
クルマのエクステリアの事は、やいのやいの・・と言われるが、意外に話題にならないのがインパネやメーターの事。
クルマのエクステリアは乗ってしまえば、自分では見る事はできないが、メーターやインパネは、どうしても見えてしまう部分。
だからさり気なく存在感が無い方がいいんだよ。。。という声も聞えそうだが、普段エアロだのホイールだのと拘りを持つようにメーターにも拘りを持つ事も面白いと思うのだ。
現在のLIMITED号のメーターの様子はTOP画像の通りなんだが、実はこんな感じにしようと思い立ったキッカケというものがあったりする。
現在の「ブルー」の仕様にする前には、定番ととも言える着色ハロゲン球による「アンバー」の照明に変えていた。
だいたい僕がメーターやインパネの照明に拘るようになったのは、やはりあのクルマの存在を忘れてはならないだろう。
S110シルヴィア&ガゼールだ。
このクルマの影響は大きく、トータルイルミネーションという考え方も影響を与えている。
薄光 LED工作さりげない室内照明完成!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/203897/
流麗 室内照明に凝る・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/189265/
この頃の日産車に共通するのだが、まことにインパネへの照明が美しかった。
このS110などは、メーターもそうだが、オーディオや空調などの「透過照明」が美しく夜になるのが待ち遠しく感じていたものだ。
そういったイメージからLIMITED号も、トータルで照明を弄ろう・・と思っていたのだが、アンバーなどの暖色系からブルーの照明への大転換を図る大事件が起こったのだった。それは、ある外国車との出合いだった・・・・。
そのクルマの名前は
「VWゴルフⅣ」 であった。
昼間のインパネは、まさに独車という風情で「質実剛健」なのだが、
これが夜になるとメーターを中心に世界が一変したのだ!!
メリハリのあるフォントが、美しいブルーに光、指針もそれに呼応するかのごとく透明なレッドに彩られる。
VW系のメーターの夜の綺麗さに驚く人が多いというのも正に肯けるハナシだ。
このイメージを何とかLIMITED号にも・・・と思った事が、ある意味で地獄の始まりだった。
今までのバルブをブルーに変えたのでは、簡単に表示がブルーにならないのだ!
それからメーターの構造を研究し、光源はブルーのLEDを使った方が良いことまで分かったが、今度は指針がバックライトのブルーに影響を受けて「赤く」光らないのだ。
今度は指針を如何に「赤く」光らせるか?という試行錯誤の連続となった。
ここには最終的に、チップLEDを、針の根本に挿し込んで、ようやくイメージとする「赤」を発色する様になった。
針を抜いて、そこに挿し込む事も考えたが、指針が狂う可能性も否定できなかったので、ピンセットを加工して、メーターパネルの狭い空間の奥の、針の根本にLEDを固定させたのであった。
そして完成したのが現在の照明である。
最初に、指針や表示などの「赤」の部分が光、3秒後に「ブルー」のバックライトが点燈・・という次第だ。
画像ではエラク「水色」ぽいが、実際にはもっと群青色に発色している。
こうして、メーターの改造は終わったのだが、そうした経験からだろうか、色々なクルマの照明やメーターが気になる様になった。
LIMITED号のメーターの最終形。PIVOT水温計を追加して完成。
そこで、ここしばらくそうしたメーターや照明のハナシをブログしようと思うのだ。。。
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メーター | クルマ
Posted at
2007/06/17 20:59:36