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2022年04月24日

シトロエン グランドC4スペースツアラー生産終了の報に触れて【2022.4】

シトロエン グランドC4スペースツアラー生産終了の報に触れて【2022.4】 シトロエンのミニバンと言えば、今やベルランゴかもしれませんね。大ヒットしたのは個性が広く受け入れられたからでしょう。

ベルランゴが登場するまでは、C4スペースツアラーがシトロエンミニバンの代名詞でした。

いかにもミニバン然としたデザインはとてもわかりやすいデザイン。それでいながら他のミニバンとは明らかに異なる個性がシトロエンらしさでもあります。

さて、先日、C4スペースツアラーに関するニュースが発信されました。以下、Responseのweb記事から引用します。(リンクは下に貼っています。)

(引用開始)
シトロエンのミニバン『グランドC4スペースツアラー』…7月生産終了へ
2022年4月22日(金)18時2分  

シトロエンは4月21日、『グランドC4スペースツアラー』(CITROEN GRAND C4 SPACETOURER)の生産を7月上旬に終了すると発表した。

グランドC4スペースツアラーは、7シーターのMPVだ。「テクノスペース」をコンセプトに、シトロエンの独創的なクルマづくりの哲学を結集したMPV、と自負する。近未来的なエクステリアとフルデジタルのインターフェイス、ユーザーの期待に応えるフレキシビリティを具現化し、同クラスの中でも個性的なモノスペースとして好評を得てきたという。

グランドC4スペースツアラーは、「EMP2」車台による低重心で安定した走りと、広い室内スペースを備える。室内には、独立した7名分のシートが配置された。日本市場にも導入されており、最大トルク40.8kgmを引き出す2.0リットルのクリーンディーゼルターボエンジンに、8速ATを組み合わせている。

シトロエンは、このグランドC4スペースツアラーの生産を7月上旬に終了する。シトロエンによると、ユーザーの嗜好や車の使い方の変化により、MPV市場が縮小傾向にあるためという。シトロエンは後継モデルとして、MPVのスペースとモジュラー性を備えた『C5エアクロス』や『C5X』、大家族向けには『ベルランゴ』の名前を挙げている。

(引用終了)

日本市場はミニバンがもてはやされて広く受け入れられていますが、世界的に見れば、ミニバンは衰退の一途を辿っているのは事実。

むしろ、SUVが飛躍的にヒットしているのは明白で、スーパーカーブランドや高級ブランドなどがSUVをラインナップに揃えているのは珍しいことではありません。

同グループのプジョーは初代3008&5008がクロスオーバーでしたが、フルモデルチェンジによってSUVに宗旨替えしたのは記憶に新しいところです。
(参照; プジョー最新4ケタモデルが変貌を遂げた理由

シトロエンとしても世界的な動向を鑑みて、C4スペースツアラーを未来永劫ミニバンとして存続させることをおそらく検討したことでしょう。しかし、様々な観点から検討した結果の答えが「生産終了」に行き着いたということでしょう。

初代C4ピカソから2代目と愛用し続けた元オーナーとしては、「ピカソ」から「スペースツアラー」へのネーミング変更問題は大きな問題でした。
(参照; もう"C4ピカソ”と呼んではいけない

何の面白みもないネーミングへの変更がC4ピカソ(スペースツアラー)にとって転換点になったことは、SUV人気を多少加味しても、少なからず影響を及ぼしたのではないかと推察されます。

C4スペースツアラーは生産が終了しますが、後を継いで、ベルランゴがその役割を担ってくれることでしょう。

  ≪画像は拝借しました。(LWBの7シーター仕様)≫
C4スペースツアラーのようにヒンジドアではなく、スライドドアは使い勝手が良さそうです。

記事によると、C5エアクロスやC5 Xも役割を担う旨記載はあります。使い方によっては後継モデルとしての可能性はあるとは思いますが、むしろコンセプトはベルランゴの方が近いでしょう。

個人的にはC4ピカソは家族の移動で心強い相棒でした。過ごした時間も濃密そのもので、初代、2代目あわせて都合7年間11万キロ余りを共にしました。

SUV人気という事実を突き付けられると、致し方のないことなのですが、それにしても今回の生産終了の知らせは本当に残念で仕方がありません。

そもそもC4スペースツアラーが世に送り出されたのはこのモデルがあったからでしょうね。

  ≪画像は拝借しました。≫
エヴァジョン。C4スペースツアラーよりもサイズは一回りは大きいですが、シトロエンミニバンというカテゴリーは同じ。

最後にミニバンとしてのピカソシリーズを振り返ってみることに。

■Xsara Picasso

  ≪画像は拝借しました。≫

■Grand C4 Picasso 1st.

  ≪画像は拝借しました。≫

■Grand C4 Picasso 2nd.

