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2021年11月24日

リフターとベルランゴを試乗して感じたこと【2021.11】

現行モデルのプジョー・リフター&シトロエン・ベルランゴは2018年3月に本国で登場しました。同じグループの兄弟車です。
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  ≪画像は拝借しました。(左;リフター 右;ベルランゴ)≫
本国では何代に亘ってモデルチェンジを繰り返していて、元来商用モデルに端を発するのが最大の特徴。ガンガン使っても頑丈なんですね。

兄弟車でありながら、プジョーとシトロエンとでどこに違いがあるのかということに興味を持っていました。

外観はご覧のとおり、フロントマスクが大きく違うわけです。これは好みの問題なのでしょうけど、リフターよりもベルランゴの方が個性があり目を惹くのは事実。

リフターの外観↓

  ≪画像は拝借しました。≫
ホイールのアーチ部分に黒いモールが備わっています。

ベルランゴの外観↓

  ≪画像は拝借しました。≫
ホイールアーチ部分にモールは装備されません。

参考までに、両者のディメンションを挙げてみると、
 ○リフター
   全長;4,405mm × 全幅;1,850mm × 全高;1,880mm
 ○ベルランゴ
   全長;4,405mm × 全幅;1,850mm × 全高;1,850mm
リフターの全高がベルランゴよりも30mm高いんですね。おそらくサスペンションのセッティングからして違うということでしょう。

ホイールアーチ部分の黒いモールの演出や30mm高い全高から鑑みて、リフターはSUVをも意識したモデルという位置付けなのかもしれません。

さて早速試乗です。運転席からの視界も違いますね。

リフターのインパネ周り↓

  ≪画像は拝借しました。≫
近年のプジョーのアイデンティティでもある「i-cockpit」はリフターにも採用。ステアリングの上からメーターを見るというスタイル。

ベルランゴのインパネ周り↓

  ≪画像は拝借しました。≫
メーターとステアリングは一般的な位置関係。

リフターのメーターの見方は少々慣れが必要かもしれません。実際に「i-cockpit」装着車両を所有していると、今でも戸惑いを感じるのは事実です。

試乗車両は次のとおり。
 ○リフター;GT Line First Limited  タイヤサイズ・215/60R17
 ○ベルランゴ;SHINE タイヤサイズ・205/60R16

タイヤサイズが異なるので直接比較とは言い難いのであくまで参考程度です。国道バイパスの目地段差を超える際にフワフワと乗り越えていくのがベルランゴ。しっかり踏ん張って超えていくのがリフター。

同じグループの兄弟モデルでありながら、味付けが結構違うことに気付かされました。それぞれのブランドの考えが反映されているわけです。

それともう一つ気付かされたことですが、元初代C4ピカソ乗りとしてはまさに初代に似た乗り味を思い起こさせてくれました。それがベルランゴかなあ。

こちらはベルランゴのシート↓

  ≪画像は拝借しました。≫
しっかり人間の体重を受け止めてくれる座面は硬すぎず柔らかすぎずで適度な硬さ。短い試乗に過ぎませんが、おそらくロングドライブでは疲れは知らないのではないかなあ。

でも一つ気になったこと。座面の前後長がちょっと短いですね。臀部から膝裏までまでは達しない長さなので、変に違和感があったかなあ。

シートについてはリフターとベルランゴの違いはあまりよくわかりませんでした。

両者共通の装備品です。

  ≪画像は拝借しました。≫
モジュトップと呼ばれるパノラミックガラスルーフにフローティングアーチは面白いですね。


  ≪画像は拝借しました。≫
ラゲッジスペース頭上にある収納スペース。カングーを徹底研究したのでしょうねえ(笑


  ≪画像は拝借しました。≫
リアガラスハッチ。カングーにはない装備でしょうか。アドバンテージをつけたのかもしれませんね。初代C4ピカソを思い出しました。使い勝手はかなり良かったです。

