前回からの続き...
またまたマクラーレンに試乗する事になりました(汗)
試乗の機会を与えて頂いた「マクラーレン東京」様に感謝しかありません。
またマクラーレンかよぉ! って思う人も居るかと思いますが、マイブームになっちゃったのでご容赦下さいね。
マクラーレンの試乗は...
MP4-12Cに始まり、650S、540C、570S、570S Spider、720Sと続き、
今回は、720S Spiderです。
720S Spider専用のホイールもカッコイイ
桜の花に見えるのは、ワタシだけだろうか??
そしてホイールの中に見えるカーボンブレーキがまたイイね!
720Sの試乗は、富士のクローズドコースだったので、720Sを公道で走らせるのは始めてですね。
しかも、今回は、最新の720S Spider
トップを開けた時のほうが、デザインが自然に見えます。
トップは、今までのSpiderとは違い一枚モノでした。
液晶で濃淡をコントロールできます。(ボーイング787のウィンドウを同じです)
トップの開閉には、モーターが7つ使われているようで、とっても静かでしたね。
トップを開けたら、そのまま試乗に出かけます。
雨もあがり、路面がドライだったのが幸いですね。
富士のクローズドコースならともかく、公道試乗では絶対無理できませんから。
で、試乗レポートですが...
先に書いてしまうと、720S と 720S Spiderは、ベツモノでした。
てっきりトップが開く仕様であって、そのほかは一緒だと思ったんですが、間違いでしたね。
ニューモデルになった事による正常進化?って事ではなく...
ニーズに合わせてリセッティングしているって気がします。
720S もスポーツシリーズである540Cや570Sよりも、ツアラー的な方向です。
720S Spiderは、更にその方向に進めたセッティングだと感じました。
720psもあるけど、それはイザって時だけにしておいて、通常は穏やかに流すのが似合っているように思います。
街中で流していると、高級セダンに乗っているような乗り心地の良さです。
これ決してオーバーな表現じゃないですよ。
シャシーは、カーボンモノセルですので、Spider化によるボディ剛性の低下はないでしょう。よってこの乗り心地の良さは、まさにサスセッティングに因ると断言しても良いと思います。
想像ですが、Spiderを購入する人は、このクルマで...
「攻めるよりも流す」事を優先するであろうと考えているんじゃないかとね。
進化しているポイントとしては、スーパーシリーズにのみ装着されている
”プロアクティブシャシー” でしょうか?
MP4-12Cで初めて経験した時は、その動きに驚きました。
650Sで試乗した時は、MP4-12Cよりも固められたアシになり、多少乗り心地がスポイルされたと感じました。
そして、720S と 720S Spiderです。
”プロアクティブシャシー” である事が判らなくなりました。
これ悪い表現ではなく、より自然な動きを身につけたと言って良いと思います。
次にエンジンサウンドとエギゾーストノートですが...
Spiderって事で、屋根がないのでダイレクトに聞こえてきます。
しかも、試乗車には、スポーツマフラーが装着されていたのでした。
いやぁ、歴代マクラーレンの中で、サウンドは最高でした。
無闇にアクセル開けたくなる気持ちが良く判りますね。
相変らずの凶暴なパワー(720ps)なんで、公道試乗では、踏み続けることは無理なんですけどね。
周りの迷惑を考えずに低いギアで引っ張りたくなりましたよ。
試乗を終えたあとにマクラーレンの魅力って何だろう?
って考えてみました。
やっぱり乗っている時の...
”特別感がハンパない”
って事なんだと思うのです。
ケイマンも素晴らしい性能を持ったクルマなんですよ。
恐らくパワー差はあれど、走行性能は、ほぼ同じでしょう。
でも乗っている時の気分の高揚感は、ポルシェにはないものがある。
誤解を生むかも知れないけど、ロータスに乗っている時の気分に似てます。
ロータス + ポルシェ = マクラーレン みたいな感じかな?