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今日は大阪ガスビルに用事があったので、せっかくだからと仲間と一緒にガスビル食堂でランチを取ることに。

御堂筋の開発と共に1933年に建てられた大阪ガスビルは当時の最先端であり、戦災による焼け野原の中も生き残り続けてきた貴重な建物。




その最上階にある食堂は、当時の洋食文化をリードしていたことをうかがわせる佇まいを残していました。

専用エレベーター



クロークと待合室



店内の様子





やはりデミグラスソースが自慢のようなので、ハヤシライスを注文。やや酸味がありながらも複雑な香味。目の前でバットでライスを皿に盛るという不思議なスタイルでしたが、ゆったりとした時間と共に他のメニューも試したくなります。




また、その3時間前に朝食代わりに訪れた平岡珈琲店は更に古く（1921年創業）、三代目を迎えて尚、創業時の珈琲と手作りドーナツを守り続けていました。






グァテマラベースのブレンドも、マスターがフライパンで焼くドーナツも、東京ならば倍の料金を取るであろう上質な味でした。

大阪の近代化の歴史を語れる店が、ひっそりと、しかしホンモノとして生き残り続けている姿に感銘を受けたのでした。

ごちそうさま。また訪れましょう。