
70以下の、俗にいうロープロフィールタイアが、予想だにしない仏蘭西からの外圧で、漸く認められるようになると、堰を切った様に純正で60タイアが履かれる様になった。
(詳細は過日のブログを見て頂きたい・・・・閑話休題)
最初は、単純に ロープロフィール・タイア を履いたという感じだったが、それが徐々にこだわりを持ってタイアの種類をする様に選定なった。
それはメーカーによっても特色が出て、純正ロープロフィールタイアで絶大なシェアを誇っていたのが、BSの ポテンザRE86 で、
純正ロープロフィールと言えばBSの POTENZA RE86 が絶大な人気があった。
スポーティーカーからラグジュアリーな車種まで多くのクルマとメーカーに採用された。
そして意外と言っては失礼なんだが、マツダやトヨタは、
マツダはP6をRX-7にまで装着していた。決してハイグリップではなかったのに・・・
ピレリP6を好んで履かせていたが、僕的には運動性命の RX-7 にP6 はと当時は思ったものだ。
確かに絶対的なグリップは無いが、滑り出しの掴みやすさ、滑ってからのコントロール性は、ずぶの素人の僕でも容易だったので、面白いと言えば面白いのだが・・・・
タイアの拘りと言えば、やはりこの人を外せないだろう、
徹底的に自分でもスティアリングを握って、足回りをチェックしていた。スピードメーターに注目
Mr.スカイライン こと 櫻井慎一郎 はR30 で、RS にターボを付けた時、H/Tとセダンではタイアの銘柄を変えていた。
H/T にはグリップ重視の BS の POTENZA RE86 を履かせて、セダンにはグリップはそこそこだけどコントロール性の高い
ADVAN の A をモチーフにパターンをデザインしていた ADVAN A450 がR30のセダンに履かされていた。
ADVAN A450 を履かせて、ボディタイプに合わせたチューニングをタイアで行っていた。
この頃は扁平タイアが認可されていたが、残念な制限がひとつ残っていた。
正直、R30の RS-TURBO のタイアサイズ 195/60R-15 では、グリップが不足していた。後に多くのクルマ雑誌が 205/60 や 205/50 と言ったタイアを履かせてみると、FJ20DE-T のポテンシャルに見合った操縦性を発揮できることが分かり、なぜサイズアップをしないか櫻井に問いかけたが、冬季のタイアチェーンを履かせて、ホイールハウスとのクリアランスが 205 ではクリアーできず、装着できなかったのであった。
折角、認可された扁平タイアであるが、まだまだ、それ以外の制約で、多くのクルマが悩んだ時代でもあった。
そんな中でも、タイアの性格によって、クルマに履かす銘柄を変えるといったチューニングが、漸く国産車にも広がっていったのであった。
Posted at 2015/12/13 14:20:36 | |
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