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徳小寺 無恒のブログ一覧

2010年02月28日 イイね!

教訓 今回のトヨタ問題が教えてくれたもの

教訓 今回のトヨタ問題が教えてくれたものすでに多くを語られた感があるので、細かい事は言わないが、今回の一連のトヨタの問題は、日本のメーカーとして、いやクルマという人の生命を預かる工業製品の色々を考えさせられた。

まぁ日本車叩きだの、バッシングだの、選挙へのパフォーマンスという声も多くあるが、事の大小はあれど、トヨタ車に問題があった事、対応が後手後手に回った事などは間違いの無い事実だろう。
そこから、何を学ぶか、何を今後に生かすか、それが一番大切な「財産」だろう。

事の是非に付いては述べないが、公聴会での豊田章男氏のコメントには幾つか僕の琴線にふれる部分があった。もちろん北米の人達の心情や国民性を加味した「対策」のセリフかもしれないが、それを考えても、歴史と伝統が無ければ言えない言葉が多く見られた事は、僕の中で大いに考えさせられた。

その言葉たちのひとつが、

「ご存知のように私は創業者の孫であり、すべてのトヨタ車に私の名前がついています。私にとって車が傷つくことは私自身が傷つくことです。」

先例のあったフォードに見習ったモノかもしれないが、一人の男がひとつの理想を掲げて創生した企業だから、その血を引いた身の者であるが故の、重い一言では無いだろうか。
企業人として、経営者として愛社精神があるのは当然であるが、その精神を超越したこのひと言は僕の気持ちの中で大きく語り掛けてきた。

男としての「生き様」のようなモノも感じた。

先日、某番組にゴルバチョフ前ソヴィエト前大統領が出て言い放ったひと言「人間である前に男であること」という意思にも通じるものがある。

現代の企業において、また、これほどグローバルに大きくなった企業に、社長という立場であっても、「一人の男の言葉が生き様が」どのくらい影響力があるかは、甚だ疑問であるが、こうした意気込み、心情をトップが表明する事によって、企業が多少なりとも変わってゆく可能性は無きにしも非ずである。

如何にトップの意思の強さ、表現の大切さを改めて感じさせる部分であった。

そして、現代の企業が避けて通れない事が、企業が巨大になった時に、如何に企業としての意思の疎通を良くするか、統一させるかという、古くて新しい奥深い問題についても明らかになったと言えよう。

ここ数年トヨタが数に拘った戦略を推し進めてきた事は承知の事実だろう。

戦略 トヨタIMV構想って知ってますか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1198728/

その中で、大いに危惧していた、企業の中での意思の疎通や品質問題が、今回の問題でもクローズアップされた。

トヨタはここ数年の間、急速にビジネスを拡大しました。率直に言って、私自身、速すぎたと思うほどのペースでした。ここでトヨタの優先要件は、第一に安全、次に品質、そして量であることを改めて明確にしたいと思います。これらの要件が混乱し、以前のように立ち止まり考え改善するということが出来なくなっていました。お客様の声を聞くという私たちの基本姿勢がおろそかになっていました。

確かにココのところのトヨタのニュースは、世界一になるとかシェアーが何パーセント以上を目指すと言う「量」を中心とした話題ばかりが目立っていた。

ところが、それに比例しないように顧客満足度や購入後の不良率では、正直、「品質」のトヨタと言われていた割にはTOPにはなれなかった事に注目すべきだろう。

急追 北米では「ヒュンダイ」の評価が上がっているぞ!!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2108829/

北米 品質で日本の小型車が良い伝説に陰りアリ!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/9442270/

