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2008年11月28日

軽油 税金と相場に踊らされている軽油価格とは。。。

軽油 税金と相場に踊らされている軽油価格とは。。。 最近、とみに話題になっているのがガソリン価格の下落と、軽油価格が下がらない事だ。

以前は数十円の価格差で「軽油」が安かったモノだが、最近はどんどん価格差が無くなって数円しか安くない・・という実態になっている。

そもそも、ガソリンも軽油も同じプロセスから造られるので、本来は大きな価格差があってはならないのだが、そこは政治的な策略で課税額がガソリンより大幅に安くされて優遇されてきたのだ。

つまり、「軽油」はトラックやバスなどの物流に使われるクルマの消費が主体で、物流コストのアップを防ぐ為に政治的に税金が安くされてきたのだ。
一方ガソリンは、普通車などの一般消費者が使うものだから 「贅沢税」 という概念で高くされてきた。

その価格差は 約22円

原油から消費者に届くまでの税金の流れを、学生時代の帳面を見ながら造り直したのがTOPの画像なんだが、問題はさらに 「消費税」 がガソリンには掛けられて実は 「二重課税」 になっているという点も見逃せない問題だ。

そうそう「軽油」で意外に知られていないのが、自動車以外に使用する場合には、「軽油取引税」が免除されるのだ。
例えば、「農耕車」とか「船舶」に使う場合には、手続きは少々面倒だが「税金」を払わなくていいのだ。詳細は各都道府県の税金に関するHPを見て頂けると幸いだが、これを知らないと、払わなくてもいい「税金」を払うハメになるので注意が必要だ。。。(閑話休題)

この表を見ても、製造コストの差が無く「税金分」課税差を考えれば、今の「軽油」と「ガソリン」の小売価格差は、大いに疑問になるのは当然の問題だ。

しかも「原油」の取引相場は、下がる一方・・・・・

本来ならガソリンの価格が下がるのと同時に、「軽油」の価格も下がっていいのだが、そうでは無いのはなぜだろう??

今週、「めざましテレビ」でも、「軽油価格」が下がらない事を特集していたが、そこでは「軽油需要」が増えたから・・・と単純にまとめていたが、僕はさらに「軽油」が国際的な「相場取引」の材料になっている事も大きな要因では無いかと思っている。

意外に知られていないが、日本からもゾクゾクと「軽油」が海外に、それこそ流失しているのだ!!!

まったく石油の資源が無く、その大半どころか殆どを「輸入」に頼っている日本が何で??と思われるだろうが、ここ数年の経済成長の目覚しい「亜細亜地域」や「中国」では「軽油」の需要が鰻上りで、「軽油」の在庫がひっ迫しているのだ。

皆さんもご存知だろうが、ガソリンは地域でオクタン価など成分などの差が大きくて、あまり国際的に取引されていないが、「軽油」は無論セタン価などの違いはあるが、工業用などに使用するには支障が少ないので、「先物取引」として盛んに取引されている。

「亜細亜」などの消費が激増するに従って、「軽油」の国際相場も上がっており、今年の初頭には約110ドル/バレルだったものが、ここ数ヶ月は約170ドル/バレルと大幅に上がって、それが維持されて続けているのだ。

原油は、ニュースで盛んに伝えられる様に、現在は下がりに下がりまくっているというのにだ・・・・

ここでほんの少し前までのガソリン価格の高騰で、ガソリンの在庫が増えてきて、在庫がダブついている、すると需要と供給の関係で価格が下がるのと、原油価格の下落で、元値そのものが下がった為にさらにガソリン価格は下がるのに対して、「軽油」は価格が上がっても物流のニーズがあるために消費量はさして減らず、さらに国際相場が高値安定という事もあって、国内消費分以上に、儲けが期待できる海外に輸出されている関係で、「国際相場」に基づいた価格で小売価格も決定される為に、価格が下がらず、下がるガソリンに下がらない「軽油」価格が、いつの間にか 課税差¥22 を超えてしまったというのが実情だと考えている。

確かお隣韓国も、5月くらいからガソリンと「軽油」の価格が逆転して、大きな社会問題となってしまった事は記憶に新しい。。。

そう思えば、まだ「軽油」の方が安い日本はまだまだ「マシ」と言えようが、物流業界などは、現在の価格ではたまったものでは無いだろう。

クリーン・ディーゼルの登場などでようやく、日本でも効率の良いディーゼルが見直されてきたというのに、国際相場に影響されて「軽油」価格が上がり、さらに「硫黄分」の処理でコスト増が避けられない状況では、いつ日本もお隣の国のように「軽油」が「ガソリン」より高くなるのか!?