ところで、ベルランゴは発売初期の「デビューエディション」は初回が5時間で完売し、第二弾を追加販売し、こちらも即完売。ベルランゴ人気が窺えますね。

2022年はグループPSA傘下のオペルが日本市場でいよいよ販売再開しますね。リフター&ベルランゴ兄弟車も販売予定とか。

  ≪画像は拝借しました。≫
コンボライフ。PSAジャパンの意気込みを強く感じますね。

カングー人気を横目に見ていたPSAジャパンとしてはリフター&ベルランゴの日本市場導入によって、販売増を当然目論んでいることでしょう。

両者はそれぞれの特徴と独自の個性を打ち出しています。売れる理由っていったい何だろう。

推察するに、カングー人気が飛び火し、リフター&ベルランゴの個性が受け入れられているのかもしれませんね。
ブログ一覧 | PSAプジョー&シトロエン | 日記
Posted at 2021/11/24 22:35:27

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この記事へのコメント

2021年11月25日 8:52
おはようございます

自分も先日、プジョー&シトロエンを取り扱っているディーラーさんへ車を見に行き、カタログを貰ってきました

正直フランス車のラインナップとか特性も分からないので、ブログを拝見した内容と、営業さんの説明、自分で目にした印象がなんとなく繋がりました

凄く大雑把に言えば、スポーティなプジョーと、ゆったり乗るシトロエンといった印象

シートもサポートパッドが大きく、座面も硬くて、それに幾何学模様のステッチで滑りにくいプジョー、座面が広くて、フワフワでは無いけど硬すぎず、ランバーサポートとか疲れない配慮がしてあるシトロエン
といったとこでしょうか?

試乗とかはしてないので乗り味は分かりませんが…

個人的に興味を持ったのは、プジョーの508です
ワゴンではなく、5ドアのほう
フロントマスクの牙もかっこいいし

アクセラとサイズの似た308もいいと思いましたが、フルチェン直接とのことで、508と同じ2.0のディーゼルが載ると速いでしょうね

コメントへの返答
2021年11月25日 20:56
こんにちは。
リフターの試乗車は17インチを履いた仕様ですが、しっかりと路面を踏ん張りつつ、適度に硬い乗り味です。ベルランゴよりは多少硬いですが不快ではありませんね。リフターの16インチ仕様はいったいどんなものかというのは興味深いところです。

表現するならば、柔のベルランゴ、やや柔のリフターとなるでしょうか。

リフターのフロントマスクはエグザルトというコンセプトモデルが元となっています。
https://www.webcg.net/articles/-/30569

余談ですが、最新の牙のDRLがプジョーのアイデンティティとなっていますが、リフターもこのマスクが与えられれば面白いですね。

なお、308は来年にはニューモデルが導入されるはずです。2Lディーゼルは設計が古く、1.5LディーゼルがグループPSAでは最後のディーゼルと言われています。なので、今後登場するモデルへの搭載は不明です。代わりにPHEVは搭載予定のようです。これはおそらく508や3008にすでに搭載されているものと同じものでしょうね。
2021年11月25日 10:19
ベルランゴを買おうかと思っていましたがC5エアクロスになっちゃいました。予約が間に合わなかったです。

ベルランゴ、うちのディーラーでも一番売れているそうです。次がC3って言っていました。

シートの座面長が短いのはC5エアクロスも同じですね。C5エアクロスもベルランゴも車高が高いので、この位の座面長の方が乗り降りしやすいという利点があります。長時間運転しても気にはならないですね。

全長4.5m以内で3ナンバーで5人乗りミニバンって国産車じゃないですね。3~4人家族であれば、大きすぎず小さすぎずで十分なサイズだと思います。自転車も載りますし。あと、目立つのが売れている理由?ですかね。
コメントへの返答
2021年11月25日 21:06
こんにちは。
タイミングでしょうね。ベルランゴの初期の特別仕様車が2回とも速攻で完売するとは思いも寄りませんでした。受け入れられたのでしょうね。

C3よりもベルランゴが売れているというのは不思議ですね。決して安価ではないのにです。ベルランゴはすでにブランドとなっているのかもしれませんね。

シートの座面長の短い件はC5エアクロスもなのですね。ピタっと膝裏に当たらなかったので違和感を覚えました。一方で、シートは硬すぎないことは良いと感じました。フワフワとした乗り味と相まって硬すぎないシートは長時間の運転も安楽に過ごせそうです。

