
BX-Car のプラグ交換は、プラグ交換そのものは他と同じで実に簡単なんだが、そこへ至るまでが実に大変なのだ。
電気仕掛けの最近のクルマの例にもれず、センサー類のハーネスや配線の取り回しが至る所で行く手を阻んでいるし、ご存知の様に BX-Car のメーカーは 50:50 の前後バランスに拘っており、エンヂンがかなり奥にマウントされている。
エンヂン上部のカヴァーを外すと、奥側のダイレクトイグニッションの姿は見えるが、僕の武骨な手では正直外せそうにない・・・・そこで、奥側のエアコンフィルターや、ハーネスを支えているトレイ状のカヴァーを外すことにした。
奥側のエンヂンの上部に被さっているトレイ状のカヴァーを外すと、ようやくエンヂンが丸見えになる・・
このトレイ状のカヴァーなんだが、実は M8 のネジ2か所と、カウル側は爪に引っかかっているだけで止まっているのだが、これが意外に簡単に外れない・・・引っ張りながら、右に左に振りながらと様子を見ながら徐々に外して行くことになるのだ。
コツさえ掴めばサクッと行くのだろうが、1年に一回程度しか外さない部品なんで、そのコツを覚えている筈もなく(笑)
このトレイ状のカヴァーが外れれば、後はダイレクトイグニッションをエンヂンから外す作業に取り掛かれる。
イグニッションの上部にはカプラーを外すのだが、
赤矢印のカヴァーを引き上げると、黄色矢印のカプラーがサクッと外れる(外れないこともある:笑)
この辺りは、よくよく考えらていて、イグニッションの上部のカヴァーを引き上げると、カプラーがサクッと外れる。まぁ中には、カヴァーを引き上げても、頑固にイグニッションから外れようとしないカプラーもあるが、
カプラーさえ外せば、あっけないほどイグニッションは簡単に引き上げられる・・・
ダイレクトイグニッションは、まったく簡単に引き抜けるので、カプラーが外れない場合は、ちょっとイグニッションを引き上げて、カプラーを引っ張れば外すことができる。
後はロングリーチのプラグレンチを突っ込んでプラグを引っ張り出せばOK。BX-Car の場合、手前のプラグを回すのは250~280 くらいの全長のプラグレンチでプラグを回せるのだが、
前から三番目と四番目は、間にこのエンヂンのデバイスを駆動する駆動部が横たわり、さらに一番奥は、ボディを補強するブレスが、プラグホールの真上辺りにあって、プラグレンチが短いと回せない・・・という悲劇を味わう羽目になるので、ロングタイプのプレグレンチをお勧めする次第なのだ。
さてさて、60,000Km に迫ろうかと言う距離を走破したプラグなんだが、思ったほどの摩耗は無く、焼け具合も良好であった。
さすがロングライフを謳うプラグなんで摩耗もそれほどでなく焼き具合も良好であった。
当たり前と言えば当たり前なんだが、イリヂウムを溶接された中心電極部と外部電極部のイリヂウムが溶接された部分は、ほとんど摩耗が進行していなく、そうでない金属部は、それ相当に摩耗が煤でいたのは実際に見ると面白いモノであった。
これからも、イリヂウムを両極に溶接しようとも、中心電極は大丈夫にしても、外側の電極部は、イリヂウム以外の部分の摩耗が進むので、ロングライフと言え早めの交換がやはり良いという印象を持った次第だ。
さて、交換後のフィーリングなんだが、やはりガスペダルのツキが良くなり、奇麗に吹き上がってゆくのが実に気持ちのいいものであった。
絶対的な燃費などの差は極端に出ないだろうか、フィーリングと言う人間の感性の部分での差は意外にあるものだと感じた。
しかし、気持ちの良い走りの為とはいえ、毎回、あれやこれやカヴァーを外す手間は・・・・なんて思ったことも間違いのない事実だ。
これで、あと 50,000 Km プラグには頑張って欲しいと切に思うのであった。(苦笑)
Posted at 2016/01/04 21:58:08 | |
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