もはや国内だけでなく、世界の動きも目が離せない、そんな時代の流れが覿面に出たのが今の「軽油」価格なのかもしれない。。。


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Posted at 2008/11/29 20:13:26

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この記事へのコメント

2008年11月29日 21:05
 かつては北米でガソリン、欧州で軽油を消費してバランスがとれていたんでしょうけど、北米での景気後退とガソリン高(収束しましたが)でガソリンが余ってきているんでしょうね。
 今のような状態が続くと、ディーゼル乗用車に乗る「経済的な」メリットはほとんど無いことになります。エクストレイルやパジェロのディーゼルは悪い時期に投入されたもんですね。
コメントへの返答
2008年11月30日 0:54
僕の世代から「ディーゼル」の経済的なメリットがだんだんと縮小傾向なのは確かです。
最初は例の2L超でも税金が据え置かれていたのが廃止された事。

そして現在の軽油の高騰では経済的なメリットは皆無と言っていいかもしれません。

しかし、まだ「ディーゼル」には「環境に良い」というまさに時流にのったメリットがある事を見逃してはなりませんよね。

そういった点ももっと強調される様になると良いのですが。。。
2008年11月29日 23:09
どうもです。いやぁ、こういうことなんですね。勉強させてもらいました(笑)

原油価格の下落は流通市場への好材料かと思いきや…。流通輸送コストにまともに影響あるのは軽油ですし、農業コスト、漁業コストについても重油、軽油の影響が大きいですよね。この部分が好転しない限り、経済活動の好転(景気の向上)って見込めなさそうです。

車両本体価格の差を年間の走行距離にかかる燃料コストの差で補うことがメリットの一つである「ディーゼル車」ですが、いくら環境性能・動力性能が良くても燃料がガソリンと変わらないとなると、選ぶ積極性がかなり下がってしまいます。

個人的にはガソリン価格の下落は喜ばしい話ですが(栃木では110円切ったところもあるとか)、燃料に関する現状をちょっと広い視点で見るとそうそう喜んでもいられない、っていうことですね。。。
コメントへの返答
2008年11月30日 1:13
ディーゼル車のメリットは、元々熱効率の良さに起因する燃費の良さです。
それがさらに税制のお陰で倍々に経済メリットが強調されすぎたキライがあると思います。

そうした恩恵をベースに現在の経済活動が成り立っているので、それを急に改めろというのは難しいハナシですよね。

言われる様に、燃料代のコストメリットが減るとあえてディーゼルを・・・という考え方が衰退するのも止む得ないかもしれませんが、それでも環境負荷(排出ガス・燃費)の低さは、化石燃料を焚いて走るクルマにとって、大きなメリットと言えるでしょう。

ガソリン価格の下落と共に、もっとディーゼルの真のメリットを論議するべきだと思うのですが。。。

今回は燃料代についてブログしましたが、その裏でもっと色々な動きがるという事を皆さんにも伝わると・・そう思ったのですが、伝わったでしょうか。。。

少々不安でもありますねぇ。。
2008年11月29日 23:16
偶々この関係を書くのに見つけたサイトがあったんですが…。

http://eritokyo.jp/independent/California2008-oil2.html

 この人、そんなに今までの軽油の安さが気に食わないのなら、その事を物流関係に携わっている人に説明してあげて欲しいですねぇ。

 物流の基本は日本では完全にトラックが主流なので、欧米諸国と比べること自体おかしな話だと思うんですけどね。

 これって私の様な公共機関が乏しい田舎者に、「公共機関で通勤しましょう」と言っているのと同じですから。

 確かに今までのディーゼルは環境に対し、決して良いものではなかったんですけど、それも新型車導入でかなり抑えられてきたかと思うんですよね。

 でも、生産(農耕機械や船舶)から物流(トラックやディーゼル列車)にかけて全てを担っているディーゼルが環境によくないので単価を上げるべき、と言うのは単純過ぎて解決策になっていないと思うんですよね。

 まぁ、環境以外の面で今回の軽油の価格上昇は成り立っているみたいですけど、原油で駄目なら精製された軽油で儲けよう!なんてことを考える大馬鹿者は、リー○ンの様に破綻してしまえ!と常々思っています。
コメントへの返答
2008年12月2日 22:15
短絡的かもしれませんが、海外がそうだから日本のやり方は間違っている・・という思考はどうかと思います。

確かにグローバル化が叫ばれている事は百も承知ですが、適材適所、資源のある国と、そうでない国、国土の広い狭いなどなどを按配して、それでも不公平だというのなら良いのですが、そうでなければ単純な西洋被れとなってしまいますよね。。。

都会と言うものを、誤解を恐れずに「主流」と考えれば、どこかの論理も成り立ちますが、その主流より大多数がいる事も忘れてはならないと僕も思います。

さらに技術的な根拠も希薄ですね。

単純に構造でどうかと論じていますが、ガソリンだって同じ事、いまや周辺機器デヴァイス無しでは環境も燃費も良くない事を考えれば、ディーゼルもと思わないのでしょうかねぇ。。。
2008年11月29日 23:54
ディーゼル車に乗ることがないので値下がりしないことはあまり影響しなかったりしますが・・・
ちと気になっていたところです

そういう話があるんですね~

不正軽油が出回りそうですね
コメントへの返答
2008年12月2日 22:17
持たざる国が、持たざるモノを儲けの為に輸出している。。。

おかしいでしょ・・・

だからと言って「不正」はダメですよね。やっぱり。。。

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