
ここのところ、「環状路」や従来のハイウェイに並走した「新しい高速」の開通が増えて来ている。
環状路は、既存の高速同士を結び、既存にある高速の利便性を上げようというモノ、並走する「新しい高速」は、従来の高速のキャパがいっぱいになったのを、並走する新しい高速を造る事によって、利用するクルマを分散させて、もちろん、相対的にキャパが増えるから、渋滞などの緩和が期待できるという効果が考えられるだろう。
「環状路」と言えば、6月に開通した、相模原愛川IC~高尾山ICの 「圏央道」が最近の代表格で、並走する新規の高速と言えば、2012年4月に御殿場~三ヶ日間 が開通した 「新東名高速道路」があげられるだろう。
そして、その流れは今も続いていて、2015年3月には「中央環状品川線」が開通して、俗にいう「首都圏3環状道路」の一番内側の道路が完成する。
「中央環状品川線」の開通によって、これまでの首都高同士からのショートカットが可能になって、ずいぶんと色々なエリアへの移動が便利になるし、道路の渋滞の状況などによって、使う首都高のパターンも増える。
並走する新規の高速の次の手は、新東名の 「浜松いなさJCT~豊田東JCT」 間の開通が 2015年
度末 の開通が予定されている。
新東名は、「浜松いなさJCT」 までは良いのだけど、そこから東名の渋滞が多くて憂鬱と感じていたドライヴァーも多かったと思うので、この開通で、「豊田JCT」へ一気に移動できて、「伊勢湾岸道路」へのアクセスも良くなって、ますます、関西圏との行き来が便利になる。
そして、その先にある 「新名神」 も 四日市JCT~亀山JCT が 2018年度 に開通する予定だ。
考えてみれば、最近の高速の進延のペースは確実に、そして急激に進んでいて驚くばかりだ。その中でも、単純な A地点 と B地点 を結ぶ高速より、旧来からの高速を結んだり、並走する新規格の高速が出来たりと、ようやく、道路の行政も「成熟」したネットワークとしての機能性の向上と言う方向に進んでいると感じている次第なのだ。
それによって、それらの新しい道路には、バイパスという機能も兼ね備えているので、次には道路の「寿命」という問題についても、真剣に考えて対策を進めて欲しいとも感じている次第なのだ。
Posted at 2014/09/26 02:03:24 | |
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