
よいよ新しいインプレッサ15Sを連れ出してみた。
最初の思い込みで、このボディに1.5Lはキツイだろうねぇ。。と思っていたし、ボクサーエンヂンの良い意味でのトルク感の薄さから、さぞかしカッタルイだろう・・とも想像していたが。。。
いやいや、クルマは走らせてナンボ!レンタカー屋から、クルマが引っ切り無し走っている大通りへとアプローチした。まったくこうもクルマが多いようじゃ・・・と思いつつもエイヤッと、インプレッサをわずかなクルマ通りの切れ目に突っ込ませた!!
おっ!意外に走るじゃん・・・ほぼ自分のイメージする加速で、見事に流れに乗った。
そのまま渋滞状態の街中を走ったのだが、そんなに遅くないぞと思ったのも束の間、前方のクルマが減速し、こちらも減速して、再び加速しようとすると幾らガスペダルを踏んづけても加速しない場面が出てきた。
渾身の力を込めてガスペダルを底まで踏み込むと、まさに轟音を発してキックダウンし、やっとの事で
そこそこの加速を始めるのだ。
具体的には、走行中に一端2000min-1くらいまで回転がドロップすると、もういけない・・・・、加速を始めようとガスペダルを踏んずけても回転があがらない状況に陥るのだ!
自分がイメージする加速を得るためには、キックダウンをイメージするのだが、そこで、まさしくガスペダルを、底付くまで踏み込まない限り、まともなキックダウンが得られないのだ。
確かにその間もエンヂンはコロンコロンと抵抗感無く間違いなく回っているのに、一向に回転が上がる気配を見せないのだ!!!!
それで結局、そんなガスペダルへの無反応に業を煮やして、思い切りガスペダルを踏むと・・・例の轟音キックダウンがお見えになるので、結果的にエンヂンの回転数の上下が激しくなってギクシャクしたりもする。。
このクセがこの個体だけの症状だといいのだが・・・
そうそう、やはり動力性能をフォローする為だろう、発進から一定の速度に達するまでのATの
躾は、かなり引張り気味になっている。
残念だが、そういった場面では、それまで存在を潜めていたエンヂンの存在が一気にアッピールされてしまう。。。音的には、よくできたフォーストのバイク的な金属音なのだが、官能的であっても静かとは言い難い。
それ以外は、まさに今回のインプレッサで目指した方向性で上手くまとまっていると感じた。
それ以外の静粛性だが、例のキックダウンや、バイパスなどの速い流れについて行くのにガスペダルを踏み込みっぱなしの場面以外は本当に静かだ。
エンヂンノイズは無論のこと、ロードノイズも至って静かだ。

タイアは、ヨコハマの「ASPEC」。基本的のこのパターンモデルは随分と長いライフスパンを誇っているが、パターンナンバーも進んでいるし、実際に乗ってみると数年前のモデルとは、特にスティアリングを切った時のレスポンスなどが鋭くなっている。
195/65R15 というサイズゆえか、ハイトゆえか、街乗りでの乗り心地は良好だ。
路面の細かい凹凸には、まったく不感症で、若い皆さんは存じないだろうが、初代の「ギャランΣ」を思い出した。
「Σ」は静粛性もすぐれていたが、それまでの国産車のどれに乗っても、細かい路面の振動を伝えていたのに、音はすれど振動が伝わらない・・・という乗り心地の良さを堪能できるクルマでもあったのだ。
インプレッサも、よほどの凹凸でも無い限りはゴトン・ゴトン・・と上手くいなして車体に振動が伝わらない。それが単純に柔らかいだけでなく、車体の上下動を伴わないフラット感のある乗り心地なので
街乗り は快適だ!!

スティアリングに対する鼻先の反応は、さらに軽快で、スティアリングを回したら回しただけ、本当に軽々と向きを変えてくれる。
それが遅い速度でも堪能できるので、あたかも運転が上手くなったような錯覚を覚えるくらいだ。
一端、速度が落ちた時の、どうしようもないくらいの 「もどかしさ」や、引張り気味のATが醸し出す加速時や、速度を維持しようと回転が上がった時のエンヂンの賑やかさ以外は、本当に快適なクルマだ。。。
スバルファンには申し訳ないが!??エンヂンのサウンドや排気音にもはや、あの懐かしいボクサーサウンドは微塵も無かった事も合せてご報告したい。。
そしてよいよ結構なアップダウンもある東名高速の横浜町田、御殿場間を往復してみたいと思う。
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Posted at 2007/11/06 21:23:51 | |
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