
今年のGWは天気にも恵まれ、穏やかな休みを過ごせた。
カレンダー通りの5月1日から5日までの休みをもらい、久々に家族ゆっくりと過ごし、最終日の子供の日には例年の通り「菖蒲」を買ってきて、「菖蒲湯」を楽しんだ。
ウチの子も、年齢より若干の発育の遅れがあって、結局、「子供の能力に合わせて授業ができるから」という相模原市の勧めもあって支援級に入ったのだが、現実はまったく異なっていて、まともな授業させ困難な状況であった。
同じ支援級に、異なる学年の子供たちが集まっているのだが、その子供の姿は様々。
一番驚いたのは、子供たちのフォローが先生が不足しており実際には出来ないという事。
最初に、担当の先生から言われたのは
「他の生徒の授業もあるので、各教科ひとり10分だけ授業を行い、残りの時間は自習して下さい・・・」
そりゃ、ある程度の学年だったらなんとかなるだろうが、まだ学校に入学したての一年生に、自習というのは無理な話。
結局は、教室にある絵本などを読むことに終始する事になって、まともな学習なんてできない。
こりゃ酷い話だと、色々なところに当ってみると、もちろん、学童のレヴェルに合わせて、丁寧に授業を行っている自治体や学校もあるのだが、そうでない学校が多いという現実。
身体的や、若干の発達の遅れのある児童も、これではますます普通級の子供たちと差が付いてしまう。。。
もちろん普通級の子供たちと合わせて宿題もしているが、それでは、ますます差が付いてしまうので、色々な教材などなどを買い込んで自宅学習をしているという次第だ。
今回の一件で、やっぱり障害のある子供って不利なんだなぁと実感した。
学校に言わせると、予算も無ければ、教員も十分にいないからどうしようもない、と言うばかりでもはや手詰まりの状態。
まったく、どんな使い方をされるかわからない、「子供手当」の分の予算を、もっと教員の育成や、教育の環境に当ててくれたら・・・と思うのは間違いだろうか?
憲法では、教育を受ける権利があると言うけど、障害のある子供は、平たく「質」の伴った教育を受ける権利は無いのだろうか。
子供の病気の時もそうだったが、いざ、その立場にならないと、そうした「現実」を知らない自分にも情けなくなってしまった。
せっかくの、子供の日で、さらに、そんな現実にも屈託のない笑顔の我が子を見ると、そうした目に見えない社会の壁に、まったく無力な自分がどうしようもなく悲しいと感じる今日この頃なのだ。
Posted at 2010/05/07 05:14:10 | |
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