
今回もクルマネタではないのでご了承願いたい。まぁ、同じ様なメカニズムなので、興味のある方は最後までご覧いただきたい。
さてさて、世の中は「成人の日」と言う事で大いに話題になっているが、我が家にも一人・・・いやいや、一台、成人式を迎えるスクーターが居る。
僕の日頃の足として活躍している、ヤマハの SUPER JOG ZR だ。
その彼も、寄る年波には勝てず、最新の4スト並みの加速になってしまい、さらに、ハイチューンの甲高いが耳障りでない排気音もすっかり濁った音になってしまった。
そこで意を決して、日本で唯一と言われる、JOG専門のショップ
JOG工場 へ一日入院をさせることにした。
ショップとは言っても、個人宅でやっているのだが、その内容や腕前は、この業界ではツトニ有名で・・・・
一見すると、どこにでもある様な風情の風景なんだが、ここがJOGの聖地なのだ。
朝の九時ちょっ前に乗り込んで、まずは健康診断を受ける事にした、そして夕方、
JOG工場 の主である近藤さんから連絡が入った。
やはり、駆動系がかなりくたびれているという事であった。僕は、それらのリフレッシュと合わせて、あと2~3のフォローをお願いした。
実際の作業は翌日になったのだが、作業が終わった旨の連絡を受け、引き取りに行くと、
今回の主だった交換部品たち。だいたい駆動系の部品が好感と相成った。
何時もの様に、交換された部品がトレイの中に入っていた。
今回のメニューは、
基本点検整備、駆動系点検
3WFマフラー交換、
フロントブレーキパッド交換
リヤタイヤ交換
バッテリー交換
駆動ベルト交換、変速プーリー、ウエイトローラー
中古フェイス、センタースプリング、クラッチスプリング
インテークマニホールド、エアエレメント
キャブレタージョイント
ギアオイル交換
リヤサス交換
と多岐に渡った。このうち、僕が拘ったのが、マフラーの交換で、最近はやんちゃな兄ちゃんたちが、派手な高音は奏でるチャンバーを装着した原付を良く見るが、あれは、良くチューニングしなければ音ばかりで前に進まない「音だけ」仕様になってしまうのだ。
僕が選んだのは、JOG90用の純正マフラーで、
外観は、どこにでもある様な平凡な姿形なってしまったがいえいえ、マフラーは見かけではありませんぞ!
姿形は、至って普通になってしまったが、知る人ぞ知る「純正最強」と言われるシロモノで、中低速のトルクアップはもとより、ピックアップの良さが、元気印のお兄ちゃんチャンバーなんて目じゃない代物なのだ。
JOGを預ける時に、近藤氏から
「すべてのステージで、JOGやアクシスの90を上回る様にします」
と言われていたのだが、実際に乗ると、あの往年の 「暴力的な加速」 と言われる加速の良さと、ピックアップの良さが蘇っていた。
そして、なにより、静かなんだが官能的な、懐かしい2ストの甲高い乾いたエキゾーストが蘇ったのは最高の贈り物だった。
足回りはプアーなんだが、真っ直ぐは、恐ろしい程早いなんて言われたZR。
とにかく、気温が低い一日だったが、
JOG工場 から我が家までの20Km弱の道のりが楽しくて仕方なかった。
2ストで回転で馬力を稼ぐ、小排気量エンヂンなので、いつまで、このフィーリングが続くか分からないが、暫くは、あの出た当時のフィーリングを堪能できそうである。
クルマも、そうなんだが、確かにエコも大事なんだが、原動機の持つポテンシャルも維持しながら、エコに特化したエンヂンには適わないが、工夫した運転で、楽しさとエコを両立させるのも、また、一つの楽しみだと僕は感じている次第なのだ。
三回目の成人式を目指している僕が、JOGに乗って遠乗りはしないが、近所でもレスポンスの良さでスクーターに乗る楽しみを味わいたいと思っているのだ。
たかが原付、されど原付。
エンヂン付の乗り物は楽しいと再確認した SUPER JOG ZR 復活編であった。
Posted at 2015/01/14 00:21:54 | |
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