
最近の欧州車は、どうしたんだ!?と言うくらい、かつての日本車の様に、オーディオや、面白装備が満載されたクルマがたくさん出て来た。
まぁ以前からオーディオに関しては、欧州車も頑張っていて、スピーカーの数が多い事を「どうだ!」みたいにカタログなどに載せている車種が多かったが、その実、数が多いだけで、音質はどうひいき目に見ても褒められたモンじゃあなかった。
メルチェデスだって、BMWだって、酷いのになると、せいぜい 「AM ステレオ・ラヂオ」 程度のクオリティのオーディオがまかり通っていた。
それが、ここ数年だ、スピーカーの数を「偉い」とする風潮は以前と同じだが、クオリティも上がり、随分と良い音で奏でるようになった。
さらに、これまで国産車には多く見られたが、DVDを始めとした画像再生のモニターについても、下手な国内のショップを驚愕する様な仕様のクルマがたくさん出て来た事は記憶に新しい。
そうそう、最近もブログしたが、BMWの5シリーズなんて、これぞ純正クオリティだという収まり具合でリヤシートに埋め込まれたモニターに驚いたモンだ。
後画 BMW純正リヤ・エンターテインメント・システム
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/21651823/
それが、ついにというか、
「ヴォルヴォ!お前もか!?」 という事で、ついにS60にもリアヘッドレスト埋め込みのモニター仕様が登場してしまった。
BMW-5と違って、コッチはヘッドレスト埋め込みだ!メーカーにここまでやられると、こりゃ、国内のAVショップにとって死活問題になってしまうかもしれない
嘗てはクルマは移動する手段、オーディオだって情報を得る道具・・・なんて言っていた欧州人も、ここにきてクルマは「移動するリビング」なんて思う様になったのかしら。もし、そうとしたら、日本人はエラク先進的であった事になると思うのだが如何だろう。
そして、最近とみに言われている安全性に対する要求に対しては、こんな飛び道具も出てきてしまった。
それがこの
「ドライヴァー・アラーム・コントロール」 だ。
コーヒーカップのイラスト。これを見て、あっ!と思った日産ファンは多いハズだ。
まぁ、これを見て日産車のファンならば、これを思い出すであろうと思うのが、
セーフティ・ドライヴ・アドヴァイザー で、この時は、スティアリングのドライヴァーの操作具合によって、疲労度を図り、「お前疲れてるぞ。休め!」とコーヒーカップ型のランプとブザーで、休憩を催促する素晴らしい装備だったが、かの 星島 浩 大先生や、 数多くの今では大御所と呼ばれる先生たちが、
「よし!この休憩ランプを点灯して見せる!」
とチャレンジしたが、誰一人として点灯出来なかったという、世紀の大発明だった。
それが、今度はカメラで走行する様子を捉えて、疲労度を図り・・・と、まぁ特許、実用新案などに抵触しない様な配慮だろうが、遥か北欧の地で復活した事は感慨ひとしおだ。
これも考えてみれば、日産・・・いや日本のメーカーの先見の明があった証拠かもしれない。。。
革新 U11ブルーバードは「世界初」満載だった!!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/6926957/
この新しい ヴォルヴォのS60だが、これから ワゴンのV60 も、日本でリリースされると言う。
セダンのアグレッシブさもいいが、ワゴンの流麗さも魅力的だ。
これまで、デザインなどに色気が無く、操縦性も比較的「ダル」な印象が付きまとっていたヴォルヴォ。
それが、ここ数年の激変の集大成とも言えるS60が日本でもリリースされ、結構な数が出そうだという噂も聞く。
装備も、ひと頃の日本車ばりに凝っていて、こう言った点からも面白いと思うのだが。
世界初とか、動くリヴィング的な装備で追従を許さなかった日本車に、よいよ欧州車まで真っ向から対決を挑んで来たら・・・さて、高級車、高級車と選挙カーばりに連呼を続ける日本車に明日はあるのか?
いや、とうとう、こんな領域まで侵入してきてしまった欧州車も省みて、これからのクルマの行く末を案じるのか?大いに悩みどころの今日この頃なのである。
Posted at 2011/04/11 05:28:09 | |
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