• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

徳小寺 無恒のブログ一覧

2005年04月17日 イイね!

快速 のトラック 13Bロータリー搭載のピックアップ

快速 のトラック 13Bロータリー搭載のピックアップ せっかくのマツダの話題が出たので、もうひとつ日本では売られていなかった、13Bロータリー搭載のピックアップトラックのお話をしよう。

 1973年にマツダは低公害ロータリーとして13B改を搭載したルーチェを発売した。翌年’74年には対北米専用として プロシード・ロータリー・ピックアップ を発売した。

 マツダはそれまで国内用に、ロータリーを搭載したサヴァンナのスポーツワゴン、ルーチェ・スポーツ・ワゴンをリリースするなど、時代を先取りしたモデルを出していたが、ピック・アップ・トラックの需要が高く、また、北米での ロータリー搭載のトラック の要望の高まりに答えて発売したものだ。

 1974年の発売から1977年までの3年間という短い期間だったが、累計16,000台余りが生産された、幻のトラックである。

 このクルマもオイルショックが無ければ、もっと違った形で進化していたかもしれない。

 こういった国内で販売されず国外でのみ発売されていたクルマたちにも、今後、光が照らされる事は無いのだろうか?日本のクルマの文化の一つとして貴重なのに残念だ。
Posted at 2005/04/17 13:03:10 | コメント(3) | トラックバック(1) | ロータリー | クルマ
2005年04月02日 イイね!

驚異 RE13Bローターリー搭載のバスを君は知っているか!?

驚異 RE13Bローターリー搭載のバスを君は知っているか!?かつてマツダは「ロータリゼーション」という名の下に、下は軽から上はフルサイズのクルマまで、ロータリー搭載のクルマをラインナップし、日産・トヨタの牙城を切り崩そうとした。
まずは、ロターリーのコンパクトで高性能さをアピールするために「コスモスポーツ」が開発されリリースされた。

そして、量産車である「ファミリア」にも搭載し、一気にロータリーの市民権を得る作戦に出た。
 
その一方で、フルラインナップの最下部を受け持つ軽も開発されたが、その頃軽自動車の人気にも陰りが見終え始めた頃で、マツダがロータリー搭載の軽を発売すると、確実にシュアーが奪われる為、軽自動車各社の猛反発で、軽へのロータリーの搭載は阻止されてしまった・・それが、シャンテであった。

ラインナップの頂点、つまりセドリックやクラウンに対するクルマとしてマツダが用意したのは、それまで高級車のジャンルを扱った事の無いマツダは、オーストラリアのホールデンからシャーシとボディを購入し、それにRE13を搭載する作戦に出た。

しかし、いかんせん保守的な市場である、そのクラスではロータリーの高級車というものが認められず、あえなくマツダはこのクラスでも、その思いを成就する事はできなかった。。

その後、オイルショックに見舞われ、燃費の悪いロータリーは駆逐されてしまった・・という歴史は、皆さんご存知の通りなのですが、実はその歴史の影に、一台のマイクロバスが生を受けていた事をご存知だろうか?

広島県の要請により、少量ではあるが、ロータリー搭載のマイクロバスが作られた事があり、その時のロータリーならではの静粛性とスムーズな加速が好評であったため、マツダは密かにマイクロバスの市場にもロータリー搭載の刺客を用意していたのだ・・・

そのバスとは「パークウェイ」である。

フロントフェイスは、小型トラックの市場でエルフと並んで高いシュアーを誇った「タイタン」のフェースを模し、窓面積を最大に取った、スタイルは当時としては、とてもモダンで室内もコーディネートされて明るいモノだった。。。

そのマツダの意欲作である「パークウェイ」に伝家の宝刀「RE13B]を搭載したモデルを発売したのだ!!

ロータリー搭載車は、最上級グレードのみ、しかも通常は26人乗りのクルマを、シートを大きくし、間隔も広げ。。。そう、新幹線でいうグリーン車並の装備を施した「スーパーデラックス」まで設定し、マイクロバス市場に打って出たのだが・・・

ロータリーとはいえグロスで135馬力。

2トンを超える車重では、どう見ても馬力不足であったし、ロータリー独特の低速トルクがか細い・・という特性は、バスの様な発進時などのトルクを必要とする車種にはマッチング的に厳しいものがあった。

最大の難点は、過重量のバスを普通に走らせる為には、それなりのガスペダルの踏み込みが必要となり、それでなくとも燃費の悪いロータリーの更なる燃費の悪化を促進させる事となり、いかにバスとはいえ2~5Km/Lという劣悪な燃費が、ますます販売の足かせになって言った。。。
意欲的なロータリー搭載という事で世間の注目を浴びたパークウェイであるが、発売後のネガティブな面が強調されるに至り、たった二年で製造は中止された。

現在、国内で稼動中のものは、おそらく二台確認されているというが、その実態は不明である。

オイルショック後、マツダはロータリゼーションの旗を降ろし、軽量でコンパクトで高回転の特性を生かして、スポーツカーのジャンルにロータリーを特化させていった。。

パークウェイは、そんな歴史の流れに翻弄された幻のクルマと言えよう。
Posted at 2005/04/02 19:21:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロータリー | クルマ

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

      12
3456789
101112131415 16
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

日産(純正) Black Gear純正 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/18 05:06:37
読取 楽々精算 苺 が読めず!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/16 22:07:23
おもしろ塗装工房 プロ仕様の耐熱塗料 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/08 13:49:11

愛車一覧

日産 NV350キャラバン NV White Base (日産 NV350キャラバン)
子供の病気の進行により、C26 チェアキャブ を所有していたが、大型で重量級のクルマ椅子 ...
日産 セレナ LCV E STAR (日産 セレナ)
BX-Car をどこまでも乗りつぶす気でしたが、子供の病気の進行が予想以上に早く、歩行困 ...
BMW 3シリーズ セダン BX-Car (BMW 3シリーズ セダン)
日産から、これぞというクルマが出ないまま時間はどんどん経過し、X-Carも我が家に来て4 ...
BMW 3シリーズ セダン X-Car (BMW 3シリーズ セダン)
免許を取って以来・・・いえいえ生まれてこの方の「大」の日産ファンでしたが、昨今の日産車の ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation