帰還 帰ってきたスピードメーター

　「いつかは壊れるだろう」

　という予想が大当たりになって、タコメーターが「0」以下、マイナス回転を刻むという日産のボロさ加減に参りながら、それでも「日産」といってしまう自分の馬鹿さ加減にほとほど呆れてしまうのだが、中古で買ったメーターを取りあえず取り付けて、マイナスを刻むメーターを修理に出すことにした。

　この業界では有名な修理どころが何軒かあって、実は神奈川に集中しているのだが、神奈川の業者ときたら、そのほとんどから、


どんな修理でも初めてってあるでしょうが！！よくこれで修理屋の看板が出せるもんだ。


「やったことがありません」

の様な返信が帰って来て、正直、呆れかえってしまった。

　あと有名なのは、宇都宮の業者と福岡の業者なんだが、宇都宮の業者も最悪で、

「針を逆回転に一周回して 0 にすりゃいいよ」

というもはやプロでも何でもない電話対応に驚きを超越して、恐怖さえ感じてしまった。

　残るは、福岡のだという事で問い合わせをすると、

「いつでも送ってください。すぐに修理しますよ」

という事で、速攻で　西日本電元　にメーターを送った。


さすが、評判のいい修理屋は対応が違う。修理内容も多岐に渡る。


翌々日には、　西日本電元　にメーターが届いて、「修理可」の連絡が入ったので入金。

　行き帰りの４日間を除いて、正味１日で修理が終わって帰ってきた。


正味１日の修理で帰ってきた！


　返送されてきた箱には、修理されたメーターと修理が終わった段階の写真などなどが入っていた。


修理品と共に、修理完了時の写真などが同送されてきた。


　当たり前なんだが、修理品をまじまじと見ると、指針が「0」になっている有難さを感じられずにはいられなかった。


メーターの指針が「0」を指している幸せを感じられずにはいられなかった（笑）


　さっそく NV に向かい、メーター周りをばらして、




メーター周りはサクサクと分解できる。メーター本体はネジ三本で止まっているだけ。



前期、カラードモニター付きメータは、なぜかカプラーが三本ある。


ピンチヒッターの中古メーターを取り外して、修理したメーターを取り付けた。


中古のメーターだって同じなんだが、やはり自前のメーターの方がしっくり来るのはなぜ！？

　ここで、ちょっと悪戯を考えて、ACC電源をメータ近くまで追加しておいた。

　相変わらず、壊れる日産車に悩みながら、また治してしまったの！？という声が聞こえるが、日産車に染まってしまった身には何でもない・・・みたいな諦め感が心地いいモノであった。

　さてさて、次は禁句なんだが、暖かい春を迎えれば何が起こっても・・・なんて思っている次第なのだ。