  ≪画像は拝借しました。≫

クサラピカソ、C4ピカソ、もちろんC4スペースツアラーともにシトロエンの名モデルとして間違いなく生涯に亘って語り継がれることでしょう。
ブログ一覧 | シトロエン | 日記
Posted at 2022/04/24 16:15:13

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この記事へのコメント

2022年4月24日 17:33
今あらためて見ると、私は Xsara Picasso が1番ささります👍
コメントへの返答
2022年4月24日 21:22
こんにちは。
クサラピカソなくしてはC4ピカソは絶対に生まれなかったでしょうね。クサラピカソは当時としてはかなり前衛的なデザインだったと思います。シトロエンらしい個性溢れるデザインですよね。ササります(^^♪
2022年4月25日 10:37
Genta さん、こんにちは!
このブログを拝見して、過去にオフ会でお会いした際に見たGenta さんのC4ピカソを懐かしく思います😌

個人的に必要に迫られた事がないのもあり、ミニバンは縁が無かったですが、数あるミニバンの中でC4ピカソはデザインが刺さる数少ないクルマでした!
あとは(何故かフランス車ばかりですが…)ルノー エスパスとシトロエン エバシオン、プジョー806、ランチア ゼータの兄弟車種くらいです。

クサラピカソ時代からスペースツアラーまでフロントウィンドから8ライトウィンドといいましょうか特徴的なサイドウィンドの構成で解放感があり、台形の様なボディー形状も特徴的でフロントからリアまで、はじめのピカソの車名の様に芸術的なクルマですね!

スペースツアラーが生産中止になるのは残念ですが、ピカソを含め、名車種の多いシトロエンの歴史の記憶に残る車種の1つになるでしょう🙂
コメントへの返答
2022年4月25日 20:59
こんにちは。
そうでしたね。過去のブログを調べてみたら、8年前の4月のことだったようですね。隊列を組んで大移動したことが懐かしく思い出されます。あの当時はC4ピカソとのカーライフを存分に楽しんだ時期でした。多少のトラブルはありましたが、みんカラの情報が本当に心強かったですね。

ミニバンは乗るつもりはありませんでしたが、子育てと共に必要に迫られました。日本車は興味を惹く車がなかったため、輸入車から選ぶしかありませんでしたが、当時ドイツ車よりもフランス車が良いと思い、プジョーからの乗り換えでC4ピカソを選びました。

クサラピカソが前衛的でシトロエンらしいデザインが惹かれます。世界的に見てもクサラピカソほどの個性をもったモデルはムルティプラくらいでしょうか。

サブネームの「ピカソ」はネーミングセンスが抜群です。生涯に亘って使い続けて欲しかったですが、大人の事情であっさりネーミング変更されましたね。残念でなりません。

スペースツアラーもピカソもシトロエンの名モデルになることは間違いないものと思われます。永遠に不滅ですね(^^;
2022年4月27日 20:36
こんばんは。
生産中止になってしまうんですね。
デザインも気に入ってますが、
使い勝手がいいんですよね。
フルフラットになる荷室は娘達の吹奏楽の大物楽器を運んだり、
キャンプでテント立てるの面倒な時は寝室になったりと大活躍。
後席にはテーブルやらスクリーンやらエアコン吹出し口があり、
わがままな娘達の希望に応えていましたよ。
塗装がだいぶやられてきましたが、今年の車検を乗り切りますよ(^^)
コメントへの返答
2022年4月27日 21:25
こんにちは。
個性あるデザインの面で仮にクサラピカソに端を発するとすれば、その後の初代C4ピカソもC4スペースツアラーも共通性がありますね。

元初代C4ピカソオーナーとしても、デザインはとても気に入っていました。初代を超える個性はないと思います。2代目よりも好みです。

初代と過ごした5年間は、子育て期でもあったので、よく活躍してくれました。子供たちもピカソ車内で楽しんでいたのは今となっては懐かしいです。

生産終了はとても残念なことですが、SUV人気には敵わないのでしょうね。これを機にC4スペースツアラーの良さが再認識されるべきと思います(^^;
2022年5月1日 21:06
時間差コメントにて失礼します。
ピカソ シリーズ、並べてみてみると、クサラピカソは確かに前衛的ですね。
そして、この記事を読んであらためて感じたのは、自分はやはりC4ピカソ1stが一番好きなデザインだなぁ、と。そして、リアのエアサス仕様も魅力です。
あくまで、個人的になんですけど。^ ^
コメントへの返答
2022年5月1日 21:35
こんにちは。
クサラの派生モデルとして登場したクサラピカソですが、クサラと似ているようでデザインはかなり前衛的であり革新的でもありますね。通常の5名乗車はハッチバックがあり、それでは飽き足らない顧客向けにクサラピカソをラインナップとして揃えたのかもしれません。

クサラピカソのデザインやコンセプトをそのまま引き継いだのが初代C4ピカソですね。装備面ではハイドロニューマチックをイメージさせるエアサスは乗り心地の面ではメリットを感じます。それなりのメインテナンスは必要としますけれどね(^_^;)

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「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
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