企業が大きくなり、技術的にも高度になってくると、どうも顧客の声が遠くになりがちである。

誤差の範囲だの、過剰な反応だとか・・・確かに、その嫌いは大いに認めるが、その中に潜んだ真実もあることを忘れてはならない。

「火の無いところに煙は」という事を、製造業の我々も肝に銘じなくてはいけない事を、今回の騒ぎは指し示している。

色々な思惑が絡んでしまった今回の問題だが、技術者の一人として思い起こしたのは


「技術で叩かれた事は技術で返す」

「品質で問題が出れば品質で返す」

という事だ。

トヨタもそうだが、日本の、いや世界のクルマのメーカーが、製造業に関わる者たちが、単純に対岸の火事とは捉えず、真摯に受け止めて「安全」、「品質」の向上に努めなければならないと感じた次第だ。

ある意味、製造業の明日、明後日を占う貴重な問題と捉えて欲しいと思って止まないのだ。

Posted at 2010/02/28 11:36:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース
2009年11月20日 イイね!

提携 日産スクラッチガードを携帯へ。。。

提携 日産スクラッチガードを携帯へ。。。僕は基本的に、何かを買っても長々と使っている。

携帯もそうで、かなり型遅れになって、どこかが壊れてしまって買い換えるパターンが多数だ。

携帯を長く使って気になるのが、特に角の部分の塗装の剥げで・・・そんな中、ひとつのニュースが舞い込んできた。


日産自動車株式会社 <7201> は10日、東京大学およびアドバンスト・ソフトマテリアルズ株式会社と共同開発した塗装技術「スクラッチシールド」の特許実施権を、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、ドコモ)に許諾すると発表した。同技術はドコモの携帯電話に採用される。

以前から日産は、特にクルマ向けに開発した技術を、つまり「知的財産」を異業種へもライセンスする事を盛んに行っており、今回の「スクラッチシールド」の許諾も、その一環なのだ。

まぁ、スクラッチシールドも完全無欠の傷消しではないが、傷つきが減る、塗装の耐久性が増す事は間違いないだろう。

クルマの補修業者やコーティング業を、生業としている筋では、クリアーが強固なんで磨きが地獄だ!とか二次的な副作用が言われていますが、携帯ならその心配もなく、ある意味でスクラッチガードの使用先としては最適なのかも知れませんねぇ。。

まずは、大嫌いなドコモからという事ですが、ぜひここは他社にも・・・と思うのですが。。。
Posted at 2009/11/20 22:55:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース
2009年10月11日 イイね!

本音 と建前、米国の自動車魅力度調査の結果・・・

本音 と建前、米国の自動車魅力度調査の結果・・・「JDパワー アジア・パシフィック」が発表した、2009年米国自動車商品魅力度調査の結果が讀賣新聞に出ていたが。。。

結果は 「ポルシェ」がトップで、これは5年連続だそうだ。

二位に「ジャグワァ」が入り、三位には亜米利加の誇り「キャディラック」がランクインしていた。

んっ!待てよ?今、米国俳優やセレブに大人気のハイブリットの「ハ」の字も入っていないではないか!?

改めてランクインしたクルマたちを眺めてみると、みんな高いクルマばかり・・・・

大きい事は良い事だ・・・と巨大でフカフカな足回りのクルマや、やたらハイパワーで速いクルマを脈々と乗り続けてきた国民が、エコだ環境だと言っても、身体の中に埋め込まれている「DNA」には逆らえないのかもしれない。

これが日本だったら・・・確かに高いクルマに大いに憧れているのだが、きっとエコカーが軒並みランクインしてしまうのではないか?と思うのは僕だけだろうか?

そう思うと、米国の皆さんは素直で正直だと思うのだが。。。。

さて日本でこの調査をやったら!?ぜひ結果を眺めてみたいものだ。
Posted at 2009/10/11 19:21:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | ニュース | クルマ
2009年09月26日 イイね!

金六 日本勢「金六銀三銅五」おめでとう!

金六 日本勢「金六銀三銅五」おめでとう!








八月にご紹介したソースだが、

技能 五輪開幕迫る!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/14720917/

日本勢の結果が新聞に発表になった!

