
2019年も明けた快晴の相模原市内のR16を走行中、純正とは違うルーフスポイラーを装着した デミオ と遭遇した。
どっかで見た事あるぞ・・・と思いつつ、偶然にも僕の前にデミオがスライドしてきた。そしてスポイラーの中央を見ると
「AutoExe」 の文字が。
もしかしたら、デミオの
「AutoExe」 のスポイラーを見るのは初めてかも・・・サイドもフロント周りも雰囲気が違っていたのだが、それが同社のモノか確認できなかったのが残念であった。
もし「全部載せ」だったらこんな感じに完成していたに違いない。
そうそう、たまには 徳小寺 らしいウンチクじみた話もしないと忘れ去られそうなので、ここで一席。
僕が学生の頃、もう30年以上も前の事になるが、エアロパーツの事を
キッド
いやいや失礼 「キット」 って呼んでいた。今では、前横後ろの 「全部載せ」 でも 「キット」 という事は稀であるが当時は 「キット」 というとエアロパーツを差す事が多かった。
だから、エアロパーツの広告でも 「セット」 と言わず 「キット」 と言うのが普通ぅだった。
ここに、1984年(昭和59年)6月のホリデーオートを引っ張り出してみた。表紙は「荻野目洋子」ちゃんである。
この頃、徳小寺は「月刊自家用車」と「ホリデーオート」、たまに「自動車工学」を買って読んでいた。
表紙をめくると、いやぁ懐かしい懐かしい・・・・という事で、新製品の紹介のコーナーを読むと、この頃は、とにかくエアロパーツが大流行しており、
セットではなく 「キット」 という表現で使われており、エアロパーツの事を「キット」と呼んでいた。(クリックで拡大)」
さらに、軽自動車用のエアロパーツも半端なく種類が多く、毎月の様に新しい 「キット」 が出ていた。
初代アルト、アルト47万円だって キット は各社出ていた、ただゴルフには見えません!!(笑) (クリックで拡大)
面白いところでは、今じゃ考えられないが、エアロパーツ大流行のひとつの証として、あの 「YAC」 でさえこんな気合の入った 「キット」 を販売していた。
Z31 の、あの「YAC」がリリースしていた 「キット」。キックルーバーはマストアイテムだった。
コーダ・トロンカ とくれば、キックルーバーがマストアイテムで、このZ31も、ちゃ~んとキックルーバーも揃えられていた。
抵小 コーダ・トロンカを知ってますか?
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/27381481/
僕の大好きな二代目のシルヴィアも、「コーダ・トロンカ」スタイルだ。こんな美しいクルマが売れなかったのは不思議だ。
蹴桟 キックルーバーって知ってますよね?
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/26599727/
ハッチバックだけではなくセダン、クウペにもキックルーバーが存在した!!
そのうち、熱病の様に流行っていた エアロパーツ も潮が引くように流行も去って、「キット」という言葉も聞かれなくなった。
やはりクルマへの注目度が下って来て、ミニヴァンが主体になるとなかなかエアロパーツも一部では熱狂的な需要があるが、社外品のメーカーも、ひとつ消え、ふたつと減って行き、エアロパーツだけでなくクルマ用のパーツも最近はグッと減ってしまったような気がする。
今回はエアロパーツの呼び方の過去についてブログしたが、ある意味ではクルマそのものへの関心の変化の一例だったのかもしれない。
あの軽自動車へも向けられた 「キット」 の熱意は、また蘇るのだろうか。
Posted at 2019/01/04 09:15:31 | |
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