このコンセプトのモデルは日本車には見当たりません。聞くところによると、日本車ミニバンからの乗り換えが結構あるそうです。スライドドアはミニバンと共通ですし、室内も広々。他と同じでは嫌気が差したオーナーにとって受け入れられたのでしょうね。両モデルともまだまだ伸びしろはありそうですね。
2021年11月25日 16:17
屋根ほとんど窓なのですね!

SUVよりこっちの方が重いきっていて好感が持てます
コメントへの返答
2021年11月25日 21:09
こんにちは。
モジュトップはリフター&ベルランゴの特徴の一つですね。明るく開放感があって息苦しさを感じません。目玉の一つと言っても良さそうです。おそらくカングーにアドバンテージをつけたのでしょうね。
2021年11月25日 21:50
ベルランゴはシトロエンの現在のラインナップの中でも売れているとmyDさんが言っていました。
シトロエンが好きだから贔屓目に見てしまうんですが、ベルランゴの方がカングーの様な可愛さがあると思います。だからカングーが気になっている人や本国では発表されている新カングーに心惹かれない人には売れるのかな〜と思っています。
ただ、ベルランゴにはリフターに標準装備のグリップコントロールが付いていなくて、グリップコントロールがあるはずのところに変な凹みがあるのはちょっと嫌だなぁと。でもリップカールバージョンではグリップコントロールつくんですね!
コメントへの返答
2021年11月25日 22:49
こんにちは。
やはり今ではベルランゴが日本で一番売れているシトロエンなのですね。C3超えとは凄いです!

現行カングーは最終型で在庫はないでしょうし、次期型はサイズが少々大きくなるようですし、そうなるとリフター&ベルランゴが注目の的となります。ベルランゴはC4ピカソⅡから受け継がれる近年のシトロエンのフロントマスクを採用し個性的です。

この個性あるフロントマスクが広く受け入れられたため、ベルランゴ人気に拍車がかかっているのかもしれませんね。

おっしゃるとおり、リフターにあってベルランゴにないものと言えばグリップコントロールです。リフターがSUV風なのも採用の理由かもしれませんね。

しかしその一方で、最近発売となったリップカールは標準装備なんですよね。特別限定色ですし選択のメリットがありますよね。
2021年11月28日 17:51
ベルランゴ…
リアシートの前後座面の短さと背もたれの角度
クッションの厚み
またナビシートも、ドライバーズシートからすると
かなり簡易的な印象を受けました。

クルマ自体の成り立ちからすれば、仕方ないのかもされませんが
私はどうしても一緒に乗る家族が辛い思いをすると思い
購入に至りませんでした
正直なところ、購入した方々は
ほんとに、しっかり購入前に確かめたのか?
この2台の購入には、絶対に全席に座って試乗をすることが必要かと

そのシートで満足しているのだろうか?と疑問です(´・_・`)
コメントへの返答
2021年11月28日 18:43
こんにちは。
ベルランゴ、リフターとも運転席のみの試乗なので推測でしか言えませんが、助手席も後部席も前方に倒せる機能があるため、おそらくシートの背面と座面の厚みはスペースの制約上薄くせざるを得ないのでしょうね。

運転席に座った印象としては良かったです。さすがはフランス車。ベースが商用モデルであっても一切手は抜いていないのでしょうね。

商用モデルであることを巧くわからないようにして派手なカラーリングや乗用車ライクの装備満載にして、独自の世界を打ち出したことがヒットに繋がっているのだと思います。もしかしたら、中にはベースが商用モデルと知らないオーナーもいるのではないかとすら思います。

商用モデルと割り切って納得した上で購入するのであれば良いのですが、おっしゃるようにしっかりとすべてを試すことなく雰囲気だけで購入すると後悔することに繋がるかもしれません。高い買い物なだけに冷静になることは賢明ですね。

プロフィール

「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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