金メダル「6個」、銀メダル「3個」、銅メダル「5個」

自動車メーカーの躍進も凄く、メカトロニクス、抜き型、自動車板金、車体塗装でメダルを確保。

若い力もまんざらでは無いと感動。

こうした大きな大会ではアクシデントが付き物で、不幸というか何ともいえないアクシデントが、この大会でも起こってしまった!!

「移動式ロボット」のファーストトライアルで、余りにも課題が難しすぎて日本しかできず、これでは競技が成立しないと、何とファーストトライアルは「ノーコンテスト」になってしまった!!!

しかし、この不条理な裁定の後のファイナルコンテストでは、日本チームに不利な数々の難問をクリアーして、デンソーのペアが「金メダル」をGET!!

CNC旋盤、CNCフライスといった、モノ造りの基幹競技でも「金メダル」を確保しているのも大いに注目に価する。

前回のブログでもコメントしたが、なかなかこうした大会は地味で、マスコミに取り上げられないのが非常に残念なのだが、それでも参加した若い人たちの活躍には頭が下がる思いだ。

とにかく、大会に参加した選手の皆さん、おめでとうございます。

そして、この貴重な体験を生かして、日本の製造業をますます盛んにして欲しいと願ってやみません。


Posted at 2009/09/27 18:25:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース
2009年08月30日 イイね!

結論 ボードマッチ。選挙に行きましたか!?

結論 ボードマッチ。選挙に行きましたか!?雨が酷くなる前に選挙に行って来た。

驚いたのは、とにかく投票所の前に、人、人、人・・・の波で、投票所に入れない人が並んでいた!!
こんなに人が溢れている選挙は、選挙権を得てから初めての経験で、投票が終わって外へ出てみると、ますます人の列が増えていた。

さらに駐車場に入れないクルマが列を成し、大渋滞を起こしていた。

今回の選挙は「政権交代」という言葉が乱舞し、多くの人の興味を惹いているが、僕は「政権交代」がメインではなく、これから日本をどうするかが大事だと思うのだ。

どうも、色々な政党のマニフェストを見ると、あれもします、これもします、そして決め台詞は「無料化」なんだが、どっから、その費用が出るか不明確で、正直、今回の選挙で、どっかの政党がダントツで勝利なんてなって欲しくない・・・・と感じている。

僕は、「均衡」、「接近」というキーワードで投票をしたつもりだ。

投票までの列に並んだ時、僕の前に一人の女性が居たのだが、その女性が僕に話しかけてきた。

「これまで60年以上選挙に来ているけど、こんなに人が多い選挙は初めてなの」
「私は、憲法を守ってくれる人と政党を選びたいの、実際に戦争を体験したから、もう、あんな辛い経験はしたくないの。。。食べ物は無いし、若い人がどんどん死んで行くのよ。。。だから・・」

色々な考え方がある。この女性の考え方も、ごもっともだ。。。私も廣島に生まれて育ったひとりとして「戦争」という言葉が胸に刺さった。

さてさて、前回の選挙の時、日本版の「ボードマッチ」を紹介したが、

選挙 投票どこにしよう??
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5563140/

今年もまた新聞社が中心だが同じ様なボードマッチを行っている。

毎日ボードマッチ「えらぼーと」
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/

讀賣「日本版ボートマッチ」
http://vote.yomiuri.co.jp/
(ここは、なかなかアクセスし辛いので繰り返しが必要かも・・・)

あくまで参考程度だが、選挙に迷っている人には、ひとつの目安になるかもしれない。

各政党の政策などをベースに造られている「ボードマッチ」。やってみるとエッと思うような結果が出る事もあるが、自分の考え方と、どこの政党が近いか探るひとつの手法なので、投票前に自分の考え方をまとめる方法としてやってみるのも良いだろう。

自分が考えているように変らないかもしれない。

でも、行かなければ、もっと変らない・・・・・

ぜひぜひ、選挙権がある皆さんには、選挙に足を運んで欲しいと思うのだ。


Posted at 2009/08/30 12:12:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | ニュース | ニュース

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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