前回からの続き
別に意図した分けじゃないけど3名で試乗に来たので、カブリオレに定員の大人4名で乗り込み試乗開始。
ゴルフ・ハイラインの車重が1340kgに対して、カブリオレは、1470kg
そこに大人4名乗車だから、重量は1700kg超えています。
果たして、この重量を1.4Lツインチャージャは活発に走らせる事が出来るのでしょうか?
走り出して直ぐに、それは杞憂に終わりました。
アイドリング・プラスから有効なトルクを出すTSIツインチャージャは、大人4名乗車にも関わらずオープンボディを活発に走らせます。
試乗中にトルク不足を感じる事は、一切ありません。
むしろ1500回転以下のエンジン回転数であれば、GTIの1名乗車よりもトルクフルに感じたほどです。
同じツインチャージャエンジンを積むハイラインとは、味付けが異なっているようです。
スーチャーだけで過給している領域のトルクが大きい様に思います。
ターボの過給が始まるとハイラインよりも穏やかに加速しますが、これは車重によるものと推察します。
まぁ、私の勝手な思いつきですから、本当の処は判りませんけどね。
兎に角、カブリオレは大人4名乗車であっても全くストレスなく走る事が出来ます。
乗り心地についてもかなり良いですね。
足回りだけが上手く動いていて、非常にフラットな乗り心地です。
カブリオレは、車重の増加を上手くチューニングしていますね。
おそらくコーナリング性能は、ハイラインよりも悪くなっているのでしょうけど、この手のクルマはコーナリングを楽しむよりも、オープンエアを楽しむ事を優先するので、これでOKでしょう。
ゴルフカブリオレの最大の魅力は、屋根が開くだけでなく、この後ろに何もないボディ形状ですね。
エリーゼも屋根が開きますが、その開放感には雲泥の違いがあります。
オープンだと風の巻き込みが気になる人もいるでしょうけど、サイドウィンドウを閉めた状態だと一般道を走行する速度なら全く気になりませんでした。
また、ソフトトップをクローズにした状態の静粛性も特筆ものです。
クローズにしてしまえば、クルマに関心の無い人であれば、それがソフトトップとは気づかないくらい静かになります。
試乗を終えて最初に考えたのは、
これが1年前に発売になっていたら、GTIを購入していたか判らないと云う事でした。
それくらい完成度が高いカブリオレに仕上がってますね。
フルオープンの走行だとロードノイズやエンジン音よりも周囲の音が容赦なく耳に入ります。
この感覚は、非現実的なものであり、オープンカーに乗る魅力と云うのは、この周囲の音が耳に入るという処にもあるんだと再度実感しました。
最後に3名が試乗したので、いつもより長めの試乗コースを設定して頂いた
VW調布の澤村氏には感謝致します。 ありがとうございました。
Posted at 2011/10/23 16:04:53 | |
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クルマ見聞/試乗レポート | 日記