
運動会が終わった。
実は私も親子競争で、子供を背負って走ったのだが結果は・・・・ご想像にお任せしたい。
さてさて、以前にも運動会で一生懸命な子供たちを見て、その熱意やひたむきさに共感を覚えた事をブログしたが、今回も違った面で小さな子供たちの運動会に感銘を受けた。
直向 僕たちが忘れてしまったもの。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/6405424/
子供が幼稚園最後の運動会という事もあるのだろうか、どの年齢の競技を見ても、全ての子供たちが、いとおしく、ひたむきさに胸を打たれた。
改めて気付いたのが、どの子供たちも「笑顔」である事。
「かけっこ」で先頭の子供も、一番後ろの子供も「笑顔」、「笑顔」なのだ。
まったく僕達大人たちは、今、仕事に日常にどれだけ、ひたむきで一生懸命なんだろうか?惰性はないのだろうか。。。。
私の子供は、成長が遅く、長く歩けないし、早くも走れない。見た目は普通の子と、ちょっと小柄な感じだけなのだが、運動能力や心肺能力は3歳から4歳の間くらい・・・・
正直、クラス別のリレーがあって、どう頑張っても他の子に比べて、どうしようもなく走るのが遅いので、先生に辞退を申し入れようとも考えた。
しかし、なんと幼稚園の子供たちから、「僕達私たちが挽回するから・・・」と言われて、走る順番だけ一番最初にしてもらって出場した。
号俸一発、果たせるかな、どんどん他の子供達に抜かれて、トラックを一人で走る感じになった。
僕の周りでは、どうしたんだ、とか可哀想に・・・とかいう声が行き交っていた。
正直、辛かった。
他のクラスの子に、格段の差を付けられて次ぎの走者にバトンが渡った。
そこからの子供たちの追い上げが激しく、最下位だったが、最後にはその差がほとんど無かった。
申し訳なく思い涙が流れた。
全ての競技が終わって、子供を迎えに行った時、担任の先生から「いままでで一番早く走れました。良く頑張ってましたよ」と言われ、さらに周りの子供たちから「頑張ったよ」と僕が励まされてしまった。
人と人との関わりや、優しさ、思いやりが無くなったと言われて久しいが、まだ、ここには、それが残っているらしい。
なんだか涙は出ていなかったが、口の中がしょっぱかった。
いつまでも、この子供たちが優しさや思いやりを忘れないで欲しい、そう願った、幼稚園最後の運動会だった。
Posted at 2009/10/10 20:27:48 | |
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