
日本では、セダンを買ってエアロを付けて・・・なんていう人種は絶滅危惧種になりつつあるのだが、海外ではまだまだそうした需要が多いようで、メーカーも、それをちゃ~んと知っていて、そうした需要に応えるべく、それなりのパーツを発表していたりする。
例えば、N17のラティオなんて、日本では売る気があるのか無いのか分からない状態なんだが、海外ではなかなか見てくれの良いアフターパーツのコンセプトを発表している。日産と言えばやはり「IMPUL」と「NISMO]でしょうと良い事で、
IMPUL伝統の!?出っ歯チックなフロントの造形。サイドも古典的な形状だ。
上が「IMPUL」で、下が「NISMO」だ。それぞれのアイデンティが感じられる造形で、押し出しと言う点では「IMPUL」かと言う感じがする。それでは、リアの造形はどうかと言うと、
リヤに関しても、サイドからの繋がりと言う点では「IMPUL」で、単純だが目新しい造形と言う点では「NISMO」だろう。
ノーマルのリヤパネルの下部のボリューム不足と、全体から見た面のストンと削がれた様な違和感を無くすために、その部分を広く覆ったエアロがどちらも特徴だろう。
G11シルフィのIMPULヴァージョン。これを視たら、アルメーラの造形がIMPULの伝統に基づいているんなぁと理解できるだろう。
反骨 IMPULは何を思ってシルフィをイジッたのか!?
⇒ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12446140/
どちらも、ノーマルの見てくれの悪さを補って、格好の良い造形になっている。
この二大巨匠の作品は、流石に長きに渡って日産車をモディファイしてきた実績がモノを言って、そして、両者のこれまでの個性を引き継ぎながら上手くまとめているのは流石としか言いようがないだろう。
しかし、二大巨匠と言えど、ウカウカしては居られないのだ!!
実をいうと、もうと言うか流石と言うか、こうしたエアロパーツは、すでに社外品も多く出ており、完成度の高いこれはというモノとしてはこんなモノがある。
フロントの造形で、彫が深くなり、やや単調な顔つきがグッとボリューミィになりいい感じだ。
リヤは比較的に大人しいが、パーツを大きめにして、ノーマルチックだが、安っぽさを払拭している。
それぞれのパーツの造形で、彫を深くして面の動きをダイナミックにしており、リヤの造形もノーマル然としているが、パーツの大型化やテールパイプの二本化で差別化を図っている。リヤの造形で、これは面白いと思ったのが、
明らかにレクサスの何某かに影響を受けた造形。知っている人が見ると、あからかにこれは・・・と思うのだが、それでも意外性と言う点では秀逸。
昔からのテールパイプは数が多い方がエライ!という文法を守りつつ、どっかで見たような・・・と思わせる造形が面白いモノだ。
セダンが売れないと言われて久しいが、それなら造る方も、カネをかけられない…と言う事で、宣伝も、売り方もいい加減になってしまったのだが、クルマは趣味性の高いモノ。もっと、少数でも面白みのあるものが欲しいという需要にも応えてくれる姿勢が無ければさらに、売れなくなるというスパイラルに陥るモンなんだが・・・・
海外での、勢いの良い外装関係の画像を見ていると、なんだか羨ましく思えて来たのは僕だけと感じた次第なのだ。
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Posted at
2014/05/18 05:33:40