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2020年08月01日

このタイミングは案外異例 現行プジョー308(T9)のマイナーチェンジ

このタイミングは案外異例 現行プジョー308(T9)のマイナーチェンジ

プジョー308は、プジョー社のCセグメントを担う重要なモデル。

現行T9の特徴として、3気筒1.2Lピュアテックエンジンを載せたり、アイシン製の8ATを載せたり、極め付きはDV5と呼ばれる1.5Lディーゼルを載せたりしています。

特に後期型以降はエンジンやトランスミッションが次々にブラッシュアップが図られており、つまり、プジョーが308に対して並々ならぬ思いを強く抱いていることがわかります。

308が属するCセグメントは世界中にライバルがひしめくクラスでもあり、世界戦略モデルとして日々進化し続けていなければ、ライバルたちにすぐ差をつけられ、大変なのかもしれません。

その現行T9は、2013年にデビューして以来、かれこれ7年が経ちます。早いですね。先代T8はモノスペースだったので、ずいぶんスタイリッシュになったものだと感じましたが、もう7年です。

そろそろフルモデルチェンジも現実的になってきました。

と、そんな折、6月11日に308のマイナーチェンジが実施されたと本国プジョー社から発表がありました。carviewニュースから引用します。

(引用開始)
仏プジョーは6月11日、308ならびに308SWのマイナーチェンジを本国で発表した。今回の改良では、エクステリアの部分変更のほか、最新の装備やパワーユニットが採用される。
(引用終了)

デビューから7年も経ったモデル、さらに言うと、もう次期型がデビューしてもおかしくはないモデルのマイナーチェンジをプジョー社が公式にアナウンスするというのは異例だと思います。

読み進めていくと、上述のとおり、今回のマイナーチェンジのトピックは主に3つ。

1.新世代パワートレインの採用
2.iコックピットに最新グラフィックデザインの採用
3.先進安全装備の採用

以上にまとめられるよう。

1のパワートレインの説明を引用します。

(引用開始)
パワートレインは、欧州のWLTPに準拠した新世代パワートレインが用意される。ガソリンは110hp仕様または130hp仕様の1.2ピュアテックで、後者は6MTのほか8ATも設定される。ディーゼルは100hp仕様または130hp仕様の1.5ブルーHDiが搭載され、後者は6MTと8ATが選択可能。さらに高性能版「308GTi」(最高出力263hp、最大トルク340Nm)が設定される。
(引用終了)

日本に導入しているのは130hPの1.2Lピュアテックと130hPの1.5Lディーゼルの2機。組み合わされるトランスミッションは8ATに変わりはないですが、エミッション向上が図られたものに対応しているのか。

この記述を見る限りでは、2Lディーゼルの搭載はないもよう。パワフルで好きなエンジンですが、さすがに最新のDV5(1.5Lディーゼル)よりも設計が旧いため、基準を満たさなくなるのでしょうかね。

2のiコックピットについては、次の記述があります。以下引用します。

(引用開始)
装備については、“プジョー i-コクピット”の一角をなす10インチの高解像度デジタルパネルに、最新のグラフィックデザインが取り入れられたほか、タッチスクリーンがグロス仕上げとなるなど、最新仕様となる。またスマホとの連携も強化され、3Dナビの表示や音声認識、リアルタイムの交通情報表示などの機能が標準装備された。ただし、このあたりは仕向け地により仕様が異なる可能性がありそうだ。
(引用終了)

言うまでもなく、3008Ⅱや5008Ⅱ、508Ⅱ、208Ⅱですでに採用されているグラフィックカルなメーター。
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alt
  ≪画像は拝借しました。≫
おそらく最終型のフェイスリフトであろうこのタイミングで採用なんですね(驚

こちらは今となっては旧いアナログメーター。
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  ≪画像は拝借しました。≫
こちらもなかなか捨てがたいですが、数字が少々見づらいか。視認性の高さではやはりグラフィックに敵わないのでしょうね。

また、スクリーンは10インチを採用するとのこと。
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  ≪画像は拝借しました。≫
現行モデルは7インチ。ナビゲーションの兼ね合いもあり、日本に導入される暁には10インチ化されるのかは興味あるところ。

さて、3の安全装備について、次の記載があります。

(引用開始)
また先進安全装備についても、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブ・クルーズコントロールや駐車時の安全確認をサポートする機能、最新世代の緊急自動ブレーキ、車線逸脱警報などの運転支援装置を備える。
(引用終了)

不勉強なのですが、現行モデルにいずれも装備がない、または一世代前のものが採用されているとすれば、技術革新の視点でも目を惹く内容なのでしょうね。

ところで、今回のマイナーチェンジではボディカラーにも新規採用があったもよう。
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  ≪画像は拝借しました。≫
どこかで見た覚えがあると思ったら、先頃208Ⅱで採用となった「ヴァーティゴ ブルー」。

まだ実色は見たことがありませんが、とても鮮やかで「映える」ボディカラーですねww

ところで、なぜ308がこのタイミングでマイナーチェンジを行ったのか? 勝手ながら紐解いてみると、そこには間違いなくあの存在があるのでしょう。
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  ≪画像は拝借しました。≫
VWゴルフ8。

世界中の車がベンチマークとしているVWゴルフは先頃8世代へ移行しています。同じCセグメントに属するライバルとして、プジョーが警戒しているのは明らか。

フルモデルチェンジを目前に控えて、最後のブラッシュアップを図り、それを公式にアナウンスすることによって、308の存在をアピールすることが最大の目的なのでしょう。

次期型308は2022年にデビューとされます。開発は最終の段階にあるはずですが、あと一年半ほどでもライバルゴルフ8の徹底研究は怠ることはできないですね。

ブログ一覧 | プジョー | 日記
Posted at 2020/08/01 10:59:44

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この記事へのコメント

2020年8月1日 16:36
こんにちは。
ゴルフ8への対抗措置(まあ8も中身はビッグマイナーチェンジの7.5という見方も。)と同時にここに来てのT9の大幅なブラッシュアップと言う事は延命措置が相応に長い期間になるという事だろうと予想します。
その理由は次世代のeVMPに合わせて308を新型に置き換えるのではないかと。
コメントへの返答
2020年8月1日 19:50
こんにちは。
eVMPの存在は貴ブログで情報を得ました。2023年にCセグメントSUVに採用とのことなので、New308はそれ以降になるのでしょうか。

となると、残りの2年余りを延命のための期間として、最後のマイナーチェンジでテコ入れを図るのでしょうね。最終型マイナーチェンジの内容にしては小変更どころではなく、結構手が入っています。

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