モーターショウの楽しみと言えば、無論、各メーカーが力を入れて開発したクルマ達なんだが、部品メーカーのブースにも目を向けると非常に面白いと思うのだ。
例えばだ、日頃何気なく座っているシートひとつしても、中身がどうなっているか?なんて考えた事は無いだろう。
それがモーターショウでは
こんな感じで見れるのだ。仕事柄、ここのプレスがどうのこうの・・・と考えてしまうのだが、普通の人は、ああぁこんな骨組みがシートの中に入ってるんだとマジマジと見て欲しい。そして、ここからシートには思った以上に力が入るから丈夫にできてるんだ!と感じてもらえたら嬉しいものだ。
その他にも、メーカーの系列や近い存在の部品メーカーだと、自社の製品がどの様に使われているかが分るようにクルマのカットモデルがあったりする。
カットモデルを見れば、クルマの中身がどうなっているかが分り、構造の勉学にもなる。
そして疲れたら・・・・
(ちなみに、僕のタイプだ・・・閑話休題)
ちょっと深入りしたところでは、クルマ好きには有名なハナシであっても、一般的には知られていない意外なメーカー同士の関係を読んで見るのも面白いだろう。
例えば今回のレクサスのスーパーカーだが、トヨタは口が裂けても自社で全て開発していると言っているが、エンヂンをはじめカーボンコンポジットなどの技術は、間違いなく「ヤマハ」の技術が投入されている。
まぁ、ヤマハのブースを見れば、まったくもって明白なんだが、こんな小物
を見ても、ただならぬ関係なんだ!と感じてもらえれば面白いだろう。レクサスの文字が光る自転車なんて
登場 そのとき、自転車。スカイライン370GT登場
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12884673/
なんぞ吹っ飛んでしまう、プレミアム性とステータス性を感じて、思わずスゴイねぇ。。。と感じるハズだ。
そして疲れたら・・・・
(まちがいなく僕のタイプです・・・閑話休題)
カーメーカーのブースと同じ様に、部品メーカーだって、一番自慢したい一品を並べているのは当然の事だ。
タイアメーカーがこぞって「エコ」「エコ」「エコ」と連呼している最中、面白かったのは、今回のモーターショウでBSとコンパニオンの人気をさらっていた!?ピレリーの展示してあった、PZERO NEROの大径・超扁平のタイアの展示だ。
まぁホイールのデザインの勝利と言っても過言では無いが、それでも周りが「エコ」、「エコ、「エコ」と言っている中での展示なので、意外にインパクトがあって、子供や女性がマジマジと見ている姿が印象的だった。。。
ここで、僕がコレを撮影している横で見ていた女性が・・・・・
「コレなら空気を入れなくて、ゴムを巻いた方が早いんじゃない!?」
と言っていたのが、なんだか的を得ているようなそうでないような・・・ひと言で面白かった。
そして意外な人気を集めていたのが「国土交通省」のブースで
展示場の一番端で、例年なら人影もまばらなのだが、今年は展示ブースも少ない事も手伝って!?結構な人だかりがあった。
ブースには、衝突実験で評価の高かったアルファードのカットモデルが置いてあり、その横では各社のモデルでおこなった衝突実験の動画が流されていた。
やはり静止した「画」と違って、動画の場合、音も入る事もあって、幅広い年齢層の男女問わず食い入るように画像を見ていたのが印象的だった。
衝突試験の方法の手法などで論議があるのは重々承知だが、これで、クルマの安全への認識が高まるのなら、この展示は大いに成功だと僕は感じた次第だ。
見るものが無い、規模が小さい、面白くないだのと評価の散々な今年の「東京モーターショウ」だが、ものの見方、感じ方をちょっと変えて見るだけでも逆に面白いモノになると僕は思っている。
そのひとつが、こうしたカーメーカー以外の展示で、これからモーターショウに行く人には、こうしたところにも目を向けて楽しんで欲しいと思って止まないのだ。
Posted at 2009/10/31 14:04:18 | |
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