一昨日のブログで、バッテリーテスターを物色中...と書きました。
以前として、アレでもない、コレでもないとウダウダしていて購入に至ってません。
そんな時、以前...
「何故アイドリングストップ車(充電制御車)は、専用のモードを備えたバッテリーテスターじゃないと測定出来ないか?」
と聞かれた事を思い出しました。
アイドリングストップ車(充電制御車)は、走行時にオルタで発電してもバッテリーが100%まで充電されない事は、以前ブログに書きました。
アイドリングストップ車(充電制御車)は、エコカーなので、充電が不必要な時は、オルタの発電を抑えて燃費を稼いでいるからですね。
ですから通常走行時のバッテリー充電量は、80~90%程度(制御方法による)だと思います。
この状態(バッテリーが満充電でない状態)で、バッテリーチェッカーを使った場合、標準のテスト方法で測定してしまうとバッテリーの状態が正確に判断出来ません。
標準のテスト方法は、バッテリーが100%充電されている状態が基本となっているからです。
つまり、標準のテスト方法でアイドリングストップ車(充電制御車)のバッテリーを測定してしまうと、10~20%充電量が少ない状態と判断されてしまいます。
また健全性(SOH)についても、内部抵抗だけで判断するものが多いです。
バッテリーの内部抵抗は、充電量が少ないと大きくなりますので、標準のテスト方法でアイドリングストップ車(充電制御車)のバッテリーを計測すると、健全性(SOH)も適切に診断できないのです。
下の写真を見て頂くと一目瞭然です。
このバッテリーテストレポートは、同じクルマで実施したものです。
標準モードと充電制御/アイドリングストップモードの2種類で測定しています。
日付を見て頂くと判ると思いますが、測定日は3日しか経過してません。
どうです? これ驚きでしょう。
全く同じバッテリーにも関わらず、
標準モード(写真右側)で測定した健全性(SOH)は、1%
充電制御/ISSモード(写真左側)で測定した健全性(SOH)は、100%
ですよ。
ディーラや量販店とかのバッテリーチェックでNGとされたバッテリーも、実は全く問題ないという事が多々あると思います。
皆さん、注意しましょう!
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Posted at
2020/05/22 08:08:53