
最近は、余りのもトヨタの独占が続いて、興味の「きょ」の字もうせて、ブログのネタにもしなかった、新車販売台数だが・・・
10月の販売実績をみて「唖然」としてしまった。。
もはや日本という国には「トヨタ」というクルマメーカーしか存在しない!?と思わせるような散々たる結果だったからだ。。
これじゃ、余りにも面白くないので、来月からはトヨタを除いた販売ランキングを公表したほうが、意外に面白いかもしれない・・・と思うほど、日本の「トヨタ化」が進んでいる。
一番驚いたのが、「ラクティス」のNo.1だ!!
おいおい、日産を初めとする、日本のクルマメーカーの皆さん、いくら「ファンカーゴ」の後継とはいえ、海のものとも山のものとも分からない、ブランニューカーを、いきなり一番にさせるとは一体どうしたモンなんだい!?と思わず八つ当たりをしたくなるのは私だけだろうか?
そんな中で健闘が光るのが、「フィット」の存在だろう。
決してブランニューではない、出てからのサイクルタイムも随分経っている、それなのにベスト5に入っているのはかなり健闘というよりスゴイとしか言いようが無いだろう。
僕が、前々から、まだ日本にはクルマに対する良識が残っている。・・・と言っている根拠となっている、「デミオ」と「スイフト」の存在も忘れないだろう。
少々、おしゃれになりすぎた感があるデミオだが、それでも立体駐車場に入り、コンパクトでありながら(助手席側の足元とAピラーの存在は除外して)、広くてお手ごろな価格。
デミオには、なんだか今失われてしまったかつての、「コンパクトで性能の良い・・」と言われた時代の良さが息づいているように思えるのだ。
安全だの、居住性の確保などという、もっともな表書きを大義名分に、やたら3ナンバー化に邁進する、現在の国産車へのひとつの良識だとも思える。
もちろん、その事は「スイフト」にも当てはまるだろう。
トヨタをここまで蔓延させた一番の犯人は、やはり「日産」だろう。。
期待の「ティーダ」の姿はどこ?
あれほど売れていた「マーチ」や「キューブ」も、もはやベスト20にも入っていない悲惨な情況。。。
クルマ自体は、そんなに悪くない。ただ、どうも印象が薄いんだよねぇ。。。
TVのCMも、どうも最近の日産車のモンは、印象に残らない。。
正直、ビートルズの曲を使うという、広告業界の裏技を駆使する「ラクティス」なんて、画面は躍動感があるし、威勢がいい。
誰が好き好んで、一生懸命、英語の単語の発音やアクセントを間違いなくやってます調の、舌を噛みそうな苦しげな歌い方をしているラティオのCMより「ラクティス」の方が良いんじゃない?って思うに違いないだろう。。
アルファードのCMだって、さりげなく「デュアル画面」の機能をコミカルに訴求しているし、「オルティアじゃ!」なんて意味不明の車名連呼型のCMをやっていたジャンレノだって、使い方ひとつで、えらく印象が変わるもんだ。。と関心しきり・・・
さらにポルテのCMだって、あのスライドドアの便利さを、日常のシュチエーションで考えられる場面を再現して宣伝している。。
(実際には、出入りの足運びに苦労したり、リヤへのアクセスがいまひとつのところはあるが・・・)
確かにトヨタのクルマ造りは上手い。
ホントにソツが無いし、現代のユーザーが欲しい・・と思うツボを、クスぐったいほどに付いてクルマを出してくる。
他のメーカーは、べつにトヨタのマネをしなくていい。とにかく日産なら日産の、マツダならマツダの色を強調した「メーカーの顔」が見えるクルマを造って欲しいものだ。
どれもこれも、トヨタみたい。。みたいなクルマだと、やっぱり本家がいい・・となって売れないのは当然だろう。
本当に、この国のクルマたちを面白くする為には、トヨタ以外のメーカーにも頑張って欲しいのだが・・・どうも10月の実績を見ると努力不足の感がしてならないと思うのだ。
来月以降の各メーカーの奮起を願って止まない。
Posted at 2005/11/15 10:24:37 | |
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販売台数 | クルマ