景が目に焼き付いておりどうも好きになれません。
でもコスモLや6代目クラウン2ドアHTなどの後年のレザートップはなかなか悪くないかな?と思います。
でもこれらのクルマを知る世代が減って来ているのは時代の流れでしょうが寂しい限りですね。
コメントへの返答
2013年10月31日 23:51
当時のLクラス、それもツゥードア車に、良くレザートップを見ましたねぇ。

意外にも510にも多くあって、クウペにレザートップと言うのを良く見ました。

対候性は、本当に悪くて、見た目、色あせや破れなどが多くて、さらに手入れもしたくてもできない・・という事で大変なモノだったですね。

もうレザートップの様な趣味性の高いオプションは出てこないでしょうね。
2022年2月27日 3:28
アレは本革など張ってませんよね 合成皮革ですよ、しかも鉄板のボデイの上にイミテーションの合成をはっただけのチープなもの・・・世の中にはオープンつまりカブリオレでもない参照画像のlandauletロンドウーレッというフランス語語源の本革のハーフ屋根がある この場合は本革が多かった。  現在も画像のマイバッハに存在するしこれは中世からの貴族の馬車の名残でしょう。
確かにフランス語では乗用車は女性名詞で、自転車(女性名詞)をbicycletteと言うので発音はロンドウーレットlandauletteというのが正しいでしょう。 landauとはフード付きの乳母車のこと。
ちなみにフランス語・外来語で馬車を表す言葉はものすごく多くて
berline, coupé, dorsay, calèche、 laudau(ロンドウーレット高級車の起源), vis-à-vis(面と向かって対座するチープな馬車 ) phaetonフェートン, break(今も仏独で言われる) ,milord, Victoria,
diligence(これは20人位乗客が乗れ、ガラス張りの1等席まである6頭だての馬車でパリ⇆ボルドーなど長距離を走った馬車) このほかまだ10個くらいありそれぞれ形・用途が違う、
この深さは馬車の時代を持たなかった日本との違いと言える。
なお後の民間航空機の発達に郵便が引き金になったのと同様に、馬車が都市間を繋いだ原動力は郵便で、 例えばソルボンヌ大学から学生の故郷まで(当時ソルボンヌは神学校)郵便を送った、その郵便馬車がそもそもの都市間交通の始まり、なんと’’13世紀’’のこと。 

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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