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2015年09月12日

洋琴 ピアノとクルマ

洋琴 ピアノとクルマ  最近は、ミニヴァンばかりで「威厳」とか、可笑しな「高級感」をウリにするCMが多いが、以前は雰囲気を大事にするCMが実に多かったような気がする。

 そんな中でも、ピアノとクルマのCMは実に印象深いモノがあったような気がする。

僕が印象に残っている ピアノ との共演したクルマのCMと言えば、この2本だろう。

一つは、どうしてこうもカッコ悪くなったんだ・・・と旧来からの日産のファンさえもため息を付かせた、S14のシルヴィアのモノだ。

 途中から、このCMになったのだが、実に印象的だった。


まさにピアノの調べに合わせて、シルヴィアがワインティングを舞う様子は良かったが・・・

曲は 「マイケル・ナイマン」 の 「楽しみを希う心」 だ。

映画 「ピアノレッスン」 のテーマ曲なんだが、実に悲しげなメロディながら、流れるような旋律に、思わず目を閉じて聞き入ってしまう名曲だ。


とても重いテーマの映画だったが、そこに使われたピアノの旋律は甘美で、映画は観るだけではなく聴くものもあるんだと再認識させる。

 そして、僕の年代で、このCMのことを知らない連中はいないだろうと言わしめた


早春スケッチブックでの演技に僕は打ちのめされてしまい、それ以来のファンである山崎努の存在感が、このCMをさらに孤高のモノとした。

僕は大のトヨタ嫌いなんだが、そんな中でもいくつか気になるクルマがあるのだが、そのうちの一台である、初代のクレスタのCMだ。

クレスタの存在感もそうなんだが、なんといっても立っているだけでも絵になる雰囲気の山崎努に、このジョージ・ウインストン 「Longing/Love」(あこがれ/愛)」もメロディが一度見ただけでも忘れさせない印象を与える。


ジョージ・ウインストン 「Longing/Love」(邦題では「あこがれ/愛」)が一気に有名になるきっかけとなったCMだ。

 性能や勢いを画面で表現するCMも、クルマのCMの醍醐味なんだが、そのクルマが持つ雰囲気をピアノの旋律に表して観る者の気持ちをつかむ。

 そんな心情に響く、叙事詩的なCMって現代ではできないモノなのだろうか。

一見、FRで元気印のシルヴィアなんだが、本来のスペシャルティカーとしての流麗さと、FRならではの流れるような操縦性のイメージを、水が流れるようなピアノのメロディラインで表現したCMと、一方、クルマの動きを封印して、存在感を、名優、山崎努の姿とラップさせて、落ち着いた雰囲気をピアノのメロディと重ねる。

 考えてみれば、ピアノと言う楽器がなければ成立しないCMだったと、いま改めて感じるものだ。

クルマが良い時代だったから、あり得たCMだったのかもしれない。
ブログ一覧 | 広告 | クルマ
Posted at 2015/09/13 10:24:39

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この記事へのコメント

2015年9月13日 12:32
クレスタのCM、よかったですね。
このCM見て、ジョージ・ウィンストンのCD買いました。

これには、曲と山崎努さんにやられてしまいますね。
山崎さん立ってるだけですが、すごくかっこいい。

方やシルビア。
すみません、このCM知りませんでした。
S14といえば、ティアーズ・フォー・フィアーズの印象しかなくて。

こちらも曲と走行シーンだけの構成。
FRだから派手にドリフト!だけではありません。
こういう見せ方だってアリですよ。

最近のCMで思うのは、通販番組化されている様に思います。
機能、性能、価格の連呼。
白い犬にどれだけ得かを言わせる、直球勝負。

原因は、おそらく見る側ではないでしょうか。
上記2車の様なイメージ優先のCMを流しても、「だから、何?」となってしまうのかも。
当時のCMは、直前で止めて、最後は見る側に委ねていました。
その方が、人それぞれ拡げやすいので。

でも今は全て結果まで見せて「だからこうなんです!」まで言わないと、理解されない。
見る側に委ねる分がないので、共有は出来ても共感されない。

感受性が乏しくなってきているのでしょうか・・・
寂しい限りです。

だからこそ、敢えてやってみてほしいのです。
シルビア編など特に。

やっちゃえ、日産!
コメントへの返答
2015年9月16日 2:37
クレスタのジョージウィンストンのCMは衝撃的でした。
それまでの国産車にはない、性能やカッコよさばかりを連呼するCMと違って、「雰囲気」を前面に出したCMで、印象的なピアノのメロディとともにクルマ好きでない多くの人を魅了しました。

言われるように、現代のクルマのCMにおいては、エクステリアのデザインと同様に「奇抜さ」とか「燃費」とか決まりきった言葉しか見えてきません。

バブル以前のCMも同じような雰囲気はありましたが、それでも「感性」に訴えるCMも多くあったのも事実ですね。

これは海外と違って、日本では比較広告がタブーとされ、さらにクルマと言うものが「憧れ」のモノだったからに他ありません。

単純に「速い」をアッピールするのではなく、限られた時間の中で、イメージとして訴える手法、例えばS14のこのCMですが、言われるように、FRならではの派手なドリフトを前面に出すのではなく、全体の流れの中で「さり気無く」映し出されて、実はFRは乗って楽しんだっていうメッセージを発しているんですが、それはあくまで、シルビアというクルマの楽しみ方の一つなんですよという具合になっています。
そうすることによって、ただの汗かきかきの体育会系クルマではなく、ワインティングも操る楽しみを享受できる「大人」のクルマだという印象を与えていると思うのです。

結論ばかりを求めてしまう現代の風潮の中、数字や燃費ばかり、家族とのコミニケーションばかりが強調されたCMばかりで、今こそ、イマジネーションを掻き立てるようなこうしたCMを敢えて打つ!「技術の日産」なんていう昔の看板を担ぎ出してきた日産には、だったらクルマ本来の美しさ、楽しさ、雰囲気を味あわせてくれるCMを作ってほしいと僕も思いますね。
2015年9月13日 18:30
確かにクレスタのCM惹きつけられるものが有りました。

うちの親父もこのCM見てブルーバードからクレスタに乗り換えましたからね〜;^_^A
コメントへの返答
2015年9月16日 2:45
ちょうど所得が豊かになってきて、まだまだ、この頃はヒエラルキー、小さな車からちょっと大きなクルマ、そして次はセドグロ、クラウンという順列に沿ったクルマの買い方が生きていましたから、多くのユーザーが、ちょっと大きめのクルマがほしい、セドグロ、クラウンじゃあフォーマルすぎるし、ローレル、マークⅡじゃありきたりだし・・という時に、この初代クレスタが現れたものですから、おお、これは良いぞという感じになって結構人気が出ていました。
懐が豊かになった、今より大きなクルマが欲しい、フォーマルすぎないという、上手い落としどころだったのでしょうね。
そして、この甘美なピアノですから、これいいなぁとなった当時の雰囲気も分からなくはないですよね。

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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