
先日、すっかりBMWの駆け込み寺で有名になってしまった
エスプリオート へ行って来たのだが、休み明けになると相変らず、どっと修理などのクルマが並んでいる状態だった。
なにもBMWが壊れ易いのではなく、ちゃんとしたメンテをしていないから・・・という理由と、最近の景気によって中古車市場にこうした欧州ブランドのクルマが下取りなどで大量に放出された結果、価格がかなり安くなり、さらに今までそうした欧州車などを扱っていなかった街の中古車屋までもが、目玉などと称して格安に売り出す事も、実は影響をしていると店主と話した次第だ。
この日も、外観は恐ろしく綺麗というより美しいブルーの3シリーズと、年期の入った5シリーズが入庫していたのだが、ブルーの方は街の中古車屋で30万ポッキリで購入し、一応状態の確認とメンテを兼ねてやって来たのだそうだが、下回りやエンヂンのメカなど交換時期に来ている部品が多くあり、購入価格の倍以上の費用が掛かる事が判明して購入者も困っている・・・との事。
5シーズの方は、15年以上前のモデルで、今でもそのデザインで人気があるのだが、店主曰く、このモデルの部品代は半端じゃなく
「なめてはいけないモデル」何だそうで、このクルマのオーナー、おそらく60後半の初老の男性なんだが、やはり以前から、この5シリーズに憧れていて最近80万円で購入した・・・と言っていたが、この日も水周りの部品交換の必要性が発覚し「10万円近い出費が必要ですね。。」という店主の言葉に言葉少なかった。
何度も繰返すが、なにもこうしたトラブルは輸入車のみでなく、国産車だって往々にして起きている現象で特別なものでは無い。
ただ、壊れ易いのではなく、交換のサイクルが短かったり、ちょっとした気遣いを怠ってしまうと起き易いというモノなんだが、しかし、クルマの種類によって色々な特色やクセがあって、それを理解しなければ大変な事になるという事は間違いない事実だ。
輸入車は故障が多いとよく言われるが、特に欧州車の多くは、部品の性能を出し切る為に、磨耗が早かったり、劣化が早い部品が多々ある。それに音や振動に関して日本人に比べ寛容であり、そこでもトラブルの元になる事がしばしばだ。
憧れて買って、イザ乗り始めると部品の交換がたくさん必要だったり、音や振動で悩んだりするハナシを良く聞く。
国産車でもあるのだが、クルマ毎によってここが壊れ易いとか、できれば交換して乗りたいという部品を理解しないで売ってしまう中古車の業者も困ったものだが、やはり最後は憧れているなら、そのクルマの事を良く理解して、それから買うという姿勢が一番大事だと思うのだ。
それを理解しているのなら、無論、それらを回避して良い中古車を買う事も出来るし、逆に起きそうな事例に付いて、購入後、そうしたトラブルが発生した場合、保証してくれるように予め業者に約束しておくという手段も取れよう。
(最近、都内の小さな中古車屋で見た酷い例では、展示車のメルチェデスCクラスに
「国産車との違いはワイパーとウインカーのレヴァーが逆だけなので安心」
なんていうタグが飾られていた。こうした業者からは絶対に買いたくないよね。。閑話休題)
そうした前段階さえ踏んでいれば、今ほど安く海外のブランドのクルマを買える時期は無いと思うのだ。
何度も言うが、国産車だって同じだ。
Nで言えば、ある年式までは、シートベルトの出入りは良いか、ドアミラーの開閉は大丈夫か、室内のイルミネーションの電球が切れていないかとか、Tというクルマではある年式の車種は赤系統のボディカラーは色落ちする・・とか、ある年式のMは内装が剥がれ易い・・とか、やっぱりポイントがあるもんだ。
安い安いとは言え、やはり何十枚もの一万円札が必要な買物。
しっかり勉強して買わないと、百年の恋もなんとやらになるので注意が必要だという事を忘れないで欲しいと思うのだ。。。
と言っているとX-Carのフロントに取り付けたスピーカーが逝ってしまったようだ。
さすがに二代(二台)のブルバードと、今のクルマと合わせて15年も使いまわすとねぇ・・・
週末は、また内装を剥がすのかと思うと頭が痛い徳小寺 無恒であった。。。
Posted at 2009/05/20 16:10:05 | |
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