
前回も話題にしたが、東京の個タクには色々な制約があってオーナーは非常に苦労していると言う。
それが川一本渡ればボディカラーも装備でも自由となりまさに自由自在の個タクワールドが広がる。
今回は久々に仕事で沼津に電車で降り立ったのだが、そこで見つけたG11シルフィ、しかもローズレッドという非常に珍しい個体だ。
一目で飛び込んできたのが
テールランプを縁取るオプションの
「リヤコンビランプフィニッシャー」標準参考価格¥32,095-、
その他に、
「ナンバープレートトリム」¥2,100-、
「ドアエッヂモール」¥11,045-、
「プラスチックバイザー」¥14,945-、
「電動格納式ネオンコントロール¥34,885-
というオプションの塊だ!
シッカリと5ナンバーの枠に収まったボディサイズでありながら、広い室内、先代ではとにかく狭くて、マットが右に左に動く凸凹のフロアーで居心地の悪いリヤだったが、G11になると特に足元が広々として実に快適になった。
最近の馬鹿でかい日産車は、どいつもこいつも、ボディがデカイわりに、Bピラー根元の位置が悪く、乗り込む時に足先が引っ掛かって不快極まりないのだが、Bプラのセダンは、Bピラー根元の位置が適切で、ドアを開けるとスッと足先を室内まで運べて、フロントシート下も上下があるので実に快適なのだ。
さらにリヤドアのオープニングの形状が、余り後ろに引っ張っていなく、少ない開口で乗り降りできるのも良い点だ。
これらの二点は、馬鹿でかい日産車ではタクシーユーズとして最悪の要素だが、Bプラブラザーズは、それらが非常に良くタクシーとして好ましいディメンジョンだ。
ただ最近は、登録で不利になる全長の問題もあって、G11よりもラティオが徐々に勢力を伸ばしてきているのが実情だ。
G11の個タクを始めて見たのは、2007年の9月30日だが、
出現 遂に出たな!G11シルフィ個タク激写セリ!!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/6341489/
それ以来、ゆっくりとしたペースでG11も広がりつつある。
国内の少数ニーズを斬り捨てる、現在の日産の壊滅的なラインナップ構成で、小型ユースのタクシーが存在しなくなった現在。それでも、日産車を使い続けるタクシーオーナーが居る事は、古き良き日産を知る、いちファンとして涙が出る思いだ。
そうだ!あの廣島の個人タクシーも、そんな、日産の国内切捨て戦略の被害者であったが、再び、程度の良いU14を探し出し復活して、大いに話題になった事は記憶に新しい。
不死 広島の「青い鳥」は蘇った!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1984723/
駅構内で客をひらい、さっそうとロータリーを出て行ったG11を見ながら、思わず「頑張れ!」とエールを送ったのは言うまでも無い。
そんな思いを胸に、出張先へと足を運んだのであった。
Posted at 2010/05/21 19:07:22 | |
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