
まったく僕の琴線には触れないクルマなんだが、世界中のメーカーが、高級車のベンチマークとしている メルチェデス の Sクラス が日本で正式に公表された。
最近のメルチェデスのデザインから考えると、実にまったりとしたデザインだ。緩やかな曲面で構成され、必用なところに必要な線が加えられ、トヨタの何が何でも面に変化を付けようとして、やたらに折れ線を付けているのとは大きな差だ。
ベンツのアイデンティであるグリルの処理は、最近出た シーマ と同じように、縁取りのメッキ枠をグッと太くして強調しているのが印象的だ。
さてさて、この新しい S クラス で海外から続々と送られてくる画像などで興味津々だったのが、メーター周り。
見るからに平板なメーター周り。さて、実際の質感はどうなんだろうと興味津々だった。
TFT液晶 で構成される事は分かっていたが、果たして、あのアニメ画像のアナログメーターは、果たして見栄え的にどうなのか?
ゾクゾクと海外から送られてくるメーター周りの画像。う~ん、メーターの感じはやはりゲーム感覚。
そして日本での発表会でも、やはり、このメーターは注目の的で、各社各様に取り上げられていた。やはり、日本仕様と言う事で表示も日本語になり、
見た目は通常のメーターと同じなんだが、やはり僕的には通常のメーターの方が・・・
これまで海外から送られてきた画像に比べ雰囲気が変わったが、どうも、平板な感じが気になるものだ。
ただ、こうした FTF液晶 メーター でのハイライトと言えば、やはりジャストインタイムの情報表示だろう。
特に赤外線のカメラを駆使した、夜間の障害物検知とその表示だ。
日本では2008年に登場したクラウンの一部車種にも、今回と同じような FTF液晶を駆使したメーターがあり、そこでも 「ナイトヴュー」という名称で、夜間走行時に赤外線カメラで前方の人などを検知して、メーター上に表示、さらに検知した人には黄色い枠で表示して注意を促すというモノだったが、
考え方はほぼ同じなんだが、メルチェデスは一歩進んで、ヘッドライトのAFSを活用して、感知した人に向かってヘッドライトを照らす・・・という機能が追加されている。
こんどのSクラスは、さらに感知した人に向かって、ヘッドライトのAFSを駆使して、ヘッドライトを検知した人に照らす・・という機能が強化されている。
かつては、クルマにモニターなんか不要だ言い、電気仕掛けを嫌っていたゲルマンのメーカーも、ここにきてこぞって LED などを駆使した機能が満載される様になった。
驚くのは例えば室内の照明で、
これが、あのSクラスの照明!?日本の軽自動車じゃあないんだから・・・・
あのSクラスの、室内の照明が、日本の軽自動車真っ青の LED を多用しているのには驚いてしまったものだ。
ここまで、ツラツラと一気に、新しいSクラスのメーターの感想を述べたが、まだまだ平板なデザインは、クルマのメーターとしてどうなのかというイメージは拭いきれないのが実感だ。
これが、3Dなど立体的なモノに進化した場合は、また違ったモノになるだろうが、僕的にはレクサスのオプティロンとFTFを併用した方式が、
到達 レクサスのメーターの謎を解剖!!
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5393069/
従来のメーターとFTF液晶のハイブリットが特徴だ。
まだクルマとしての「質感」という感性の部分で有っている様に思えるのだが如何だろうか。
メーターの進化は、どこへ行くのか、またSクラスを見て考えてしまったという次第なのだ
Posted at 2013/08/25 11:19:17 | |
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