デノンというメーカーはコンポとか見てもなかなかストイックな形のものを作っているような気がします。最近はマニア受けよりも売り上げ優先って風潮もある中で・・ここまでストイックなものに拘るにはやはり、ユーザーが頂点に上ろうとするところにまだまだ市場があるのだと思っているからなんでしょう。
今日ご紹介するDBP-2010もなかなかストイックな形ではありますね。
「デノンはブルーレイディスクプレーヤー DBP-2010を発売いたします。 DBP-2010はBD-Live、DivX HD、AVCREC、AVCHDといった映像機能に対応し、ブルーレイディスクの持つパフォーマンス性をフルに活用できます。Dolby TrueHD、DTS-HD Master AudioといったHDフォーマットの音声デコードにも対応。ピュア・オーディオ、AVサラウンドのトップブランドだからこそのこだわりを随所に持ったハイ・パフォーマンス・プレーヤーです。ブルーレイの高品位な世界を十分に、かつより身近にお楽しみいただけます。
【高音質・高画質を支える構造設計】
■ 防振構造の思想、ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション
ドライブ・メカや電源トランスといった振動の原因となるものをシャーシに直接配したり、フットの直近に配し不要な振動を大地に逃がすという設計手法をとっています。天板は2層構造として共振防いでいます。
■ 低重心を実現した新開発ドライブメカニズム
デノンのコンポーネントデザインの流れを受継ぐ、柔らかい曲線を活かしたアルミフロントパネルと、低重心化と重量バランスを考慮した新開発センターメカをシャーシにマウントしています。
■ 電磁気による相互干渉を防ぐ「5ブロック構造」
電源部、ドライブメカ、デジタル部、アナログビデオ部、オーディオ部と5つのセクションに内部構造を分離して互いの干渉による信号劣化を防いでいます。
【高音質・高画質設計】
■ オーディオ専用の回路構成。192kHz/24bitDAコンバーターをはじめ、実績のある高音質パーツを採用
オーディオ用の高音質コンデンサーなど実績のあるパーツを採用しています。出力端子のうちピンジャックは全て金メッキを施し、2chのアナログ出力端子は間隔を広く取り、高品位なケーブルの接続にも配慮しています。
■ Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audio 対応
最上位の音声フォーマットであるブルーレイディスクのHDフォーマットのデコーダーを搭載。HDMI端子からのビットストリーム出力とともに、アナログ7.1ch音声出力も装備。HDMI入力を持たないAVアンプ等でもHD音声の高品位なサラウンドサウンドをお楽しみいただけます。
■ 豊富なDVDライブリーをも高画質に再生するハイビット処理のビデオ回路採用
DVDのSD(480i)解像度をHD(1080p)解像度へ変換するスケーリング、インターレース方式からプログレッシブ方式へ変換するI/P変換において、フィルム素材、ビデオ素材でもピクセル単位で高速かつ的確に動作画像を検知、高精度に演算処理を行います。
■ 忠実な映像の再現を追求したアナログ/デジタル映像の回路の分離設計
■ SDコンテンツ(DVD)に効果を発揮する3次元デジタルノイズリダクション搭載
映像信号に混在する各ノイズをデジタル処理によって低減する3次元デジタルノイズリダクション(DNR)を搭載しています。MPEG圧縮のノイズリダクションとの組合せを選択でき、SDコンテンツにおいてノイズ感の少ない安定した画像をお楽しみいただけます。
■ 297MHz/12bitビデオDAC
高性能のビデオDACを搭載。ノイズ・シェーピング・ビデオ技術によりビデオ信号のノイズ成分を大幅に低減。微少レベルの映像信号の再現性を大きく向上させています。
■ フィルムの質感を最大限に引き出す1080/24p 出力機能搭載
BDに記録されたフィルムソースのリアルな映像を再現するために、1080/24p のHDMI 出力機能を搭載しています。1080/24p対応ディスプレイと組み合わせることにより、映画フィルムの質感を最大限に引き出すクオリティーの高い映像が再生されます。
■ ディスクコンテンツの解像度をそのままに出力する"HDMIソースダイレクト"機能
ディスクに記録されているコンテンツの解像度をそのままHDMI端子へ出力することで、上級グレードのAVアンプなどとの組合せにおいて、より高性能な映像処理を選択することができます。
■ HDMI Ver1.3a、1080/24p出力、Deep Color、x.v.Color対応
フィルムソースの映像を忠実に再現する1080/24pのHDMI出力に対応しています。また、Deep Color、x.v.Colorに対応したディスプレイとの接続で階調が豊かで、より自然な映像表現が可能です。
■ HDMIコントロール(Consumer Electronics Control)に対応
HDMIコントロールに対応したテレビやプレーヤーとHDMIケーブルによって接続すると、電源のオン/オフやファンクション切換、自動言語設定などの操作が可能です。
※ 対応メーカー:シャープ、パナソニック、東芝、日立、三菱。 接続する機器や設定によっては動作しない場合があります。」
・・・今日び105000円と言うプレーヤーとしては非常に高価な一品なんですが・・こだわりが全然違いますね。詳しい事は良く分かりませんがPS3とは比べ物にならないかもしれません。昔はフルサイズのコンポで20マソ位していたものが売れてましたが・・とにかく凄い数のボタンで・・ファンクションだけ考えると今のデジタル簡素化されたコンポなのかステレオなのか分からないものよりはずっと高性能のように感じてしまいます。
発売は8月下旬、安物に見られるような安価なトラブルはまず無いでしょう。拘りのモデルとして、末永く売れそうな気がします。デノンのコンポって昔からそうですから・・。