
ここのところ、X-Car ばかりネタにしていたので、お口直しにこんな話題はどうだろうか?
まぁひっそりとっていう感じなんだが、箱根新道 が 7月26日から
「恒久的 」 に
「無料化」 された事を皆さんはご存知だろうか。
つまり、高速もそうなんだが、有料道路はある一定の期間を経過すると 「無料」 にするという流れがある。箱根新道も、料金徴収期間30年として造られたが、途中で改修工事などで 平成24年1月まで料金徴収期間が延ばされていた。
それが、料金収入の増加などで、見直しがされ約半年繰り上がっての 「恒久的無料化」 が実現したと言うのだ。
箱根新道概要
http://www.c-nexco.co.jp/images/news/2090/4b3ba8b20aa2a31a8147b6d0a9f5b409.pdf
無料化によって、管轄も 「中日本高速道路(NEXCO中日本)」 から 「国土交通省」 に移管され、さらに・・・・・料金所と併設されていた 「箱根PA」 も料金所の撤去と共に廃止となった事も追記しておこう。
それと一応、「自動車専用道路」 のままなので、歩行者、自転車、125 cc以下の二輪車は通行できないのはそのままなのでご注意願いたい。
なんだか、有料道路の無料化なんてあまり気にしていない、気付かないパターンが多いのだが、実は、これまで多くの道路が「無料化」されてきたのだ。僕の記憶が正しければ例えば、「いろは坂」だって1984年に、2000年には「新天城トンネル」とか、「姫路バイパス」とか・・・いたって無数にあるものなのだ。
僕が印象的だったのは、1974年の廣島の呉市の「音戸大橋」、1987年の山口県「欽明路有料道路」、そして、1990年の新潟県の「越後七浦シーサイドライン」だ。
「音戸大橋」 は、親父と C10 スカイライン のブルメタの4ドアGT-X で初めてドライブした思い出の地で、運転はもちろん親父だったが、それでも、なんたって人生初めて
5速M/T と言うものに触れた最初のクルマで、美しいブルーのメタリックと、音戸のぐるぐると回る独特の構造の赤い橋とのコントラストが目に焼きついており、このドライヴの経験が、大きく僕のクルマ感と言うものに影響していると言っても過言ではない経験なのだ。
「欽明路有料道路」は、訳あって約二年ほど山口市に転勤した時に、毎週末510ブルバードで廣島の家と往復した時に、使っていたので非常に印象に残っている。
途中の登坂車線で、親父がポンポンとシフトダウンして、L14エンヂンに鞭を打って次々に他のクルマを抜いた事も子供の僕にとって誇らしくも懐かしい思い出なのだ。
おかげで、子供心に510ブルは、当時最強だったKPGC10GT-Rなんてよりも速い・・・なんていう 「誤った」 認識を持ってしまった事も告白せねばなるまい。(後年、その510に乗って、それがはかない幻影だった事を思い知ったのだが・・・閑話休題)
そして、「越後七浦シーサイドライン」は、後数日待てば「ダタ」になるというのに、わざわざ「カネを払って通るのも見納めだろう」と走りにいったという、これまた若気の至りの様な、ほろ苦い思い出の道路なのだ。(誰と走りにいったかは、皆さんのご想像にお任せしよう(笑))
有料道路は、風光明媚な場所や、交通の要所的な場所が多く、それ故に何故か記憶に残るものが多い様な気がする。
そして「償還期間」というものがあって、それが目に見えない時間軸の中で、ちゃ~んと、マイナスの時を刻んでいるんだなぁと、今回の「箱根新道」の「無料化」で改めて感じた次第だ。
今、有料の道路も、多くは「償還期間」があって、いつかはかもしれない事を感じて、それを調べてみるのも一考かも知れない。
そして、無料化なった「箱根新道」が、無料化社会実験という経験があるが、恒久化無料となると、これから、地域との繋がりがどうなるか?など注視してみるのも面白いかもしれないと僕は思っている次第なのだ。
Posted at 2011/08/02 01:46:35 | |
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